概要
宇宙虐滅軍団ウォースター、地球犠獄集団幽魔獣、機械禦鏖帝国マトリンティスに続き、epic45から登場した最後の悪しき魂。
上記の3つの組織を渡り歩いて来たブレドランの正体にして元護星天使である救星主のブラジラとその配下のダークヘッダー達による恐るべき計画である。
正確には組織とは言い難く、劇中でも正式名称は述べられていなかった(そもそも存在していないと思われる)が、テレビ朝日の公式サイトではブラジラとその配下のヘッダー達のカテゴリーとしてこの名称が用いられているため、当記事もこれに倣い組織と言う前提で解説して行く事をあらかじめ前置いておく。
その目的
目的は一言で言えば「地球のスクラップ&ビルド」。即ち人間の手によって醜く汚染され、食い潰され、蝕まれて滅び行く運命にある地球を「一度跡形も無く破壊し、ブラジラ自らが救星主として星を新たに創り直す」のがこの計画の目指す所である。そうして新たに創造した星の命を導く者、有り体に言えば「神に成り代わろう」というのが彼の最終目標なのだ。
ネガー・エンド
地球救星計画の要となる悪の天装術。
ベースとなったのは禁忌の天装術「エンド」で、これは全てのゴセイパワーを儀式によって集めることで死んだ命をよみがえらせる効果を持つ。だが、それは世界の摂理に反する行いであるため、護星天使たちはこの天装術を封印していた。
ネガー・エンドはこれをブラジラが改造し、正反対の効果を発揮するよう作り替えたもの。
配下のダークヘッダー達をこれまでの戦いで強くなったゴセイジャー達にぶつけ、そしてゴセイパワーによって倒させる事で「ネガー・エンドの楔」という楔に変えて打ち込み、陸海空を汚染。
そして地球の力が最も弱まるとされる皆既日食の日に3本の楔を起動させる事でそのまま地球の核まで到達させた後、仕上げのダークゴセイパワーを流し込んで地球を護星界諸共粉々に粉砕するまでがこの儀式の流れである。
全てが終わった後、破壊された地球の残骸からまた新たに地球を創造し、神としてすべての命を支配する事こそこの計画の最終段階と言える。
本拠地
救星要塞ラビリンデル |
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ロボゴーグの死を以て滅んだマトリンティスの拠点である機械要塞ターミネルをブラジラが改装した拠点。改装と言っても外見的な変化は無く、マトロイドの製造工房を兼ねた司令室に飾っていたマトリンティスのエンブレムを自身のエンブレムに差し替えただけである。所詮は仮初めの拠点に過ぎなかったため、洗脳が解けたゴセイナイトが攻め込んで来た際にブラジラは用済みとして爆破し、そのまま破棄した。 |
構成員
救星主のブラジラ |
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本計画の主導者にして元護星天使。 |
ダークヘッダー |
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救星主のブラジラによって超進化させられた悪のゴセイヘッダー。 |
グラディオンヘッダーのダークゴセイナイト |
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洗脳されたゴセイナイト。この姿の名前の由来は『ダークナイト』。 |
余談
初登場がepic45とかなりの終盤だった事もあり、壊滅までの登場期間が全5話とスーパー戦隊シリーズの組織の中では最短。
組織として見た場合、元締めであるブラジラとダークヘッダー達は一応主従関係にあるだろうが、「決して逆らわずに主の命令に従うだけ」である上、ブラジラが「腕に着けて使う装備品」になったり「儀式に必要な道具」になったりというダークヘッダー達の性質を考えると、組織のボスとその配下と言うより「ラスボスとその動くアイテム」という見方もできる。
「地球救星計画自体がそもそも組織ではない」と言ってしまえばそれまでだが、こうした視座に立って見ると両者の関係はお世辞にも組織的とは言い難い物がある。
関連タグ
宇宙幕府ジャークマター:首領が同じような計画を宇宙規模で企んでいた。
スーパー戦隊の敵陣営 |
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