概要
謎の怪人・ブレドランがあらゆる生物の負の側面、即ち毒や病、悪意を練り上げて生み出した不気味な使い魔。
矢のような細長い胴体にコウモリを思わせる羽、そして巨大な単眼を持つ奇怪な姿をしている。
本作の戦闘員である魔虫兵ビービはコイツが木偶人形に取り憑く事で生まれ、相手の位置の探索を行うなどの偵察したりできるが、その最大の用途は巨大化。
ブレドランが指を鳴らすと6体同時に召喚され、ウォースターの星人や幽魔獣に噛み付く事で巨大化させるが、直接喰らっても同じ効果を得られる(モンス・ドレイクが披露)。
しかしマトリンティス編ではメタルAがコマンドを入力して呼び出す形になり、矢のような「ビービネイル」として登場。
巨大化の効果は生物のみならず無生物にも及び、劇中ではエルレイの匣を巨大化させている。しかし、上記の通りマトリンティスのマトロイドを巨大化させる際にはビービネイルに変形させられている。理由は不明。
ちなみに致命傷を負わなければ元に戻る事も可能である事から、その効果は永続する物ではない模様。
巨大化後はなぜか等身大での能力が使えなくなったり、破損個所が元に戻らない場合もある。
取り憑いた怪人が巨大化する際には、その表面に必ず魔法陣のような紋章が出現する。この紋章の外周部はブラジラの胸部にあるそれと常に同一だが、中央部は怪人の所属する組織毎に異なっており、その組織の紋章が現れる。
一応「虫」である事もあって巣が存在しており、そこから大量に生み出されるのも特徴で劇中では筋グゴンが袂を分かったチュパカブラの武レドランから巣を奪って幽魔獣の巨大化に使用。幽魔獣が滅んだ後、海に落ちた巣はそのままマトリンティスが回収しビービネイルとして利用し、最終的にはブレドランの元へ戻ってダークヘッダーの巨大化に利用する等、まさしくブレドランと共に組織を渡り歩いて来た存在と言える。
流星のデレプタが最初にこれを見た際、「どの星でも見た事が無い」と発言した所から元護星天使のブレドランが生み出した彼独自の天装術なのかも知れない。
天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャーではシンケンレッドの略取、洗脳に使用された。
最終的に全ての個体がゴセイジャーにより駆逐され、最後の生き残りが進化したキングビービも討滅されたことにより完全に絶滅した。
キングビービ
Vシネマ『帰ってきた天装戦隊ゴセイジャー last epic』に登場。
ビービ虫最後の生き残りがダーク・ゴセイパワーによってパワーアップした超進化態。
劇中では芸能事務所のマネージャーである元女優の星野ユメコの体内に取り憑き、その化身であるキングビービへと変貌した。
また、ドキドキサーカスパニック!ではデスガリアン達に紛れて登場している。
余談
名前の由来は「B級映画」から。