※ 数学用語の「魔方陣」(マス目の縦・横・斜めに並んだ数字の合計が同じ)とは別物なので注意。
概要
元々は力の循環を現す円だけで魔法陣(というより記号)として成立していた。
だが現在ではそこに宗派に対応した図形や呪文、記号などを入れることでより魔法の方向性を明確にし、力を集約させやすくした結果、現在の形に至る。
また魔法陣は本来、それ単体で魔法として機能し、記されている内容も魔法の行使に必要な図形や記述が主である。なので、魔法陣は内容的には簡易魔道書といったものなのである。
なお、「魔法陣」は水木しげるによるゲゲゲの鬼太郎や悪魔くんでのファンタジー作品用語とされており、国内外の作品に輸入された(悪魔の召喚の際に円陣から悪魔が出現する概念は本家ヨーロッパの伝承からあった)。現実の魔術などで用いられる同様のものは「魔法円」と呼ばれるそうな。
ただ、「魔法陣は英語でMagic square、魔法円はMagic circleだから魔法陣≠魔法円である」とされる事があるが、Magic squareというのは魔方陣の事であって魔法陣の事では無く、これは誤解である。
魔法陣に用いられる代表的な図形としては五芒星(ペンタグラム)と六芒星(ヘキサグラム)がある。これに対し七芒星や八芒星なども存在しており、まとめて星型多角形と呼ぶ。
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