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天地魔闘の構え

てんちまとうのかまえ

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に登場する、大魔王バーンの究極技。単に「天地魔闘」とも呼ぶ。
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『【天】よ叫べ! 【地】よ唸れ!! 今ここに、【魔】の時代来たる!!!』


概要編集

「天」は攻撃、「地」は防御、「魔」は魔力の使用を意味する。


余分なエネルギーを消費しないように不動の構えを取り、相手の攻撃を静かに待つ。無謀にも仕掛けて来た相手には、

三つの超必殺技を「連続して同時に」繰り出すカウンター技。ただの三連撃ではなく、相手の攻撃を封殺した上で反撃するというのがこの構えの恐ろしいところ。

しかも、バーンには鬼眼で実力が伴わなかったり負傷した戦士を「瞳」に変えて、戦線から脱落させていくため、回復呪文による復帰で数の利を活かして下記の弱点を突くのも難しい(同時にバーンが弱点に気付かなかった要因でもある)。


作中で使用されなかったが、本人の言動からカラミティウォールなど、他のバーンの必殺技を組み合わせるバージョンも可能らしい。

ちなみに「地」の部分には掌圧(掌を突き出した衝撃波)で防御と迎撃を同時に行うパターンがある。これはフェニックスウイングでは跳ね返せないハーケンディストールに対して使用した。武器と呪文の同時攻撃を仕掛けて来たポップには「天」のカラミティエンドでブラックロッドを砕き、「地」のフェニックスウィングでイオラを跳ね返すことで攻守を成立させた。


これらのことからバーンの技の威力とレパートリーの多さがよくわかるだろう。


弱点編集

超必殺技の三連撃ゆえに蓄積したエネルギーを一気に放出するため、使用後は一瞬、硬直し動けなくなるという弱点がある。バーンは今まで、この構えで敵を確実に葬って来たので欠点(硬直)に気づいていなかった。つまり三連撃を凌がれた場合、直後のバーンは無防備な状態を晒すことになる。最大の動作を行った直後にこそ隙がある(カウンターを仕掛けられたらなす術がない)という点ではこの技も又、変わらなかったのだ。

また、徹底して受け身なため、攻撃されるなら隙はないが、追撃のためには構えを解いて切り替えなければならない。


バーンは様々な能力を持っているが、心臓の一つを潰されると自己再生が出来なくなったり、角を折られると魔力の制御が出来なくなる(瞳化が解けてしまう)。

完全無欠を誇っていられるのは一切のダメージを受けないからであり、つまりダメージを受ければ受けるほど能力を封殺され弱体化してしまうのだ。

攻撃と防御を同時に行えるこの技を編み出したのは、ある意味当然だったのかもしれない。


対策編集

かと言ってカウンター技だから「攻めなければいい」というわけには行かない。なぜならバーンは攻めに回っても強いからである。こちらが防御に回っても意味がないのだ。

実際原作では、バーンが「攻め」に回るとダイポップヒムラーハルトたちはなす術もなく打ち倒されている。「攻撃して返り討ちに遭う」のか「一方的に攻められて死ぬ」のかを選べ!…とも言える状態である(どうあがいても絶望)。


また構えを解いている時に攻めたとしてもバーンは瞬時に構えを取ることが可能なため、迂闊に攻めれば手痛いしっぺ返しを食らうこととなる。スピードなら最速を誇るラーハルトヒムの特攻に対しても構えを成立させたことから、バーンの隙を突くことは不可能に近いことが窺える。


しかし冷静に弱点を見抜いたポップは、バーンに「弱点は見抜いたからもう通用しない。ま、破られるのは怖いだろうし普通に攻められたら勝てないからなー、勝ちたいなら普通に来たほうがいいぜ?」と挑発することで確実に「天地魔闘の構え」を使わせ、シャハルの鏡という奇策で破ることでバーンに肉体・精神の両方にダメージを与えたのである。

危なすぎる賭けだが、たしかに、他に勝ち筋は存在しなかった。

直後にダイの剣で左腕を切り落とされ、竜闘気の影響で一時的に自己再生ができなくなる。しかも左心臓を貫かれたことで再生能力そのものを封じられ、この技は使えなくなった。


なお、ドルオーラグランドクルスなどの広範囲高威力攻撃にはどのように対応するのかは不明。


また、本編とは別に、獄炎の魔王で地獄の騎士バルトスが、アバンとの対決で自分がジリ貧で追い詰められていくことを察して使用した戦術である不動地獄剣は、刀を3本に縛って1本の剣を2本の手で持ち、その1本の剣で相手の攻撃を止めて、残る2本の剣で敵を斬るカウンターである。

つまり、バーンの天地魔闘の構えと同じコンセプトであったが、アバンの大地斬を受け止めるのに攻撃用の2本の剣も用いる高威力で思惑が外され、敗北している。

そのため、根本的に相手の技を止められなければ、天地魔闘の構えは成立しない。天地魔闘の構えには、フェニックスウイングと言う絶対的な防御技が組み込まれているため、この弱点を突くことは難しい。しかし、竜魔人化したダイに対し、バーンは天地魔闘の構えが出来ても勝てないと分析しており、竜魔人のダイは、必殺技ですらないただの手刀でカラミティエンドを上回っていたため、通常攻撃の一発一発が他の相手の必殺技並みとして、回転の速い通常攻撃でダイが攻めるだけで、フェニックスウィングが何度も必要な状態に追い込まれてジリ貧か、バーンの反撃より早く次の攻撃を当てられると想像したのだろう。


余談編集

この技はゲームで言う「1ターン複数回攻撃」を漫画で再現したもの。老バーンが2回(攻撃と呪文)、この真バーンが奥義を構えた状態で3回(攻撃、防御、呪文)である。

ゲーム的に言えば「ラスボスが攻撃してこなくなるが、こちらが何か攻撃すると大技3連続攻撃のカウンター(そしてその初弾はこちらの攻撃への跳ね返し技)が飛んでくる」という状態。

冗談ではない。


最強の奥義が「カウンター」というラスボスも珍しいが、相手に最強の必殺技による一発勝負を誘った上で迎撃してフルボッコにする訳だから、肉体だけでなく精神的にもダメージが大きい。

何より「相手の『力』をあえて出させ、より強い圧倒的な『力』でねじ伏せる」という構図が『力』を何よりも崇拝して重視するバーンらしいとも言える。

それにしたって、ここまでスペックを跳ね上げる必要があったのか…実際、考案した三条陸氏自身が「さて、こんなのどうやって破ったものか」と帯でコメントしている有様。


竜魔人ダイを相手にした際は、バーンは自身が万全の状態でも勝てないだろうと呟いていることから、竜魔人ダイの戦闘能力は天地魔闘の構えさえ通用しない域に達していることがわかる。


タグとしては、他作品も含めた他キャラが似たポーズを取っているにも付くことがある。最近は某魔法乙女がこのポーズを取った事で、時々ネタにされている。


ドラゴンクエストⅨ」において逆輸入され劣化版の「天地のかまえ」が登場。

以降の作品で相手の攻撃を防御した後カウンターする技となっている。


なお、空手の技に「天地上下の構え」というものが実在する。


後に過去編勇者アバンと獄炎の魔王ではバルトスが「不動地獄剣」として両腕三刀流3回行動のカウンター技をアバンに使用する形で再現された。

その時は、初手を防御に徹していたが、アバンは3手全てを防御に費やされる羽目となり、破られた。

このことから、バーンには絶対防御のフェニックスウィングの存在がいかに重要か、改めて認識させられた。


関連イラスト編集

天地魔闘の構え


関連タグ編集

ダイの大冒険 大魔王バーン 必殺技 ポーズ カウンター

カラミティエンド フェニックスウイング カイザーフェニックス

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