概要
バーンの使う防御技である掌撃。超高速の掌には衝撃波も発生し、肉体と合わせて相手の攻撃を防ぎ弾く。あらゆる呪文を弾き、物理攻撃に対しても吹き飛ばすか肉体で受け止める。
放つ際、その余りの速度に空気との摩擦熱で炎が巻き上がり、不死鳥の羽ばたきを彷彿とさせる様相からこの名が付けられた。
ダイ最強の技である竜闘気と呪文と斬撃の特性を併せ持つ魔法剣『ギガストラッシュ』でさえも呪文の威力を散らして剣を掌で受け止め、僅かな傷跡が付くのみで防ぎきった作中最強の防御。
肉体の強さが重要な技のようで本体であっても老バーンには使えず、闇の衣を解き放ち全盛期バーンの肉体を使用可能となったミストバーン及び、その肉体を返却され本来の姿に戻った真バーンが使用可能。
『天地魔闘の構え』では『地』の防御技を担当し、上記のようにギガストラッシュをほぼ完全に防ぎ、ラーハルトをハーケンディストールごと弾き返し、ポップのイオラを当人に反射する等の威力を発揮している。
作中で初披露されたのはバーンパレスにおけるミストバーン戦。真バーンの肉体を使用中のミストが繰り出し、メドローアをポップと老師の方向に弾き飛ばした。
なお、魔法反射についてはマホカンタのように放たれた方向に応じて跳ね返すのではなく、ミストバーン、真バーンともに使用者の任意の方向に反射可能。これによって放たれた方向とは全く異なる方向に移動中だったポップたちに向けて跳ね返している。
一方でこれは使用者に弾く方向を選ぶだけの余裕があったからこそであり、逆に天地魔闘の構え直後の硬直を狙われた際は、防ぐことこそ出来たものの、上空に弾くだけで精一杯であった。
余談
20年版TVシリーズの字幕スーパーでは『天地魔闘の構え』を初めて繰り出した際の台詞では『フェニックスウィング』と誤植していた。
ライトノベル風の聖痕の4巻では、敵キャラクターがフェニックスウイングというカイザーフェニックスそのままの技を使用した。全く通用しなかったので究極奥義で仕留めようとするが、逆に押し返されて自分が喰らってしまっている。これらのことから本作のパロディと思われる。
過去を描いた外伝『勇者アバンと獄炎の魔王』ではバルトスがアバンとの戦いにおいて用いた不動地獄剣が剣を用いた三段行動によるカウンター技と天地魔闘の構えを彷彿されるコンセプトの技であったが、超必殺技を三連続で放つ天地魔闘の構えと異なり、いかにバルトスが魔王軍最強の剣士であろうとただの三段行動であったため、アバンの渾身の一撃を一本の剣で受けきれず崩されて敗北している。