概要
魔女、魔法使い、魔術師などが、魔法の力によって強制的に使役する生物のことである。
実在の生き物である場合と、架空の生き物である場合(魔物、精霊、実在の生物を元にした生物などを含む)とがあるが、生き物でない場合(人形など)もある。
生物と契約する、異世界から召喚する、触媒から産み出すなど、いくつかの手段がある。
強制性は術者の力や使役される相手との相性により、反抗的な相手へ常に強制を強いる緊張関係から、強制する必要がほぼない親密な関係まで、世界観や個人の性格により様々である。
使い魔の能力は作品や術者の能力によって様々で、知性や感情を持たず力も弱い場合から、知性や感情を持ちある程度大きな力を持つ場合まで。
大抵の場合は術者よりは弱く、術者の命令には従う。術者より物理的・魔力的に強い場合は、魔法の技術や定められた契約手順などにより術者が優位を得るが、それが破れた場合の安全は保障されない。
よく使い魔に用いられる生物
実在の生物
架空の生物
関連イラスト
主人と共演している事が多い。
単独で描かれる珍しい例。
使い魔としては強大な部類。
登場作品と該当するキャラクター
使い魔(魔法少女まどか☆マギカ)を参照。
- 魔法少女リリカルなのはシリーズ
主人公のドラルクがアルマジロを使い魔にしており、ジョン・O・ガーディアンの名を付けている。
作中では夜行性のアルマジロを使い魔にする吸血鬼は多いと語られており、「競マ」というマジロのレースが大々的に執り行われるほどの人気を博している。
魔術師が使い魔を作れるが、受けるダメージが主人にリンクするせいで、「魔法で眠らされて墜落死、主人も巻き添え」が定番と化していた。
その結果、使い魔は落下ダメージを受けなくなり、主人が使い魔の維持を自由に切れるようにもなる。上位の使い魔は知性があるため、自分の意思による自立行動や会話も可能。もちろん主人には絶対服従である。
- サモンナイトシリーズ
召喚獣(「獣」とは限らない)を常時呼び出した状態にして召喚師をサポートさせる「護衛獣」が存在する。
サーヴァントが使い魔に近いが、サーヴァントは元が偉人や英雄などであり、魔術による強制も万能ではない。
ベビーサタンとミニデーモンの下位種族。上級種が初登場した『ドラゴンクエストⅢ』では登場しておらず今のところ不思議なダンジョンのみの登場となる。余談だが、漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』でもアバンが魔王ハドラーを大魔王の使い魔に成り下がったと事実を突きつけるシーンがある。
ファミリアという技能があり、通常は対応する元素を含むアイテムを持たないと使用できない「術」を、使い魔に代わりに撃ってもらうことができる。
動物等を借りるスタイルの使い魔。自由性は2eのほうが高い。
設定上作中のウィッチそれぞれに使い魔が存在し、特に小説『スオムスいらん子中隊』の旧シリーズ(2006-2008)および、テレビアニメ『ルミナスウィッチーズ』(2022)では実体を伴って登場する。ウィッチと契約した動物の精霊を指し、ウィッチが魔法力の制御を行えるように手助けする存在。魔法力を行使する際にはウィッチ本人と融合して頭部と臀部から耳と尻尾が生える。
関連タグ
式神…日本の呪術における同様の存在。
魔法少女…使い魔を部下ではなく、アドバイザー、世界平和に役立てている。