「ガブキラァ‼︎」
基礎データ
全国図鑑 | No.0445 |
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シンオウ図鑑 | No.111 |
マウンテンカロス図鑑 | No.008 |
アローラ図鑑 | No.309 |
カンムリ雪原図鑑 | No.118 |
ヒスイ図鑑 | No.189 |
パルデア図鑑 | No.128 |
ローマ字表記 | Gaburias |
分類 | マッハポケモン |
タイプ | ドラゴン / じめん |
たかさ | 1.9m |
おもさ | 95.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | すながくれ / さめはだ(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう/ドラゴン |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | がぶり+Carcharodon carcharias(ホホジロザメの学名) | |
英語・スペイン語・イタリア語 | Garchomp | G(進化前との統一感)+chomp(噛み付く) |
ドイツ語 | Knakrack | gargantuan(巨大な・途方もない)+chomp(噛み付く)+Carcharodon carcharias(学名、ホホジロザメ) |
フランス語 | Carchacrok | Carcharodon carcharias(ホホジロザメの学名)+croquer(バリバリと食べる・噛み砕く) |
韓国語 | 한카리아스 | 한입(han'ip、一口)+Carcharodon carcharias(ホホジロザメの学名)+earth(英語で大地) |
中国語(簡体字) | 烈咬陆鲨 | 烈(liè、激しい)+咬(yǎo、噛む・齧る)+陆(lù、陸地)+鲨鱼(shā、サメ) |
中国語(繁体字) | 烈咬陸鯊 | 烈(liè、激しい)+咬(yǎo、噛む・齧る)+陸(lù、陸地)+鯊魚(shā、サメ) |
ロシア語 | Гарчомп | 英語名の音写 |
タイ語 | กาเบรียส | 日本語名の音写 |
進化
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)に初登場した、フカマルの最終進化系。
撞木鮫(しゅもくざめ)と獣脚類を合わせたような雄々しく、力強くもシャープな容姿を有したポケモン。ドラゴンとしては王道的なビジュアルではないかもしれないが、味があって格好良いと人気がある。
600族ドラゴンタイプの宿命で進化させるまでに手間はかかるが、初心者から上級者まで非常に活躍させやすいポケモンである。シンオウ地方のチャンピオンであるシロナも切り札として使用している等、その人気・実力は折紙付で高い。
一見飛行には向いていないような外見だが、体を折畳み、背中や両手に付いた鰭(ヒレ)の様な被膜を伸ばすことでジェット機のような体形となって、マッハのスピードで空を飛ぶことが可能(実際にパルデアの大穴周辺では高速で飛び回っている光景を目撃可能)。
加えて走力自体もかなり高く、地上でも負けず劣らずの素早さで動き回れる。
その勢いで鳥ポケモン等の群れへ突っ込み、丸呑みにしてしまう形で狩りを行う。ボーマンダと獲物を巡って空中戦を繰広げる場合もあるらしい。
また、微細なウロコ状の皮膚は現実の鮫肌と同様、接触した外敵を傷付けることでの牽制や、移動時の抵抗を軽減させる役割があり、飛行スピードの維持にも役立っている。
そのスピードは強力な攻撃能力にも転化され、高速移動中に発生したソニックブームは周囲の物体を切断してしまうほどの威力を有する。
しかし技としての「そらをとぶ」や「ソニックブーム」は一向に覚えない。でもサメだからかなみのりは覚える。
頭についた2つの突起も、現実のシュモクザメ同様センサーの役目を果たしており、遥か先の獲物の様子を感じ取る事が可能。
一方鮫モチーフでありながら、生息地は砂漠や岩山、荒野などの水気がない所が主であり、スナザメをイメージしているとの説もある。
フカマルの図鑑説明を元にすれば、元々はどこかの熱帯地方(アローラよりも暑いので赤道近辺だろうか)の出身であり、本来の生息地は火山帯にある洞窟とされている等、とことん寒さを嫌う体質であることが窺える。
そのためシンオウなどの北半球に生息しているものは"外来種"ということとなり、特にシンオウやガラルは寒冷地であるため、ある洞窟の深部にしか生息していない。
そんな地域のガブリアスは体が冷え切らない内に獲物を仕留め、速やかに住処へ戻るという工夫で日々を生き抜いている模様。
が、今よりも寒暖差が激しかったヒスイ地方(昔のシンオウ)では雪山にてオヤブンとして堂々と表に出る様子が確認可能。お前、寒さに弱いのか強いのかどっちなんだ…。
何はともあれ、これでフカマル族はシンオウ地方にはそれなりに昔から定着している種である事が判明した。一応同じ地方ではあるものの、ヒスイ地方からシンオウ地方になるまでにはヒスイのすがたのポケモンが全て居なくなり、ニューラに至っては全ての個体が脱リージョンするという大きな変化が間に挟まっていることが示唆されているため、その大きな変化の中でフカマル族の事情にも変化が起き、野外では暮らせなくなったのかもしれない。
フカマル時代からの共通点として、雄は背鰭に切り込みがあり、雌には切り込みがない(公式イラストは雌であるが、pixivの投稿イラストは雄の方が多い)。
ガバイトの色違いは鮮やかな青色であったのに対し、何故かガブリアスの色違いはほとんど全くといって良いほど変化がない。全身の色が変わってはいるのだが、通常色と見比べてようやくちょっと違うかなーという程度である。その反動か、メガシンカ時には一目で分かる派手な色へと変化する。
名前の由来は「がぶり(噛み付く擬音)」+「Carcharodon carcharias(ホホジロザメの学名)」。
ゲーム上の特徴
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
種族値 | 108 | 130 | 95 | 80 | 85 | 102 | 600 |
実はこのガブリアス、全ポケモンの中でも、最も美しい種族値配分と言われている。
具体的には…。
- 攻撃面としては、ほとんどの相手に等倍以上のダメージが通るドラゴン・じめんの複合タイプであり、攻撃種族値130からタイプ一致の高威力技をバンバン繰り出せる。「じしん」が効かない相手には「げきりん」、「げきりん」が効かない相手には「じしん」と、2つの技の相性補完がこの上なく優れている。これら双方の技を半減以下に抑えることのできるポケモンは少ない(エアームドやエルフーンなど)。それら数少ないポケモンでさえも、大体はサブウェポンで弱点を突くことが可能。-おまけに、ただでさえ高い火力を増強する手段として「つるぎのまい」も使用できる。
- 第4世代から第5世代にかけてはクレセリアも多く、それらに刺さることから「かみくだく」も使われた。なぜ「げきりん」ゴリ押しではダメかというと、目ぼしい型ではHB特化のクレセリアとの対面で倒し切る前にこんらんデメリットが発動するため。
- 耐久面としては、HP種族値が108、物理防御が95、特殊防御が85ある。その水準は、遅い代わりに耐久が多めに振られているポケモンと十分タメを張れるほど。具体的な例を上げると、あくまで種族値上の話ではあるが、ローブシンを微妙に上回る物理耐久、ランクルスと同等の特殊耐久なのである。「素早いポケモンは耐久が低い」という常識を打ち破る耐久性能を持っている。不一致のめざめるパワー氷くらいなら普通に耐える。
- 個体値V時のHPは無振りで183。丁度8n-1のため、てつのトゲややどりぎのタネ等の定数ダメージが最小となる。そのため6振りはH以外に回した方が良いとされる。
- 特殊アタッカーと比較すれば相対的に低いとは言え特攻種族値も80あり、主に利用される特殊技の「だいもんじ」の威力の高さや、その「だいもんじ」を撃ちたい相手の多くが防御に依存していて特防がお粗末という点から、決して無駄なステータスではない。他のドラゴンとのタイマンや物理受け対策として、「りゅうせいぐん」を入れた二刀流が採用されることもある。
- ただし、特殊技の選択肢自体は少ないため完全な特殊型にするのはかなり難しい。じめん技と差別化が厳しいなみのりすら普通に選択肢に入ってしまう。
- そして、最大の目玉は素早さ種族値102。激戦区である素早さ種族値100のポケモンをわずかに2上回るという何とも絶妙な速さになっている。第6世代に入り、大幅な強化手段であるメガシンカを習得したポケモンがどっと増えたが、その中でも素早さ種族値102を超えるポケモンは決して多くない。つまり、強大なメガシンカポケモンを相手にしても先手が打てる可能性があるという訳だ。「こだわりスカーフ」を持たせればほとんどの相手を上から叩くことが可能。要はガブリアスの強さはこの絶妙な値の素早さにあると言っても過言ではない。
- 同時に弱点もこおり(4倍弱点)、ドラゴン、フェアリーと少なく前述の素早さとじめん技の弱点の突きやすさなどを考慮しても、600族の中でも初心者が使いやすいポケモンとなっている。ただし、耐性もほのお・いわ・どく・でんき(無効)と薄く、交代技も覚えないため受けは意外と平凡。
- 一方、攻撃・素早さを同時に上げる「りゅうのまい」は覚えない。ドラゴンタイプではもはやお馴染みのこの補助技、流石にガブリアスに与えるとゲームバランスが崩壊しかねないとゲーフリは判断したのだろうか(ちなみに同タイプの他の2匹は覚える)。
また、腕先端には爪しかないため拳を用いた技は一切覚えられない。それに加えて、分類に反して「こうそくいどう」や先制技も一切覚えない。ここまで来ると分類を見直した方が良いのではなかろうか。
特性
- 通常特性は「すながくれ」。
- 天候が「すなあらし」時に発動し、発動中は相手の技命中率を2割減させるため、技を思うように当てられず鬱陶しいことこの上ない。持ち物「ひかりのこな」(相手の命中率を1割減)と組合わせれば命中100の技も「かみなり」などとほぼ同等の72まで落ち込んでしまう。
- この間に「みがわり」を連打し、相手の攻撃が外れた所で「つるぎのまい」を積み、上がった攻撃力で全抜きを目指すのが通称「粉ガブ」「砂ガブ」である。
- このガブリアスとセットで使われるのは「でんじは」と「きあいのタスキ」を持ったバンギラスが主で、すなあらしがターン無制限だった第5世代までは、害悪戦術の一つとして挙げられるほどの凶悪なコンビであった。
- だが第6世代以降天候の持続ターン数が制限されたことでこの戦術は鳴りを潜めた。
- 隠れ特性は「さめはだ」
弱点
- こおりタイプ技が4倍ダメージ。
第6世代
- ドラゴンタイプそのもののメタとしてフェアリータイプが登場。フェアリータイプはドラゴンタイプの技を完全に無効化してしまう。その一方、フェアリータイプの技はドラゴンタイプに効果抜群である。
- 天敵フェアリータイプの登場でドラゴンタイプが逆風を受ける中、ガブリアスは恐るべき力を手にして帰って来た。そう、メガシンカである。
- 詳しくはメガガブリアスのページを参照して貰いたいが、ガブリアスとは似て非なる戦術を必要とするポケモンである。同じポケモンとして運用しようとすると感覚が狂うこと間違いなし。
- 一方、メガシンカせずに戦いを挑む場合にはどうであったかというと…ぶっちゃけ強かった。
- この世代ではレーティングバトルXYリーグ・ORASリーグ全シーズンにおいてシングル使用率1位を記録し、使用率1位を特等席とした。
- トリプルバトルでも雨パ、晴れパ、メガガルーラやメガリザードンX・Yなどの100族にまとめて強い枠として活躍し、変にギミックに拘らず「こだわりハチマキ」を持たせて雑に使っても強かった。
- しかし、続く第7世代にて、ガブリアスはフェアリータイプ追加によるそれよりも遥かに苛烈な逆風に晒されることとなる……
第7世代
- 当初はポケモン自体が300種類+αしかおらず、カプ及びテッカグヤとの相性が優れていたため一向に数が減らず、やはり今回もガブリアスがトップメタを大驀進するものと思われていた(実際第7世代のシーズン1では同作で初登場のカプ神の名前をもじってレートの守り神ガブ・リアスとまで呼ばれてしまう程) 。
- ところが環境が煮詰まり、様々な地方よりポケモンがやって来て800種類近いポケモンが戦い合う環境が完成すると、その評価に陰りを見せることとなった。
- その主な理由は、
- ガブリアスの欠点が明確に表れるようになってしまった結果、2017年1月20日で首位より陥落し、その後も落ち方は留まらずランドロスやボーマンダ、マンムーにも抜かれ2017年7月現在は何と2桁に突入してしまった。そして長らくガブリアスの特等席であった1位にはミミッキュが居座り続けている。
- そしてUSUMが発売されたが、改善どころか更に落ちる羽目に。ここに来て「どうせ抜けないからSは気にしない」の代表格とも言えるカバルドンが大躍進。ガブリアスに代わって総合第4位にまでのし上がってきたのである。
- ランドロスに至ってはさらに数を増やし、あろうことかミミッキュさえ抑え込んで総合1位に。
- 環境が変化したにもかかわらず全くといって良い程強化されなかった(強いていえば「じだんだ」と「とぎすます」が来た位)結果、遂にガブリアスの順位は初発表時で総合20位にまでランクダウン。現状さらに順位低下が進んでいる。シングルの順位だけで踏ん張っているともいわれる程。言葉通り「ガブリアスを中心に回る環境」は終焉を迎え、その役目をミミッキュが引き継いだのであった。
- 実をいうと周りの強化がこのポケモンに刺さるものであったのであって、こいつ自身に直接的な弱体化は入ってなかったりする。元々腐りにくく安定してなおかつ壊れではないステータスが好まれる理由であり、6世代ではあのメガガルーラにも何かしらできるという重要すぎる部分もあった。
- 事実長らくトップメタにいたにもかかわらず批判はあまりなく、ゲームバランスを保っている意味での高使用率を獲得していたポケモンといえ、使用率が高かったからといい軽々と即腐らせるような弱体化はせずガブリアス自身のスペックそのものは保ちつつ環境を変化させたのは、調整としては成功といえる。(それを考えればいかに第6世代のこいつらが異常であったかが分かるであろう……)。
- USUM期辺りより徐々に「ステルスロック」起点作り型として使用されるようになった。初登場のDP期の感覚でいうと「起点作り型として使うなどとんでもない!」という意見が聞かれるかもしれないが、当時は生半可なスペックのポケモンは他種族劣化を承知で起点作り型として使用した方が実用性を保てるスペックインフレ時代であったため、致し方ない部分もあった。
第8世代
- 実際、素早さが上げられないというのはガブリアスにとって(悪い意味で)大きく、ガブより速いポケモンがUSUM以上に増えた事や、未だ健在のミミッキュ、アシレーヌに新たに解禁されたレヒレに弱体化こそ喰らったもののまだまだ現役の鶏や蝶といったフェアリーがかなり重くのしかかっている。上で述べた通りガラルマタドガスは、特性がふゆうだと一致技がどちらも無効と最悪の天敵。
- おまけに第8世代は空前絶後のダイジェット環境。
どいつもこいつもさも当然のようにガブを抜きに回って来る。そして先述の通り、ガブリアスの耐性は決していいものではない。素早さという強みを失って徹底的に受けへ回ってしまうと、ガブリアスと言うポケモンはまともに活躍できなくなってしまうのである。酷い時にはステロ撒いて終わりなんてことも……。
- さらに、教え技として「トリプルアクセル」までもが追加。そのせいで、きあいのタスキが全く意味を成さない。命中判定が1発ごとに行われるのが救いだが、それでもトリプルアクセルを覚えるポケモンは常に警戒しなければならない程である。
- ただ「めざめるパワーが廃止された事で、不意の4倍弱点で沈むことは少なくなった※」(※ただし同じくこおり4倍弱点、かつダイジェットが打てるランドロス(れいじゅうフォルム)もこの恩恵を受けるため、ランドロスに対するアドバンテージとはなり得ない。)
- 「ダイマックスとの相性も良好(技や持ち物によってはもうミミッキュでも止まらない)」ということもあってそこまで極端な落ち方はせず、シングルバトルの使用率で30位以内に入るか入らないかといった位置にいる。厳密に言うと一時は初の30位圏外落ちとなっていたが、その後戻って来た。サンダーが使用率トップに立った影響を受けて再評価されて来たのである。
- シーズン18
- 禁止伝説使用可能期間が終了した次のシーズンだがここに来て順位が急上昇。サンダーの件等もあるが、この頃になると多くのプレイヤーが「げきりん」がいらないことに気付き始める。「スケイルショット」で素早さを上げた後はダイマックスさせて無双させるから「ダイドラグーン」用ドラゴン技は「スケイルショット」で十分。と半分開き直った感覚で技構成を一新。これにより空いたスペースに小技を入れやすくなり、使い勝手が大幅に向上。持ち物も昔の様にスカーフやタスキの2強の様なことがなくなり、現在は10位前後まで上り詰めている。
- ただ、ドラゴン技をスケイルショットにすることでかつての様に高火力のドラゴン技で押し切るという闘い方は不可能に近くなっており、サブウェポンの存在が最も重要視されるようになった。
- 因みに幻や禁止伝説を無制限で使用可能な剣盾ランクバトルシリーズ13のシングルバトルでは使用率は30位台を推移し、「こらえる」クッション型が一定数使われた。
BDSP
- 環境完全復帰。
第9世代
「スケイルショット」を没収されてしまったが、実用的な技として「まきびし」、「かみなりのキバ」、「アクアブレイク」を習得。また、テラスタル実装によって4倍弱点を継続的に消せるようになった。
しかし、逆にいえば相手の「テラバースト」こおりで役割破壊されやすくなったともいえるため、こちらもテラスタルを切らなければ逆に落とされる危険性も高くなっている。
自身のタイプいずれか一方をテラスタイプにする他、こおりタイプや後述のイッカネズミ・サーフゴーに対する措置としてテラスタイプをはがねタイプやほのおタイプとするケースもある。
強さの根本である恵まれた種族値の代償であった4倍弱点がなくなったらどうなるのかはお察しの通りであり、準伝説やパラドックスポケモンが使用不可能なシリーズ1環境(いわゆる初期環境)では実戦上ドラパルト、マスカーニャに次ぐ3位となる素早さを活かしたアタッカーとして活躍している。恵まれた種族値の暴力が今回はさらに強化された状態で猛威を振るうこととなった。
初期環境ではじめんタイプのアタッカーの競合の少なさが躍進要因となっていた。初期環境に明確な不利がマリルリ程度しかいないのも有利に働いていた。
この世代では「つるぎのまい」崩し型、「ステルスロック」「まきびし」両採用の起点作り型、その2つに加えて「じならし」「ドラゴンテール」で技の4枠を全て埋めて通常打点を全カットしたわんぱくHBベース型、キョジオーンの「しおづけ」や一定数のポケモンが用いる「でんきだま」+「なげつける」に強い「おんみつマント」型、ほぼHB特化の「レッドカード」型など、崩し型を除けばパワーとスピードを捨てた型が目立つ。
パラドックスポケモンが追加されると、素早さ競争に参加できるようにした「こだわりスカーフ」型、対面性能を高めた「きあいのタスキ」型などが増えた。その後も、仮想敵や不利対面が新しく登場する度、サブウエポンや不一致テラスタル、不一致「テラバースト」を使いこなして環境に喰らいついた。
シーズン10途中に追加されたDLC「碧の仮面」で「スケイルショット」が解禁。
同時にオーガポンが環境に追加され、そちらが仮想敵となった。多少の読み合い要素はあるが対面勝ちできる場合がそこそこある上に、素の耐性が炎型や岩型に対して総合的に有利である。
ところが新レギュレーションに変わったシーズン18になると一転、コライドンやミライドンを始めとするドラゴン禁止級伝説やその対策としてのフェアリーテラスタルが激増。シーズン17では30位台であったのが現在は70 - 80位台まで落ちている。使用率だけ見ればマイナーポケモンに転落したといって良い状況となっている。
その超パワーと超スピードで自身の椅子を奪っていた伝説のポケモン、パラドックスポケモンが不在のレギュレーションHでは、環境上位に復帰。ただ、初期環境に存在しなかったブリジュラスは厄介で、安易に「りゅうせいぐん」対策といってはがねテラスタルを切ると「ボディプレス」が抜群で通り、かといってフェアリーテラスタルを切ると「ラスターカノン」が刺さり、非常に油断ならない。
シーズン22最終1位構築には、往年の王道型である「こだわりハチマキ」型がエントリーされている。シーズン24最終1位にはこの世代から王道となった、テラスタルがフェアリーで持ち物が「オボンのみ」の「ステルスロック」「まきびし」両採用型が残っている。
このレギュレーションではあまりに浮いていないはがねにひこうテラスタルで包囲されたため、しだいにでんきテラスタルを切って「テラバースト(でんき)」で切り返す型もそれなりに見られるように。
- 勿論対戦だけではなく、旅パの一員としてもその力を遺憾なく発揮してくれる。序盤で捕獲可能なフカマルを育てるか洞窟などに生息するガバイトを進化させれば相手がフェアリータイプやこおりタイプのエキスパートでない限りはかなり楽に勝ち進めるようになる(そもそも後者はテラスタルすれば4倍弱点を踏み倒せるので容易にゴリ押し可能)。
- また、レベル差があればフェアリーには「アイアンヘッド」や「どくづき」、こおりには「かわらわり」や「ストーンエッジ」といった強力なサブウェポンで押し通るという戦法も可能。さらに「剣盾」や「LEGENDSアルセウス」より引続き野生や固定シンボルとしても遭遇できるのでリーグバッジさえ集め終われば強力な個体をそのまま四天王戦やチャンピオン戦で使用するといったことも可能。特にレベル65で出現する水テラスタルの固定シンボル個体は強力なのでオススメ。
- DLC『藍の円盤』ではクリア後のゼロ大空洞の隠し洞窟でステラテラスタイプのガブリアスが出現する。Lvは80。こちらもストーリーで出て来た他のステラテラスタイプの野生ポケモンと同じくゲットできないが、倒すと道中で塞がれていた場所が開放され、ステラテラピースを除く18タイプのテラピースを入手可能。
ダブルでは
- ダブル・トリプルとなると登場当初よりあまり使い勝手が良くなかったりする。
- かつてはバンギラスやカバルドンと組んで砂パ構築にして活躍させることもできたが、ターン制限によってこの戦法も使いづらくなった。加えて第5世代後半以降トップメタにランドロスが君臨しているため、流石に上位トップ10に入り込むのは難しい。何の因果かこいつがガブリアスの苦手な「いかく」を持っている始末。ランドロスがいないルールであれば他のじめんタイプの選択肢に乏しいせいか投入されることも少なくなかったりするが。
- 第7世代
- Zワザ登場で「じしん」のデメリットを一度だけなら解消できるようになり、今までよりはマシな動きを取れるようになった。ダブルでの単体じしんといえるじだんだを入れる余裕もありはする。
- 使用ポケモンやメガシンカが制限されていた時期は高い使用率を誇っており、WCSルールではベスト3に食い込んだほど。上記「ランドロスがいなければ選ばれる」の法則そのままである。だがこれもWCS2018のルールが「アローラマーク付きなら禁止伝説・幻以外何でもOK」となったため、こちらでも圏外となる程数を減らした。
- 第9世代
- レギュレーションHでは最初からそれなりに高い使用率であったが、シーズン23にオオニューラがトップメタに立つとそちらに強い枠としてトップメタの一角に躍り出た。
LEGENDSアルセウス
- オンライン対戦がないため、その存在感はストーリーの道中で確認することとなる。
- 人とポケモンがまだ分かり合えていない時代であるため、現実でいうヌシなどに通ずるオヤブンなる個体が凍土で登場。ただでさえ体格があるガブリアスが見上げるほどの巨体で登場するため度肝を抜くだろう。しかも野生のオヤブンのステータスはすさまじい補正が掛かっており、そんな強個体といきなりLv.85という野生ポケモンとしてはトップクラスの強さで出会ってしまうのだから冷や汗ものである。まさに大親分ならぬ大オヤブン。
- 逃げることはもちろん戦うこともエサで気を引いて捕獲することも可能だが、どちらも難易度が高く、どちらも達成できることはある種の勲章と考えて良いだろう。
- さて、中盤でフカマル・ガバイトを手に入れて意気揚々とガブリアスに進化させ、いざ旅パに加えようとしたプレイヤーは目を疑ったことだろう。
覚える技が実質的に減っている。
- 今作LEGENDSアルセウスでは一部の技の仕様や威力・命中率が変更され、範囲技に至ってはごっそり削除されるなどしており、結果としてガブリアスは生命線だったタイプ一致「じしん」とサブ候補の「なみのり」を失った。
- しかし地面の物理技は「10まんばりき」や新技「ぶちかまし」がしっかり登場しており、威力も高いじゃないか!そう望みをかけてレベルアップや技の伝授で発動させようとするが・・・いつになっても覚えない。
- そう、物理主体のガブリアスが「ぶちかまし」も「10まんばりき」も覚えないのである。
- ガブリアスが覚える最高威力の地面技は特殊攻撃の「だいちのちから」。お得意の「げきりん」は仕様変更&実質的な弱体化を受け、まともなタイプ一致物理技は「ドラゴンクロー」と「じならし」に絞られる。一見すると「メイン火力が軒並み弱体化の煽りを受けたことで妙に力不足」というなんともパッとしない印象となってしまったが、実は今作のシステムに完璧に噛み合った性能となっている。
- まず火力面についてだが、レジェンズのダメージ計算式は攻撃・特攻の数値の影響が本編と比べて非常に小さく、実質死にステータスといっても過言ではない。
- さらに本編では威力100以上の技のみがほぼ全て下方修正された一方で、元から威力80で特にデメリットもない「ドラゴンクロー」や「だいちのちから」等の中威力の技は据置となったことで、技威力の面でもそれほど遅れは取っていない。
- 「じならし」は威力60と強いとも弱いとも言えない攻撃だが、相手の行動順を遅らせる効果がある。相手ポケモンが一定以上の素早さならば影響が出ないケースがあるものの、それでも早業等と組み合わせればガブリアス側が連続行動できるようになるくらいには強力な補正がかかる。これをじめんタイプ最速で撃てるのがガブリアスのすごいところ。実質威力75(本作のタイプ一致補正は1.25倍になっている)かつ相手の順番を遅らせる攻撃をお得意の素早さで連発して圧殺するというレジェンズでは最適解の戦法が可能となっている。
- ヒスイ地方のじめんタイプはガチグマやドダイトス、カバルドンなど非常に鈍足なポケモンが多数を占めるため、この時点でガブリアスは相当なアドバンテージを持っているのである。
- 当然ひこうタイプにはじめん技が無効化されてしまうが、いわ技の「いわなだれ」で対処可能な上にこの技も相手の行動順を遅らせる効果があるのでここでも高い素早さの恩恵を受けられる。
- また本作では耐久面でもガブリアスに味方している仕様がある。特に相変わらずのこおりタイプに非常に弱い点が挙げられるが、レジェンズの2重弱点は4倍ダメージではなく2.5倍止まりであるため、ガブリアスの持ち前の高い耐久なら意外と耐えてしまうことが多い(苦手なタイプであることには変わりないが)。
- ここまで良いとこ尽くしなガブリアスの性能であるが、積み技を1つも覚えないという致命的な欠点があることには注意しなければならない。レジェンズで非常に強力な積み技と化した「ビルドアップ」や「めいそう」は勿論覚えず、これまでの作品で使用できたはずの「つるぎのまい」すら没収されているので、自己強化技が本当に全くないのである。このせいで積み技を使って耐久と行動順を強化してくる相手にはジリ貧になることがある。
- 逆にいえば、弱点相手にも打たれ強く、「10まんばりき」・「ぶちかまし」・「ギガインパクト」などの高威力技で状況をひっくり返すのが得意なのが先述のガチグマやカバルドンの強みであるため、そうした運用上の住み分けはしっかりできている。
- シナリオ攻略では中盤以降に分かりやすい場所でフカマルやガバイトが出て来るので捕まえやすく、この時点で頼りになりやすいが、純白の凍土ではレベル85という他の有象無象のポケモンとは一線を隔す強さのオヤブンガブリアスが出現する。捕獲は非常に困難だが、終盤 - クリア後まで無双可能なスペックがあるので是非捕まえておきたいところ。
使用トレーナー
ゲーム版
- シロナ:シンオウチャンピオン
- ゲン:ポケモントレーナー※1
- ワタル:ジョウトチャンピオン※2
- イブキ:ジムリーダー(ジョウト)※3
- サカキ:ジムリーダー(カントー)※3
- バンジロウ:ボストレーナー
- ミツル:ORASライバル
- リュウキ:ポケモントレーナー
- ウォロ:ポケモン使い
- トラヴィス:グリーンリーグリーグマスター(ポッ拳)
※1:バトルタワー
※2:HGSSの強化後。
※3:PWT
※4:ブラック2・黒の摩天楼戦。
アニメ版
漫画版
- シロナ(ポケスペ)
- トキ(トライアドベンチャー)
- ナズナのパパ(快盗!ポケモン7)
- コージ(ポケモン竜王伝)
番外作品
『ポケモンGO』
- 2019年5月18日に実装された。
- 進化前のフカマルが予想以上にレアで、出現率はヨーギラスやメリープ等の一般レア枠よりも遥かに下。大体ダンバルくらいの出現率で、ミニリュウの件もあってか巣が存在せず、1週間単位で探し回る必要すらある(それでも必ず見付かるという保証はない)ほど。ガバイトも非常に低確率ながら野生で出現する。
- タマゴも10kmかイベントの7㎞に設定されている他、「GO Fest2020」までは系統揃ってレイドボスやフィールドリサーチのリワードに選ばれたことすらなかった。
- その後各種イベントにおいて幾つか救済措置が取られた(詳細はフカマルの記事を参照)後、2021年6月6日に開催されたコミュニティ・デイのターゲットにフカマルが選ばれたことでようやく安定した育成環境の下地が整うこととなった。
- 肝心の性能はやはり強力で、CPもバンギラスを上回る高水準、技も扱いやすいものが揃っており、初心者でも取り回しやすい。
- 習得技は、通常技に「マッドショット」「ドラゴンテール」、ゲージ技に「じしん」「げきりん」「だいもんじ」「すなじごく」そして限定技の「だいちのちから」と中々のラインナップとなっている。手に入れさえすればカイリュー同様の突破力を見せ、技開放まで持って行ければじめん複合でメタグロスやボスゴドラ等でも止まらないため、状況によってはカイリュー以上の高性能ポケモンとして活躍が見込める。特に「マッドショット」+「だいちのちから」のコンボは、グラードンやランドロス(れいじゅう)の「マッドショット」+「じしん」と同等以上という凄まじい火力を発揮する。文句なしで今作におけるじめんタイプ最強ポケモンの一角といえる。
- じめんとドラゴンの複合であるため、いうまでもないが、でんきタイプ相手には滅法強い。攻撃力が異常なまでに上昇したシャドウポケモンが相手でも通常技であればかすり傷程度のダメージしか受けず、ゲージ技を受けても大したダメージとはならないため、しぶとく、粘り強く戦うことが可能。一方でこおり技が二重弱点となっているのには注意。
- その高いCPを活かしてジム防衛で見掛ける場合もある。バンギラスと異なって弱点も少なくかくとうタイプの技で抜群を取られないが、カイリューと違ってかくとう・じめんの一貫は切れずこおりタイプの技を受けるとあっさり突破される。そのため、バンギラスほどではないがジム防衛はオススメできない。同じ高CPのじめんタイプにしても、ジム防衛はカバルドンに任せて素直にジム・レイド攻略に専念させてあげよう。
- ちなみにトレーナーバトルでは「すなじごく」を除いてゲージ技の発動が遅めなのが気掛かり。その「すなじごく」も技単体の威力がトレーナーバトルでは25と非常に低く設定されているために、「じしん」や「だいちのちから」と比べると相手を倒すのに時間が掛かってしまうのが難点である。
- ただ、「すなじごく」は、確定で相手の防御を一段階下げるという凶悪な追加効果がある上に、小出しにしやすいこともあって、使い勝手自体はそこまで悪くはない。
- 防御を下げて後続のための起点としても十分活用できる他、GOロケット団とのバトルでもリーダーやサカキとの対戦で相手にシールド展開を要求可能。かくとう技の「グロウパンチ」と似た感覚で使えるであろう(ただし、あくまで相手に効果をかける技であるため交代されるとせっかくのデバフを帳消しにされてしまう点には注意)。相手を倒す技ではなく、相手を弱らせて仕留めやすくする技と割り切るべきであろう。
- トレーナーバトルでのガブリアスは、その獰猛そうな外見に反して、相手をジワジワ弱らせて行く嫌らしい戦法を得意とするキャラクターになっているといえる。
- そして、2023年11月のメガレイドデイにて遂に実装された。詳細は「メガガブリアス」の記事を参照。
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 「本編で強いポケモンほど外伝では微妙」という法則を体現してしまったポケモン。特に『探検隊』シリーズで顕著で、「身に着けられるかしこさが探検向きでない」「使い勝手のいい技が少ない」「専用アイテムでこおり弱点ケアができない」という有様。そして何より「これらを全てクリアした同タイプのフライゴンがいる」のが悲惨極まりない。レベル1ダンジョンであればそれなりに活躍が見込めるようなので、まだ救われている方ではあるが。
- 『超』においては「だいちのちから」を習得できるようになったため探検隊よりはマシなものの、タマゴ技が無くなった関係で「りゅうのいぶき」を習得できなくなった他、「だいちのちから」をノーコストで習得できるフライゴンの方がやはり扱いやすい。
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』
- 2016年3月発売のWiiU版より参戦。
- 近距離戦を得意とするパワータイプ。一部鉄拳のブライアン・フューリーの技を引用している。突進系の技が多く、中距離から一気に距離を詰めて戦うのが得意。相手の攻撃を「あなをほる」で避けつつ奇襲をしかけたり、走り強攻撃をガードさせてフレーム有利を取ったり、キャンセルでフェイントをかけることも可能。ブロック攻撃の「ストーンエッジ」により切り返し能力も高い。
- 反面まともな飛び道具を持たないため遠距離での撃ち合いは苦手で、対空技のリターンも小さく、空中から攻めてくる相手にリスクを負わせづらい。また被ガードで反撃確定の技が多いため、近接型でありながらターン継続が難しい。闇雲に技を振るうのではなく、キャンセル行動を交えて相手の裏をかいていきたい。
- 共鳴バーストを発動するとメガガブリアスにメガシンカする。バーストアタックは猛烈な勢いで暴れ回る「大逆鱗クラッシュ」。出始めにひるみ耐性があるため強引に発動させやすく、さらに最後までガードさせると確定でガードクラッシュを起こせる。が、クラッシュさせてなお反撃確定なうえ、(タイミングはシビアだが)バックステップでガードブレイク部分を回避できてしまうため使い所が難しい。
『ポケモンユナイト』
- ポケモンUNITEでもプレイアブルキャラの一体として登場。バランス型の近接タイプ。
- わざはじならし→じしん/ドラゴンクロー、すなかけ→あなをほる/ドラゴンダイブ。
- ユナイトわざは「どはつてんラッシュ」。
- フカマル→ガバイト→ガブリアスと原作同様に進化していくのだが成長の遅さも原作通り据え置きであり、ガブリアスまではLv10までかかってしまう。
- さらに初期技がどちらも貧弱で移動技も遠距離技もなく、序盤は滅法弱い。上下レーンに行くよりは中央エリアを回り野生ポケモンを狩ってファームし耐え忍ぶ方がオススメ。
- 進化してわざが成長してからがこのポケモンの本領発揮。強力な移動技と自慢の攻撃力で敵陣に切り込み荒らし回ることが出来る。ドラゴンポケモンらしい典型的なレイトキャリー(晩成型)のポケモンと言えよう。
アニポケ.シリーズ
第3シリーズ・ダイヤモンド&パール
詳細は当記事にて
- その他
- 本編:91話
- 劇場版ギラティナと氷空の花束シェイミ
第5シリーズ・XY
- プラターヌ博士のガブリアス
XYではプラターヌ博士のポケモンのガブリアスが登場。性別は背鰭に切れ込みがないことからメス。優しく気のいい性格で、傷ついたケロマツを心配したり、ユリーカに撫でられて喜んだり、ロケット団のメカから身を挺してポケモンを庇ったりしていた。
過去フカマルの時にアランが保護したポケモンで、その時は警戒して荒れていたがプラターヌ博士の愛情と優しさのおかげで心を開くようになり、そのおかげで現在の性格にもなった。
第2話ではケロマツを庇ってロケット団のメカに取り憑かれ暴走して暴れ回るが、サトシ達の活躍によって救出された。ちなみにこの出来事の中継が間接的にサトシとセレナの再会につながった。
第68話では発見されたガブリアスナイトに興味を持つが、メガシンカを狙うロケット団にメガストーン・キーストーンと共に連れ去られるもプラターヌ博士の絆とバシャーモ仮面の助力のお陰で危機を脱しメガシンカを果たしてロケット団を撃退した。
フラダリとの最終決戦でもメガガブリアスとなってダイゴのメタグロスとカルネのサーナイトと肩を並べてサトシとアランを援護している。
- ルイのガブの字
特別編『最強メガシンカ』で、歌舞伎風トレーナールイのパートナーとして登場。首にメガストーンの付いた数珠をかけている。
アランのメガリザードンXと対戦し、メガガブリアスにメガシンカさせて善戦するも敗北。その後本編XY&Zに再登場し、厳しい修行を積んで再戦したものの、さらに成長したアランの前に大敗する。
- 劇場版
- 本編:39話(映像)
- 劇場版:破壊の繭とディアンシー
第6シリーズ・サン&ムーン
- サトシのライドポケモン
ウルトラビーストからアローラを守るためにサトシを中心に結成されたウルトラガーディアンズのライドポケモンとして準レギュラー扱いで登場。サトシを乗せている。その気になれば雪山にも登れるが、本人曰く「鮫肌が立ってしまう」らしい。
第7シリーズ
- 第2話:ルギアとのレイドバトルに参加していたモブの手持ちで登場。
- 第22話:イメージで登場。
- シンジのガブリアス
新無印にてオーキド研究所でのサトシとのバトルで登場。性別はヒレに切れ込みがあるので♂。シロナ戦を想定して繰り出されたポケモンであり、二番手としてカイリューと対戦。互いに「ドラゴンクロー」を使用した接近戦では互角だったものの、遠距離からの「ストーンエッジ」と「りゅうせいぐん」で大ダメージを与える。サトシのひらめきで「りゅうせいぐん」を纏ったカイリューが突撃してくるが居合いの構えでの「ドラゴンクロー」によるカウンターで退け、勝利した。
第8シリーズ
余談
余談だが、飛行機とサメは切っても切れない関係にある。乗り物の前部にある突起物のことをシャークノーズというが、このシャークノーズ部分に絵を描く文化『ノーズアート』がある。ここにサメの顔を描いたものも多く存在し「シャークマウス」と呼ばれる(戦闘機などの軍用機に描かれる事が多い)。
作中でも乗り物に結び付けられることが多々あり、ガラル地方の企業『マッハモータース』はエンジンとガブリアスの顔を折衷したロゴを用いている。
また、戦闘や遭難によって艦船や航空機の乗員が漂流を余儀なくされた場合にはサメの襲撃で命を落とす事も多いため注意が必要とされる。
上述の通り長きに渡り環境の覇者として君臨していたのだが、これまで直接的な弱体化をほとんど受けたことがない。というのもこのポケモン、
・しかも見た目通りの特性なので没収もしにくい
・主力技の「じしん」と「げきりん」は同タイプの物理ポケモンに広く配られているため1匹だけ没収ということもしにくい
…と非常に弱体化が難しいのである(明確な弱体化は第8世代にて「つばめがえし」を没収されたのみである)。
唯一無二であったが故に弱体化により環境から姿を消したポケモンが多くいることを考えると、噛み合わせがやばいだけで唯一無二でないことこそがガブリアス最大の武器といえるかもしれない。
また、何かと同タイプフライゴンが彼と比較されがちだが、実はフライゴンの方が標準的な高さは僅かに大きい(フライゴンが2.0mなのに対して、ガブリアスは1.9mである)。
ちなみに、高さ(=身長)1.9m、重さ(体重)95.0kgという数値は、あの大谷翔平の身長・体重とほぼ同じくらい(あちらは2023年の時点で身長193cm、体重95.3kg)であり、大谷選手の活躍した第5回WBCの頃からネタにされるようになった。
これだけではなく、両刀が出来る・北海道と縁があるといった妙な共通点もあったりする。
SVのパルデアの大穴外周に出現する個体はトレーナーを追尾する習性がある。これを利用して他の街まで誘導し任意の場所で捕まえることも可能(実際であれば、街の住人もガブリアスに襲われる大惨事になりかねないが)。
そのデザインから、、これらのキャラやこの生物もモチーフではないかとする説もある
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0444.ガバイト→0445.ガブリアス(メガガブリアス)→0446.ゴンベ
同複合タイプ
600族・最終進化系
世代 | ポケモン |
---|---|
第1世代 | カイリュー |
第2世代 | バンギラス |
第3世代 | ボーマンダ メタグロス |
第4世代 | ガブリアス |
第5世代 | サザンドラ |
第6世代 | ヌメルゴン |
第7世代 | ジャラランガ |
第8世代 | ドラパルト ヒスイヌメルゴン |
第9世代 | セグレイブ ブリジュラス |
第4世代メガシンカ組
他関連ポケモン等