概要
ミストバーンによって編み出された暗黒闘気技のひとつ。掌から発する糸状の暗黒闘気で相手をマリオネットのように操る。
元々は無数の骸や死霊を操るのに使う力であるが、ミストバーンが使うと途端に魔技と化す。相手を縛り上げ痛めつける技としても強力であり、ミストバーンが使用した場合は自力で抜け出すことは、ほぼ不可能だが、瞬間的に強力な光の闘気を発せられれば振りほどける。闇の師弟関係にあるヒュンケルにもこの技を伝授している。なお、魔王軍在籍時のヒュンケルはミストバーン以上の使い手だったという。
本編では不死騎団長ヒュンケルによって初めて披露され、ダイに対してブラッディースクライドを正確に仕留めるために使われた。地底魔城での戦闘でも再びダイに使用したが、ポップの呼びかけに応じる形で脱出を許し、魔法剣ライデインストラッシュで返り討ちに遇う。
ヒュンケルがダイ達の仲間になって以降は正義の技法のみを使用するようになったため使わなくなったが、鬼岩城でのミストバーン戦にて敢えてこの技を使用する。しかし、この時のヒュンケルは自身の中で相反する闘気の強さに関しての秘密を知らなかったため、破られてしまった。その際にミストバーンから「暗黒闘気の使い手として弱くなった」と挑発されたヒュンケルは暗黒闘気を高め反撃しようとするもマァムに制止され、これが虚空閃に目覚める切っ掛けとなった。
勇者アバンと獄炎の魔王ではかなり精密にコントロールできるらしく、ミストバーンがハドラーの封印を解くための方法を必死に模索するガンガディアに対し、『闘魔傀儡掌を使ってガンガディアの左手を操ってペンで魔方陣をはじめとする封印を解くための詳細な情報を書かせる』という形で助け舟を出した。
インフィニティストラッシュではヒュンケル(魔剣装備時)の特技として登場。高倍率のダメージを与える他、5秒間動きを停止させる。この5秒間の間に特技を叩き込むことが出来るため、原作のようにブラッディースクライドを決められる。ただしクールタイムが長い。
余談
実は、人物や躯、資料以外にも書籍といった物質にも有効であることが『勇者アバンと獄炎の魔王』の単行本11巻収録のオマケ漫画(もしくはこちら)で判明しており、件の作中にてヒュンケルが自分にとっての黒歴史が記載されているからという事情で、ダイ達から件の単行本や掲載誌であるVジャンプを奪う形で使用している。