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ヒュンケル

ひゅんける

ヒュンケルは、『ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-』の登場人物。
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CV.堀秀行

概要

アバンの一番弟子。21歳。

とある事情から、アバンの使徒でありながら正義を憎悪し、魔王軍に身を置いていたが、ダイたちとの戦いを経て改心。
以後はアバンの使徒の長兄役として、共に魔王軍と戦っていく。

戦士ゆえに魔法は使えないが、剣術の腕は作中最高クラス。
さらに、魔法を弾く特殊な鎧を装備している。

ミストバーンの弟子でもある「子供の頃から善悪両方の指導を受けている戦闘のプロ」(ポップ談)。

幼少期

生まれて間もなく旧魔王軍最強の騎士である地獄の騎士「バルトス」に拾われ地底魔城でダイと同じ様に魔物と共に暮らす。
その最中、勇者アバンが魔王ハドラーを討つため地底魔城に突入してハドラーを倒し、バルトスもアバンに敗れる。
アバンに保護されて剣の修行を受けながら、ヒュンケルは父の敵としてアバンの命を狙うようになる。

卒業の日、ついにヒュンケルはアバンを襲撃するも返り討ちに逢い、魔影参謀ミストバーンに拾われて魔王軍配下に付くことになり、不死騎団団長の座につく。

不死騎団団長時代

上記の生い立ちもあって、人間に対する恨みは相当深いものであった。
電撃系以外の一切の攻撃魔法が通じない「鎧の魔剣」とアバン流刀殺法を操る。

ホルキア大陸にてダイ一行と遭遇、同じアバンの弟子としての力の差を見せつけるもクロコダインの援護によって取り逃がす。その後、地底魔城にて再びダイ一行と激闘を繰り広げるが、ダイが土壇場で生み出した魔法剣ライデインストラッシュの前に敗れる。
その後、父の死の真相とマァムの慈愛の心に触れて改心し氷炎将軍フレイザードの襲撃から一行を救い、自らはマグマに沈んだ。

父の死の真相

実はバルトスはアバンによっては殺害されておらず、アバンにヒュンケルを託した直後、バーンによって死から蘇らされたハドラーの手で処刑されていた。
今際の際に息子に真実を伝えることは叶わずただひと言「思い出をありがとう」とだけ言い残し、最期を遂げた。
アバンは自分が憎まれていることを知って、その上でヒュンケルに愛情を注いでいたのである。

ヒュンケルはこの事実を「魂の貝殻」という死にゆく者の魂の声を封じこめるアイテムによって知ったが、皮肉にもそれを知ったのはダイ一行との戦いの最中であった。

がいこつけんし


余談だが、バルトスは悪辣であった頃のハドラーに生み出されたにも関わらず善の心を持った
優しいモンスターであった。
後にハドラー自身が、出来損ないとして処刑したバルトスと同じ騎士道と善の心を持つことになったのはある意味、皮肉である。

帰ってきた魔剣戦士

地底魔城と共に壮絶な最期を遂げたかに見えた(実際、全身がマグマに沈んでいる)ヒュンケルであったが、彼の部下の手当てを受けたクロコダインによって救出されていた。
手当てを受けた後にクロコダインに諭され、贖罪のためダイ一行に加勢することを決意。
その時に「鎧の魔剣」も甦っている。

バルジ島決戦時、窮地に陥ったポップとマァムを救い、父の敵であるハドラーに挑み、互角以上の戦いを見せるも鎧を貫かれ、そこに直接メラゾーマを撃ち込むという荒業を喰らい、そこからベギラゴンで追撃されて体が言うことを聞かないまでのダメージを受けるもかつて一笑に付した技グランドクルスで起死回生を狙った。
その一撃になんとか耐えたハドラーにとどめを刺されかけるが、最後の本能的反射でハドラーを倒している。しかし、ほぼ自爆技に近いグランドクルスの消耗とハドラー戦での疲労は激しく、直後に参加したフレイザード戦では苦戦していた。

バルジ島での戦闘を終え、パプニカの王女であるレオナ姫に王国を滅亡に導いた元魔王軍の戦士として裁きを乞うが、下された判決は「残された人生のすべてをアバンの使徒として生きよ」というものであった。
この瞬間に、ヒュンケルは真の意味でダイ達の「仲間」となった。

その後、竜騎将バランが攻略していたカール王国にてダイとバランのつながりを察知し、決死の覚悟でバラン配下の竜騎衆を単身食い止めていたポップを救出。
空戦騎ガルダンディーの翼をヘシ折り、海戦騎ボラホーンを一蹴するという活躍を見せる。しかし竜騎衆最後の一人である陸戦騎ラーハルトの操る「鎧の魔槍」(鎧の魔剣と同じ材質の武器)に苦戦を強いられる。
だが、追い詰められながら再びグランドクルスを放ってラーハルトを破り、彼の「鎧の魔槍」を託された。ラーハルトの遺志を受け、バランを止めに向かうも竜魔人となったバランの圧倒的な力の前に敗れた。その後、ポップの決死の行動に心を打たれ、バランとの決闘に挑むダイに「鎧の魔剣」を貸している。このとき「鎧の魔剣」はダイが竜闘気を乗せて放った全力の攻撃には耐えられず、完全に消滅、以後ヒュンケルは鎧の魔槍を手に戦うこととなる。

アバンの使徒長兄として

師・アバンが遺したアバンの書でアバン流槍殺法をマスターし、鬼岩城襲撃の際に登場。かつては苦戦したデッド・アーマー(鎧の魔剣と同じ材質でできたさまよう鎧のような魔物)を三体まとめて倒す等、武器が変わっても変わらぬ強さを見せ付ける。
そして闇の師ミストバーンとの戦いの最中に『空』の技に目覚め、『虚空閃』を習得。その後にハドラー親衛騎団と激突、兵士ヒムと戦うことが多かった。

その直後にダイ一行のため自ら捨て石となろうとするバランと遭遇。ラーハルトとの誓いを果たすべく、あえて武器を捨てて相手の攻撃を受け、その後にカウンター攻撃をぶつける捨て身のアバン流奥義『無刀陣』をもって文字通り命懸けでバランを止めんとした。
このとき女王アルビナスがこの立会いに乱入しアバンの使途と裏切り者のバランを一網打尽にしようとするが、無刀陣の攻撃はアルビナスを撃退するために向けられ、逆にヒュンケルは無防備な状態でバランの全力の攻撃を受けてしまう。
この際バランの見立てで再起不能に陥るほどのダメージを受けるが、傷ついた体を引きずり戦列に復帰、そのまま大魔王バーンとの一度目の直接対決に参加している。

闘志の使徒ヒュンケル

大魔王バーンに敗れ、囚われの身となったクロコダインとヒュンケルであったが処刑される際にヒュンケルがミストバーンの暗黒闘気を取り込み、完全に抑えることによって爆発的なパワーアップを遂げる。そのパワーは素手でリビングアーマー(さまよう鎧などの種族)を引き裂くほど。

その後、ロン・ベルクによって強化を施された「鎧の魔槍」を受け取ってダイ一行と合流し、ミナカトールの魔法陣の形成に力を貸して大魔宮の魔力を止めると共に突入した。再びヒムと戦うも、パワーアップを果たしたヒュンケルはこれを一蹴している。

師・アバンと合流した後は敵の足止めを一人で引き受け、恐ろしい数の敵に単身挑んでいる。その戦いぶりは魔界の魔物にさえ悪魔と思わせるほど。その中で、ハドラーの遺志を継ぎ死の淵から蘇ったヒムと再戦する。
ほとんどの技が通じない中で苦戦を強いられるも、武装解除して自らを極限まで追い込み、相手より一瞬早く攻撃を当てる技に昇華させた『無刀陣』で撃破する。
その直後にマキシマムの襲撃を受けるが、オリハルコンを素手で破壊すると言う離れ業を見せ、逆にマキシマムを圧倒した。だが、『自分のために仲間を犠牲にできない』という弱点を見抜かれ窮地に立たされる。しかし、そこに戦友ラーハルトが駆けつけマキシマムもろとも敵を一掃した。
その後は完全に戦士として再起不能の体になってしまい、ラーハルトに引導を渡され「鎧の魔槍」を彼に返し戦線離脱。
しかし、ボロボロの体を押してミストバーンとの戦いに参加。ミストバーンはヒュンケルの身体に乗り移る(本来ミストバーンは自らが乗り移るための器としてヒュンケルを育てた)ものの、光の闘気でかつての闇の師を抑えこみ完全に消滅させた。

彼の魂の色(紫)は『闘志』(平たく言えばガッツ、根性と言えば分りやすいだろう)であり、不死身ともいえる生命力もそこからきているものと思われる。

性格・人物像

性格は沈着冷静。
その雰囲気と態度からか高慢な人間だと思われがちだが、本当は非常に繊細な心の持ち主であり、自分の気持ちに対して不器用なだけ。幼少期はダイに近いやんちゃな性格だった様子。

「自分は人を幸せになどできない。不幸にしかできない」と述べているように、他者と幸福を共有することは放棄しているに等しいため、エイミから告白された際にも、突き放している。(もっとも彼女のほうは諦めておらず、最終決戦後も密かに後を追っている)

マァムのことを心の中で聖母や天使と形容し、恋愛感情か敬愛の念かは判断できないが、彼女のことを大切に思っている様子(アバン談)だが、ここでも彼女の幸せを案じ、身を引いている。

ポップからは尊敬と同時にマァム関連でライバル心を抱かれているが、ヒュンケル自身はポップのことを高く評価しており、自分よりもマァムに相応しいと思っている様子。

アバンに対しては、グランドクルスを教わった際にそれを一笑に付すなど反抗的な態度をとることもあったが、本当はその人柄を慕っていた。
それは、アバンに対する尊敬の念を、復讐という目的のために押し隠していたから。
そのような心にもないことを言ってアバンを困らせるときには、彼は「寂しさと申し訳なさが同居したような眼」をいつもしていたらしい。

ダイはヒュンケルを自分の境遇と重ね合わせ、「もし自分もヒュンケルと同じ境遇になれば、アバンを恨んでいたかもしれない」と敵であったときも彼を憎む事が出来なかった。
又、ヒュンケルもバランの死の際に「竜の騎士は最強だから死ぬはずがない」と嘆くダイに、かつてバルトスが死んだ時の自分と重ね合わせていた。

戦闘スタイル

アバン流刀殺法と槍殺法を操り、闘気の扱いにも長ける。
また、素手での戦闘能力もかなりのもので、ボラホーンを圧倒している。
彼の不死身の肉体の秘密は光の闘気と暗黒闘気が体内で絶えずせめぎあっているからのようだ。
後半では鎧の魔槍を受け継いだ為に槍を使っていたが、剣を使ったほうが強いらしく、魔界随一の剣士だったロン・ベルクも「剣を使えばオレに劣らぬ腕前」と評していた。
しかし、魔槍を「戦友(とも)の形見」と呼んだ事から、ロン・ベルクは槍にした理由を知り「いい答えだ」と賛辞を送っている。

使用した技

ブラッディースクライド
アバン流の技を学ぶ中、アバン流刀殺法を破るため、独自で生み出した必殺技。
アバンストラッシュにも匹敵する威力があり、よくとどめの一撃として使われた。
本来は剣技だったが、突き技であったため武器が「鎧の魔槍」になってからも使われ続けた。

アバン流殺法
『地』の技である大地斬と地雷閃、『海』の技である海覇斬と海鳴閃、『空』の技である虚空閃を使う。
『空』の剣技である空裂斬も使えるはずだが、『空』の技を習得して以後剣を使うシーンがないので本編では使っていない。

アバンストラッシュ
ホルキア大陸でダイ一行と戦ったときに一度だけ見せた。
その時は『空』の技を使えなかったがために不完全なものであったが、『空』の技を習得してからは完全なものが放てるようになっている(はずだが、劇中では使用していない)
彼がアバンストラッシュを使わないのは「かつて魔王軍として人々を苦しめた事への戒め」のためである。「仮に使えたとしても"アバンストラッシュ"とは呼ばないだろう」とのこと。

闘魔傀儡掌(とうまくぐつしょう)
亡者を操るためミストバーンから教わった技。
ヒュンケルは専らブラッディースクライドを当てるための補助として使っていた。
ダイたちの仲間になってからはアバンストラッシュと同じく、「かつて魔王軍として人々を苦しめた事への戒め」として使わなかったが、かつての師であるミストバーンに対してあえて一度だけ使用している。

グランドクルス
闘気を十字型に集中し、放つ技。かつてアバンに師事していたころに教えられたものである。
しかし、アバン自身もあくまで「武器をもっていないときの非常手段」として編み出したものであり、本来は適度に闘気を絞って放つ小技だった。ヒュンケルはあえて全力で闘気を放つことでこれを必殺技へと昇華させている。
当然生命エネルギーである闘気を全力で放つことには大きなリスクを伴い、最悪死の危険すらある自爆技に成りかねない。
事実、最初に放った際は自分も意識を失うが、この技を何度も使うことにより自分が生き残るすべを習得すると言う無茶なことをしている。消耗が激しく、一日に二発も撃てば限界らしい。
名前の由来は闘気を放出する際の依代として用いる十字であり、「鎧の魔剣」の柄、「鎧の魔槍」の穂先、相手と武器が交差した部分などである。
終盤、ヒムが見様見真似で使用した際は、腕を十字に組み闘気を放った。

無刀陣
あえて武器を捨て、自分の闘気を0にすることによって相手の攻撃を受けても致命傷を避けられる状況を作りカウンターをぶつけるアバン流、静の究極奥義。
後にあえて攻撃を受けることもままならない状況だったヒムとの戦いで相手より一瞬早く攻撃を当てる技に昇華させている。

使用した武器

鎧の魔剣(よろいのまけん)

鎧化


ロン・ベルク作。ヒュンケルが大魔王バーンに授かった品。
オリハルコンの次に硬い金属でできている上に、「鎧化(アムド)」の呪文で鎧となり、電撃系以外の一切の攻撃魔法を受け付けない。本体である刀身と魔法珠が無事ならば持ち主の闘志を失わない限り何度でも蘇るものだったが、ダイの竜闘気を全開にしたライデインストラッシュには耐え切れず刀身が消滅してしまったため、永遠に失われた。

余談だが、アーケードゲーム「モンスターバトルロード」のとどめの一撃の一つである「つるぎの雨」に登場している。

鎧の魔剣(の鎧)を破壊した攻撃はダイの魔法剣、ハドラーの地獄の爪、ラーハルトの鎧の魔槍、バランの真魔剛竜剣。

鎧の魔槍(よろいのまそう)

ヒュンケル


ロン・ベルク作。ラーハルトから受け取った品。
基本的な性質、素材は鎧の魔剣と変わらないが、魔剣は防御に重点を置いた造りになっているのに対し、魔槍の場合は攻撃と機動力重視。反面、軽装から防御では大きく劣る。
手甲、胸元のナイフ、膝当ての棘、ブーメランになる盾など仕込み武器も多彩。
また、本体である槍は鎧化後に限られるが縮めて盾に収める事も出来る(魔槍初登場の際にラーハルトが見せた機能)。

魔槍タイプ2


最終決戦前にロン・ベルクによって強化修復され、全体的にスタイリッシュなフォルムとなった。
穂先が矢印状の三又(十字型に変形可能)になったほか、攻撃力と防御力が飛躍的に上がった。また、新たに非常用武装として右腕に剣が追加された。(劇中に於いて真・大魔王バーンに立ち向かう際に無手のアバンに譲渡)
後にラーハルトが戦線復帰した際に、彼に返却している。

死亡フラグブレイカー

上記のように、敵からの転向組・主人公の兄弟子・不死身が代名詞その他大量すぎる死亡フラグを乱立させている。
立ちすぎた死亡フラグは生存フラグに変化するという典型例として名高い。

関連イラスト


闘志
ヒュンケル


アバンの使徒!
まおーぐん!



関連タグ

ダイの大冒険
ダイ ポップ(ダイの大冒険) マァム レオナ エイミ アバン
クロコダイン ミストバーン ラーハルト ヒム ロン・ベルク
死ぬ死ぬ詐欺 命は投げ捨てるもの

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