概要
epic17~32まで登場した第二の悪しき魂。
「地球犠獄集団(ちきゅうぎごくしゅうだん)幽魔獣」。
1万年の封印から甦ったブロブの膜インとビッグフットの筋グゴンが率いる地球古来の怪奇生物群で、また、ウォースターを裏切ったブレドランがチュパカブラの武レドランとして在籍(立場上はこいつらの補佐役)。
汚れた環境を好むため、地球全体を腐らせ、汚れきった環境に変えて自分達の楽園にするのが目的。
※その割に環境を汚染するような能力・作戦のあるヤツは少なく、どちらかといえばヒトの絶望感を煽るような作戦が多かった。
1万年前の護星天使達によってエルレイの匣に封印されていた……が、epic16の流星のデレプタとゴセイレッドの最終決戦の際、デレプタの放った流星弾の流れ弾が匣の埋まっていた場所を直撃。その衝撃で封印が解けて現代に蘇ったとされていた(実際は封印を解いた存在がいた)。
epic32でゴセイジャーが筋グゴンを撃ち破って壊滅したものの、そもそもこいつらがどこから現れ、どのように生まれて増えているのかは不明で、幽魔獣はそれぞれが別の匣に封じられているのも考えると、残党がいる可能性は否定できない(匣は内側からは開かないようなので封印された個体は問題ないだろうが、そもそも誕生経緯が謎なので新たな個体が生まれてくる可能性はある)。
構成員同士の同族意識や仲間意識は意外に強く、「地球環境に適応できないはみ出者同士」として彼等なりの強い絆で結ばれており、彼等を嵌めようとした武レドランは最終的にその絆によって逆に嵌められた。この点は前作の同じような設定の存在だったアヤカシとは対照的である。
モチーフ
その名の通りUMAがモチーフで、「怪物や未知の生物の正体」の設定になっている辺りは前作のアヤカシ達に通じるものがある(前作のアヤカシにインスパイアされた設定だと思われる)。
ただし、日本にしか出現しない設定上、必然的に日本の妖怪の元ネタとなっていたあちらとは違い、こちらは妖怪のみならず幻獣やオーパーツ、果ては怪奇現象など非常に幅広いラインナップである。その内容は地域も時期も完全にバラバラであり、当時の幽魔獣がどの地域や範囲で活動していたのかも不明なので(作中では完全に日本で活動していて匣も日本にある)、彼等の情報がどのような経路で広がって、世界の様々な伝承やオカルトになったのかは謎。そもそも遥か昔にエルレイの匣に封印された個体の情報が、どうやって後世に伝わったのかも不明。
名前の由来はUMAなのに、ぶっちゃけUMA(未確認生物)とは呼ばないような連中がやけに多く、武レドランやビートゥースを含めて17体登場した幽魔獣の連中の内、約6割が「非・UMA」。
※妖精、グレムリン、天狗、河童、人魚、獏、遮光器土偶、ミイラ、ブロッケン妖怪、ポルターガイストの10種。
またデザインのモチーフとしてウォースターと同じく虫が組み込まれているが、ウォースターが翅のある虫だったのに対してこちらは地を這う無脊椎動物(≒飛べない「虫」)である(例外はこいつ)。
構成員の名前はモンスター映画やホラー映画のアナグラムで、必ず漢字が一字入る。
武レドラン、筋グゴン、膜インは名前の最初、ト稀ヅはまん中だが後は名前の最後に来る(ビートゥース以外)。
そのビートゥースはCDドラマにしか出なかった為、名前の表記は不明。
組織の名前の由来は『U.M.A 2010』。
構成員
名前 | CV | "虫"モチーフ | 名前の由来 |
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ブロブの膜イン | 茶風林 | ミミズ | マックイーンの絶対の危機 |
ビッグフットの筋グゴン | 高口公介 | タランチュラ | キングコング |
チュパカブラの武レドラン | 飛田展男 | ゲジゲジ | ブレードランナー |
今週枠の怪人は幽魔獣(一般構成員)を参照。
関連タグ
スーパー戦隊の敵陣営 |
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邪神イリス:コチラも同じく宇宙からきた勢力が原因で封印が解けた敵つながり。
イリエス魔人族:こちらも人の心に付け込む卑劣な策を好む怪人達の一団である。オカルトよりでもある。
宇宙幕府ジャークマター:こちらも構成員が幻獣や妖怪、オーパーツや怪奇現象をモチーフにしている繫がり
ビョーゲンズ:幽魔獣と同じ地球を自分達にとって都合の良い環境にしようと暗躍していたプリキュアの敵。