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大魔王バーン

だいまおうばーん

漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』に登場するキャラクター。
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「太陽を……我が手に!!!」

概要

ダイの大冒険』における魔王で、いわゆるラスボス
魔界の神の異名を持つ、魔王軍の総支配者である。

強者が弱者を支配する魔界の頂点に立つだけあって、「弱肉強食」「力こそ正義」を信念として掲げる徹底した実力主義者。部下に対しては寛大だが、本性は思慮遠望に長けた大悪党であり、必要とあらば目をかけた部下であろうとも平然と切って捨てる冷酷非情な人物である。

人間が脆弱だからというだけで太陽の恵みを人間のみに与え、魔族と竜族を地底にある暗黒の魔界に閉じ込めた神々を憎んでおり、魔界に太陽の光を差し込ませる計画を進めている。

老バーン

CV:内海賢二(1991年版)、土師孝也(2020年版)

バーン様と黒い太陽


具体的にどうやるのかは不明ながら、バーンは肉体を「魔力と叡智」「力と若さ」の二つに分けることができ、普段は「魔力と叡智」の体を本体(ベース)として活動している。
肉体的な強さこそ全盛期に劣るが、それでも

など、列挙するだけでも恐ろしい圧倒的な強さを誇る。

若バーン

天地魔闘の構え、大魔王バーン様!


凍れる時間の秘法をかけてミストに預け、数千年もの間管理させていた方の肉体。人間で言えば20~30代ぐらいの精悍な姿をしている。
この肉体と老バーンが一体化した状態を、真・大魔王バーンと呼ぶ。実力的には老バーンより格段上であり、老バーンは1ターンに2回行動できるが、真・大魔王バーンになれば3回行動が可能になる。
一度元に戻ると、次に凍れる時間の秘法を使えるようになる500年後の皆既日食まで、この肉体で過ごさなければならないのが欠点。

鬼眼王バーン

竜魔人と化したダイに追い詰められたバーンが、自らの魔力の源である第三の目“鬼眼”の力を開放し、自身の肉体に上乗せし魔獣化した最強の姿にして最終形態。

荒々しい岩山の様な頭部と肩装甲を持つ巨人で、額部分に本体である本来のバーンの上半身が埋まっており、腹部に巨大な鬼眼を持つという異形の容姿をしている。

なおバーン本人も最強の姿と自認しているが、他者に干渉するのと違い、魔力の源である自身の肉体そのものを変質させるため、二度と元の姿には戻れない形態である為、バーンにとっての最終手段でもある。

これまで強力無比な呪文や体術を駆使していた各形態と違い、技らしい技はなく、原始的に殴る蹴るなどの打撃が中心となるが、巨体の質量を高速で振り回す威力は単純にして圧倒的であり、鬼眼から魔力の波動を発射する事もできる上に、ドルオーラの直撃に耐えダイを殴り飛ばし、弱点である筈の腹部の鬼眼も硬質の瞼で覆いって真魔剛竜剣を押し合いの末にへし折るなど、驚異的な防御力も誇る。

なお元来、老人形態、本来の姿である真バーン形態から圧倒的な強さを誇っていたバーンは、そもそもこの形態になる必要が迫られる程に追い詰められる事があるとは思っておらず、試す必要になるような事態が訪れる事も無いだろうと考えていた為、せめて自身の最強の姿を想像の中の形で実現させようと作成させたのが鬼岩城である。

それ故にこの形態に変貌する事自体がバーンにとっては屈辱的な事であるが、勝利の為に全てを捨てて戦いに挑むダイに勝には自分も全てを捨てなければならないと悟り、敗北よりは良いと鬼眼の力を開放し、最後の戦いへと赴く。

なお戦いの一部始終を見守っていたバーンのかつてのライバルであるウェルザーも、バーンに最終手段を選ばせた竜魔人ダイの力に「それ程の相手か…」と驚嘆しており、鬼眼の解放がどれだけ重大な決断であったかを裏付けていた。

人物像

「天地魔界に恐るる物なし」と自負するほどの強さに加えて、老獪な知略にも長けており、純粋な力においては自分に及ばない竜騎将バランも「予測しがたい面があるから」という理由で一目置いたり、「自分が信奉するものとは全く違う種類の強さを持つ者」として人間であるアバンを認め、警戒し、地上侵攻に際して真っ先に始末するようハドラーに命じるなど、深い洞察力、戦略眼を持つ。
また、部下の失敗も「三度までは許す」と公言しており、「次はない」と追い詰めた上で温情を与え、化けるきっかけを作るなど、鞭と飴に優れた統率者としての器も端々に見せる。

弱者に対しては一切容赦せず、圧倒的な力による蹂躙を「楽しい」と言って憚らないが、一方で強い者に対しては種族を問わずそれなりの敬意を払うとも述べており、種族として軽蔑している人間であってもヒュンケルのように軍団長にまで取り立てたり、敵であるダイをも部下に誘おうとしたこともある。
しかし「敬意を払う」と言っても、相手の心情を考慮しない独り善がりなものであるため、反感を抱かれることも少なくない。バーン自身もそれを自覚しているようだが、自身の力が強大すぎて不意打ちでもない限りほとんど単独で物事を解決できてしまうため、まず他者との協調を重んじる必要がないのである。
例えば、最強の武器を作ることを目指していたロン・ベルクに対し、彼にとって大した代物ではない光魔の杖を絶賛したせいで不興を買っている(ロン・ベルクは「ナイフ一本持っただけで強くなるバーンは武器の作り甲斐がない」とも述べた)。その光魔の杖も、必要なくなったと判断したら即座に踏み砕いてみせた。
また、ダイとバランに命を賭けた勝負を挑むハドラーに対し、敗色が濃いと判断した場合、あらかじめハドラーに告げずに仕込んでいた黒の核晶を爆発させるつもりでいた。
平然と捨て駒にしておきながらバーン自身は「最初から捨て駒にするつもりはなく、万が一のことを考えて(黒の核晶を)埋め込んでおいた」「結果の見えた勝負はつまらない。だが可愛い片腕の最後の晴れ舞台は見届ける」「ハドラーに勝ち目がない以上、爆発させてやるのが情け」と述べており、これが彼なりの「強者に払う敬意」なのだろう。
腹心の犠牲については一切触れていないが、必要のなくなった光魔の杖を踏み砕いたことが何よりの答えだろう。
一方、終盤ではバーンの「地上破壊」という目的達成のために我が身を顧みない部下も登場している。バーンが部下に求める忠誠心とはこういうものなのかもしれない。

しかし、ほぼ全ての他者を下に見るその性格こそがバーンの隙でもある。それ故に、自分と対照的に「力を持たない」ポップに天地魔闘の構えを破られ、地上破滅計画を人間の力で止められた時には驚愕した。

若さを取り戻して真・大魔王バーンとなった後は、老いていた頃ほどの思慮深さは見られなくなり、血気盛んな面が目立つようになる。
圧倒的優勢で戦いを進めた老バーン初出陣時に比べ、ダイたちにかなりの苦戦を強いられたが、これは相対的強さによるもので、特にダイとポップの成長速度がバーンを凌駕した結果に過ぎない。この点は、一時は「三流魔王」とまで卑下されたハドラーが作者の予想をも覆す武人に変化したのとは対照的である。
そんなバーンも最終盤には人間の力と団結力を思い知り、一時戦闘不能になったダイに対しても「いかんいかん、奇跡は起きる。何度でも!」と発言するなど一切の油断を見せなくなった。

技能・能力

呪文

火炎呪文を得意とする。魔法力の高さが桁外れで、溜め無しで高威力の呪文を放つことができる。


  • 衝圧(しょうあつ)

掌をおもむろに突き出し、衝撃波を放つ。天地魔闘の構えに組み込んで使用され、ラーハルトのハーケンディストールを容易く跳ね返した。素顔をさらしたミストバーンも使用しており、こちらはヒムたちを壁面に叩きつけるほどの威力を見せている。

  • カラミティウォール
極めて闘気に近い衝撃波を半円状に放つ。たとえ耐えても吹き上がる大きな衝撃波によって大ダメージを受けてしまう。老バーンの時は光魔の杖が必要だったが、全盛期の肉体なら素手で発動できる。ダイたちとの最初の戦闘ではこの技でとどめを刺そうとしていた。
  • カラミティエンド
暗黒闘気を込めた手刀による一撃。ただの手刀として放つパターンと、手刀のモーションから暗黒闘気を叩き込むパターンがある。後者が真のカラミティエンドであり、直接触れずとも暗黒闘気によって床に穴を開けるほどの威力を持つ。
「地上最強の剣」と自負するバーンであったが、竜魔人ダイには歯が立たなかった。
  • フェニックスウイング
全盛期の肉体に戻って初めて使用できる攻防一体の掌撃。放つ際、あまりの速度に空気との摩擦が巻き上がり、不死鳥の羽ばたきを彷彿とさせることからこの名が付けられた。
呪文に対しては跳ね返し、物理攻撃に対しては受け止め、呪文と斬撃の特性を併せ持つギガストラッシュでさえも軽く防いでしまう。
衣を脱いだミストバーンによって初めて使用され、あらゆる物質を消滅させるはずのメドローアをも跳ね返した。だが、この技を披露したことでヒュンケルとアバンに正体を暴かれ、ポップには天地魔闘の構えの欠点を見抜かれることになる。
リンク先を参照。

その他の能力

  • 鬼眼(きがん)

バーンの額にある第三の眼。この眼から放たれる魔力によってバーンパレスの結界が維持されている。

  • 「瞳」化
鬼眼から光線を浴びせ、「レベルが低い」「傷を負っている」など、己が手を出すに値しないと判断した者を玉の中に閉じ込めてしまう。閉じ込められた者は見る・聞く・考える以外の行動が一切取れなくなり、言葉すら発せない。
  • 強化
鬼眼の魔力を分け与え、進化させる。ダイとの最後の一騎討ちでは、自らを進化させることで「鬼眼王」という魔獣になった。ただし魔力の源であるバーン自身が進化すると二度と元に戻れなくなる。
  • 自己再生
他の魔族に比べて再生力が非常に高い。三つある心臓が再生を司っており、心臓を一つ潰されると再生不能となり筋力も弱まる(少なくとも左心臓を潰された時は左腕の再生ができなくなった)。心臓自体は再生可能だが、ダイの剣が突き刺さっていたためできなかった。ベホマでこの傷を治癒できたかは使用していないので不明。
リンク先を参照。

作中での動向

本編開始以前

過去に冥竜王ヴェルザーと対立関係にあったが、神々を憎む考えが一致し、それぞれ神になるための戦略を進め、成功した方に従うという一種の休戦協定を締結。その際に友情の証としてキルバーンをヴェルザーから派遣されるが、キルバーンの素性は自身の監視役兼暗殺者であり、真意を見抜いて彼を気に入りあえて重用する。
ロン・ベルクに対しては名工にして剣術の名手として気にかけ、魔軍司令の地位を与えようとしたが、向上心がなくなり堕落するという理由で断られ決別している。

それから数百年後、勇者アバンによって倒された魔王ハドラーを復活させ、傷を癒すため地下に潜伏させる。
15年後、多くの強者を集め、新生魔王軍を旗揚げすると、邪悪な魔力で各地の魔物を凶暴化させ、真っ先にアバンの始末をハドラーに命じ、六団長には各地の国々を陥落させていった。

この頃のバーンは表舞台には現れず、常にヴェールの向こうの玉座に姿を隠していたため、彼の素顔を知る者はミストバーンとキルバーンぐらいしかいなかった(当時のキャラクタープロフィールは殆どの項目が「不明」)。バーンはヒュンケルの眼つきを気に入っていたが、常にヴェール越しだったことを考えるとあくまのめだまを通して見ていた可能性がある。

アバンの使徒編~竜の騎士編

アバンを倒したハドラーの功績を讃え、新たな肉体と閃熱系最強呪文ベギラゴンを与えたものの、以降のハドラーは失敗が相次ぎ、六大軍団の戦力が半分に減少。さらに、ハドラーがダイが竜の騎士の血を引いていることをバランはおろか主であるバーンにも隠匿していたことが発覚する。
これにはバーンも

「愚か者! お前のつまらぬ小細工が見抜けぬ余だと思ったか! バランの失態は余にすらダイの正体が竜の騎士であることを明かさなかったお前の罪だ!!!」

とご立腹。それでもアバンを倒した実績を鑑み、温情としてハドラーに最後のチャンスを与え「失敗したら次はない」と告げた。

死の大地編

ザボエラと組んだハドラーは敗れはしたものの、超魔生物に改造され復活し、ダイを打ち倒す。
その後ハドラーは死刑を覚悟でバーンに謁見しに行くが、ヴェールの奥にいないことに気づく。
バーンは見事武人として成長したハドラーに対する評価の証として素顔を見せることを決意したのである。

「…どうした? あまりに枯れた年寄りなので拍子抜けしたか…?」
「余がバーン。大魔王バーンだ」

実際、ハドラーからは本当に強いのか疑問を持たれたが、その思考を見破り「試してみるか」の一言で器の違いを見せつけ、頭を下げさせた。
そして、チェスで用いたオリハルコンの駒をハドラーに与え、禁呪法を用いて新たな軍団を作ることを提案。一方で、ダイに敗北して姿を消したバランをキルバーンに始末させようとしたが失敗し、バラン叛逆のきっかけを作る。

バーンパレスに乗り込んだバランとハドラーの戦いぶりを水晶玉から監視し、竜魔人と化したバランに圧倒されるハドラーを見て彼に仕掛けていた黒の核晶を起動させるが、企みに気づいたバランの竜闘気に阻止される。
自らハドラーの下へ行き核晶を起動させようとするが、ミストバーンが代わりに起動させ、死の大地は消滅。全力で爆発を抑えたバランは死亡した。また、この一件でハドラーから決別される。

バーンパレス突入

バーンパレスにてアバンの使徒と対面。非力な身でありながら自らの下に来たことを褒め称え、その褒美としてミストバーンとキルバーンに手を出させずに1対5で戦ってやると宣言する。
戦いの前にバランの死体をメラで焼き尽くし、その圧倒的な実力を印象付けた。

ダイの一撃により(直後にベホマで回復したものの)手傷を負わされ、素手では勝てないと悟り、光魔の杖を使用。ダイの剣と正面から打ち合い、これを折ることでダイを戦意喪失させる。
本来、ダイの剣は作品中でも一、二を争う強さの武器であり、製作者のロン・ベルク曰く「光魔の杖とは比べ物にならないほど強いはずなのだが、その力関係を逆転させたのは、バーンの魔力によるもの」であった。

今は敵わないと判断し、全滅を防ぐため冷静に撤退を試みたポップの行動を阻止。「知らなかったのか…? 大魔王からは逃げられない…!!!」と告げ、一行を再び絶望させたところでとどめを刺すべく必殺技カラミティウォールを放つも、ハドラーに阻まれ戦闘に突入する。

当初は互角の戦いをするも、光魔の杖を使った影響で魔力が弱まっていたこと、ハドラー自身が飛躍的な成長を遂げていたことにより次第に押されていき、ハドラーの必殺技・超魔爆炎覇を受けそうになったが、ザボエラの援護によって形勢は逆転。

ハドラーを裏切り者として処刑すべく光魔の杖を投げつけるものの、ハドラー親衛騎団ブロックがキャスリング(チェスの手の一種。キングとルークの位置を一手で入れ替え、攻撃を円滑にしたりキングを守ったりできる。王手がかかった後にこれを使うと反則)を行い、ダイとハドラーを逃がすもののこの戦いでは勝利に終わる。

2度目の戦闘では己を鍛え直し、双竜紋を発動させたダイと対峙。互角の戦いとなり、ダイの実力を見込んだバーンは「……余の部下にならぬか……?」と勧誘する。
さらに人間の愚かさを的確に指摘し「おまえの父親はYESと答えた」と告げる。否定するレオナ姫に対しても「それはダイに対する個人的感情に過ぎない」と返し、沈黙させた。

悩んだ末にダイは「人間は愚かかもしれない」とバーンの発言を一部認めながらも誘いを拒絶。その後は戦闘が続行され、レオナと協力して放たれたダイの二連続ドルオーラをまともに受け、消滅したと思われたが、バーンはまだ生きていた。
光魔の杖が破壊され、今の状況ではダイに勝てないと判断したバーンは、ミストバーンに肉体を返却させて全盛期の肉体を取り戻す。

「………余は…!限りなく永遠に近い生命を得るために自らの肉体を二つに分けた…!」
「叡智と魔力のみを残したこの肉体を本体に…!若さと力をもう一つの肉体に分離させた…!」
「そして、皆既日食が来るたびに凍れる時間の秘法をかけ、全盛期の肉体を封印し続けてきたのだ…!」
「今、それが一つに戻る…!!」

真・大魔王バーン降臨

若さと力を得たバーンの強さはまさに圧倒的であり、ダイ個人では太刀打ち出来なかった。
レオナを捕らえ、生涯自分のことを語るように要求するも拒絶され、パプニカのナイフで傷を負わされると、これに激怒し彼女を「瞳」に封印。
最大最凶のカウンター奥義「天地魔闘の構え」でギガストラッシュを無力化して打ち倒し、駆けつけたダイの仲間たちも次々に「瞳」へと変えていったが、ポップの奇策に破られ、アバンストラッシュX(クロス)で左腕を失い、左心臓を突かれるなど大ダメージを受けてからは思うように行かなくなる。

地上消滅が避けられないにも関わらず諦めようとしないダイたちの姿に、バーンは初めて恐怖を感じた。
そのため地上消滅を予定より早めに実行させ、黒の核晶の爆発力を増幅する六芒星を完成させる。もはや自分を倒しても地上の消滅は避けられないと勝利宣言し、ダイ一行を戦意喪失させた。
だが、ダイ達が所有していた【神の涙】の力で引き起こした最後の奇跡と、地上の人々の奮闘で全ての黒の結晶が凍結され失敗。
この結果に一時はショックを受けるが、すぐさま「勇者を、一行を皆殺しにし、また一から同じことをすればいい」と立ち直り、戦闘を続行する。

その際、仕掛けを使ってポップとレオナをバーンパレスの中核へ落とし込み、一人になったダイを嘲笑うが、このことがダイを激怒させ、これまで表に出さなかった闘争本能と双竜紋の力を全開にさせてしまう。
竜魔人となったダイは凄まじいパワーを発揮し、力関係は逆転。一方的に攻撃され、「より強い力でぶちのめされればお前は満足なのか」と涙ながらに指摘される。「力こそ正義」とは、自分が蹂躙する側に立つからこそ成立する論理なのだ。

この一騎討ちで大ダメージを受けたバーンは、今のダイには例え両手があっても敵わないと実力を素直に認めた。
しかしそれでも己の信念を曲げることはせず、決して譲れぬ勝利のために、大きすぎる代償を承知で鬼眼の力を解放する。

さらば!! 大魔王

『天空の決戦!!!』


鬼眼の力を全開放したバーンは、上半身が巨人の頭部に埋め込まれたような恰好になった。
鬼岩城によく似た形をしているが、これはバーンが「自分の最終形態はこうなるだろう」と予想して鬼岩城を作ったからである)

この姿になると二度と元の姿には戻れないが、バーンはダイに勝つためだけに変身。その力は絶大で、殴る・蹴る・突く・握り潰すなど原始的な攻撃手段ばかりでありながら、真バーンを凌駕した竜魔人ダイですら一蹴する。
さらに国一つを一撃で消し去れるドルオーラを受けても微動だにせず、竜の騎士専用の武器である真魔剛竜剣さえも破壊してしまった。
弱点は巨人の腹部にある鬼眼だが、攻撃しようとしても瞼を閉ざしてしまうため破壊は困難。その耐久力はオリハルコンの刃も通さない。

片腕を失いながら一時はダイに致命傷を与え勝利を確信するも、渾身の力でもう一方の腕を破壊される。
懐に潜り込まれ、変身前から胸に刺さったままのダイの剣を放置していたことが仇となり、それを起点とした斬撃により鬼眼ごと一刀両断され、ついに力尽き事切れる。

残った上半身は自ら求めた太陽を背に石化した状態で、宇宙空間へと消えていった。

コラボ

ドラゴンクエストモンスターズジョーカー3プロフェッショナル

コラボイベントで部下たちと共に追加された。勝てば誰でも仲間に出来る。

「ここでは自分の方が来訪者なのでそちらが負けても命までは取らない」と言いつつ「全力でかかってこなければこの世界をいただく」とブレイクワールドを奪う気も満々だったりする。
2周目以降の前口上では「こうも何度も来るとは簡単に勝てる相手だと思っているのか」「お前は余の恐ろしさを知らぬ」などと言うが、勝利後には「余の世界であれば部下にしたいくらいだ」と改めてこちらの実力を評価してくれる。
 
シナリオクリア後のイベントバトルで勝利すると貰えるアイテムを使うと、老人の姿の「大魔王バーン」としてバトルを仕掛けてくる。
部下たちの後の3日ごとに登場し、勝てば彼の「分身」を仲間にすることが出来る。
そしてバーン+ミストバーン+キルバーン+魔界神マデュラーシャの4体配合で「鬼眼王バーン」が仲間になる。

大魔王バーンは賢さが最高値で火属性が得意なので、構成次第でメラゾーマはおろかメラガイアー並みのメラを打てる。メドローアも得意だったりする。

鬼眼王バーンはまさかの「超ギガサイズ」。これはモンスターズオリジナルモンスター以外はあのブオーンしかデフォで持たないサイズで、J3Pの裏ボスであるマデュラーシャを押しのけ配合の終着点にされたことも合わせてかなりの特別待遇であると言える。
さらに専用特技「鬼眼砲」を覚え、合体特性はHPを1000上げる専用の「鬼眼王」とこれまた特別待遇。

能力値はHPが最高値、攻撃も最高近く、守備もかなり高い重戦車タイプだが、賢さが恐ろしく低い。あまりに低すぎてAIが「アタックカンタ」や部下の「ファントムレイザー」などを半別できないため、ある程度の補強が必要となるだろう。

星のドラゴンクエスト

コラボイベントで老バーンと真バーンが登場。敗北後は自爆することで一行を道連れにしようとしたが、ダイによって空高くまで連れて行かれ、共に消え去った。原作の結末を少し改変したものになっている。

ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト

コラボイベントで老バーンと真バーンが登場。老バーンを仲間にして究極転生させると真バーンになる。
後に新生転生が実装され、老バーンと真バーン形態のどちらかを選択可能に。老バーンはクエスト向け、真バーンは闘技場向けの性能となっている。
イベントでは戦いの最中、鬼眼王になろうとしたが、バランが遺した神魔剛竜剣を手にした主人公によって最期を迎えた。こちらも原作の要素が窺える結末である。

余談

コラ画像の一つに光魔の杖の初使用シーンを改変して「これが余の武器、どんな時でもポジティブハート」と言う画像がある。
一見すれば単なるネタ画像なのだが、ダイの大冒険と言う作品にとって最大の武器とも言えるのは、最後まで諦めない心である
そして実際、バーン自身も自分の目的に対して「諦める」と言う選択肢を持つことだけは絶対になかった。概要の項目でも取り上げられた、「奇跡は起きる。何度でも」と言う言葉はそれを端的に表した言葉でもある。
その為、ある意味ではこの言葉は間違っていない。

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魔王軍(ダイの大冒険)

三条陸

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