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CV:銀河万丈

注意
クロコダインであってクロコダイルではない。

概要

漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に登場する誇り高き武人で、魔王軍百獣魔団団長。肩書きは「獣王」。人間としての推定年齢は30歳。一軍団を指揮していたこともあり面倒見はよく、人格も成熟しているため終盤は協力者たちのまとめ役にもなっていた。穴掘りが得意で、この能力も意外なところで窮地を救う。

種族はリザードマン。なお、5以降の本編に同名のモンスターが登場するが、こちらのリザードマンはスラッとした半竜人でありワニ男のクロコダインとは似ても似つかない。
クロコダインのデザインの元ネタは3のモンスターのデザイン案の一つだったものを使用している。

前期

魔王軍百獣魔団団長として一番手でダイたちと魔の森で交戦。魔王ハドラーを上回る破壊力を見せつけ、ポップがすぐに逃亡した。
その後、クロコダインは自身の鋼鉄の肉体や真空の斧の脅威でダイを追い詰め、単なるパワーでは不利と見たダイの素早い動きで一度は逆転を許すが、奥の手焼け付く息でダイの動きを止めて再び形勢を逆転する。しかしマァムの援護で右手を氷漬けにされ、同時に麻痺の治ったダイに左目を潰されたことで最終的には撤退を余儀なくされる。(ここで傷ついた左目は治癒可能だが、その後も自身の戒めとして敢えてそのままにしている)
その翌日、妖魔司教ザボエラの巧みな誘惑に、子供を相手に片目を失い撤退したことで地位を失うことを恐れ、ザボエラから姦計を授かりロモス王国に進撃、再戦する。
武人の誇りを捨てたクロコダインはザボエラの姦計によりダイの育ての親であるブラスを人質に当初は優位に戦っていたが、死を覚悟して自分に向かってきたポップの機転によりブラスを救出されると、仲間のために捨て石になろうとしたポップの自己犠牲に武人としての迷いが生じ、竜の紋章の力を受けたダイのアバンストラッシュに敗れてしまう。最後は武人としての心を取り戻したことで、ダイたち一行を称えるとともに城の王の間より飛び降り、自決した。このときの自身を倒した彼らアバンの使徒の最初の勝利を称えたセリフが勇者は、つねに強くあれ!である。

しかし死んだはずの彼は魔王軍の蘇生液で何とか命を取り留め、ホルキア大陸にて魔剣戦士ヒュンケルと交戦していたダイたちの危機に颯爽と現れては、彼らの危機を救った。まだ傷が完治していないところへさらにヒュンケルの攻撃を受けたことで、ヒュンケルの部下・モルグ曰く「どう見ても助からない」程の傷を負うが、ヒュンケルの気まぐれで奇跡的に一命を取り留める。

このおかげでクロコダインはダイたちとの決闘を終えて溶岩に沈むヒュンケルを助け出すことができ、過去を悔やんで立ち直れない彼へオレは男の価値というのは、どれだけ過去へのこだわりを捨てられるかで決まると思っているとの言葉を語り説得、忠誠心の塊と言われた自らも魔王軍を裏切り、バルジ島にて王女奪還に動くダイ一行に加勢する。その力は健在で、魔王軍の鎧兵士をもろともせず『獣王会心撃』で炎魔塔を粉砕している。続けてフレイザード戦にも参加、間一髪でマァムを助けたがヒュンケルから受けた傷がまだ完治していないのか苦戦していた。ってかなんでこんな連戦続きで戦えるんだよ。

レオナ救出作戦成功後の宴では、自身の姿などから少々離れた場所でチミチミと月見酒をしていた。
最初は、バダック達から『こんな所で一人で飲んで・・・何しとる?』と尋ねられると『いやぁ・・怪物(モンスター)の俺が、人と一緒に飲むのは・・・気まずいだろう?』と答えたが
『何を言ってるんだ! 勝利の立役者に、怪物(モンスター)も人間も関係ないわい!!』と答えられると彼らが持ってきた酒樽に収まった酒を豪快に飲む。(その酒は、とても美味だったようで曰く『こんなに美味い酒を飲んだのは、初めてだよ!!』とのことだった)

その後、竜騎将バランに苦戦するポップの前に現れ、バランを相手取るも、右腕と目にダメージを受けてしまう。それでも心の目で立ち上がり、不屈の闘志でダイのライデインストラッシュと共に獣王会心撃を放ち、無敵のバランに傷を負わせた。

二度目のバランとの対決ではポップが命がけで竜騎衆を食い止めていたことを知り、自らも決死の覚悟で戦いに臨む。それはベホマで体力を回復しつつ(レオナ姫のベホマでは体力の回復と傷の治療を一度には出来ない)ひたすら攻撃に耐え続けるという壮絶なものであった。それでも竜魔人と化したバランに圧倒的な力の差で敗れ去るが、最終的にはギガデインも撃てないほどバランは魔力を失ってしまった。これによりバランはライデインを使うしかなく、本来の威力のギガブレイクが打てず、ダイのライデインストラッシュに撃退された。

後期

鬼岩城の襲撃の際にはベンガーナ王国のアキームの忠義心を認め彼を救出、自らも傷を受けるもそれを問題にもしないタフネスを見せ付け、ポップを救出すべく死の大地で魔王軍でも指折りの暗殺者キルバーンと対峙したときには戦わずに逃げるという手を選び、血の気の多い獣王がまさかの逃走を選ぶという意表を突いた。消息不明となっていたダイの捜索にも参加し、ポップと共にダイを連れて無事生還を果たす。
サババにてハドラー親衛騎団と交戦した際には主に城兵ブロックを相手取る。ブロックの怪力には歯が立たず「力に力では絶対に勝てん」と痛感。そのことをポップにアドバイスした後は、シグマに獣王激烈掌をお見舞いし、片腕ごとシャハルの鏡を奪い取り、ポップに極大消滅呪文を打たせるという勝機をもたらす。しかしブロックの捨て身の行動により痛み分けとなった。その後、死の大地にて再びブロックと再戦。前回と同様に歯が立たずに追い詰められるが、ヒュンケルが駆けつけたのを目の当たりにして奮起。ブロックの極め技から逃れ、逆に投げ飛ばして地面に叩きつけダメージを与えるという成果を出す。大魔王バーンとの一度目の直接対決に敗れ、囚われの身となってしまう。

公開処刑の際、暗黒闘気と戦うヒュンケルを激励し、自らもマァムによって解放された後には戦闘に参加、新たな武器『グレイトアックス』を用いて魔王軍と相対した。

一行が大魔宮に突入した後は因縁の相手、ザボエラと交戦。切り札である『超魔ゾンビ』に苦戦を強いられグレイトアックスを損傷してしまう。そこで腕力を用いた肉弾戦を挑むがまったく歯が立たず、窮地に陥る。しかしノヴァロン・ベルクの活躍によって『超魔ゾンビ』が破壊され、見事生還。勝利を喜ぶ一行とは逆に、ザボエラのしぶとさを見越して密かに行動を起こす。読み通り満身創痍で生き延びていたザボエラの行く手を阻み、トドメを刺そうとする。ザボエラから命乞いされ、信じた振りをして逆に彼を自らの策に引っ掛け、闘気弾で止めを刺した。

・・・・・・ザボエラよ。
頭の悪いオレだが、だまされ続けたおかげで一つ物を知った・・・。

この世には、本当に煮ても焼いても喰えぬヤツがいる!
・・・ということだ!!


ザボエラを退けた後には自らも大魔宮へ向かうも、ほとんど戦力外になってしまったが、ミストバーンとの戦いの中でその正体ミストを目撃し、かつて六大団長として自身と肩を並べた彼には自分の肉体がなく、そのコンプレックスから肉体を鍛え上げ鍛錬に励む者たちへの敬意を抱き続けていた秘密を知り、彼に同情していた。
しかし自身の憑依能力を使ってマァム、ヒュンケルと次々と肉体を奪おうとする彼に流石のクロコダインもこの悪魔めっ!!との罵声を浴びせ、尊敬する一人であるクロコダインから罵倒を受けたことでミストもすぐに言葉を返せず少々複雑そうな表情をしていた。

最終決戦後はヒムやチウと共にデルムリン島に移住。戦いが終わったら嫁探しでもしてみるかと軽口をいっていたので婚活もしてる…かもしれない。

劇場版

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ!!新生6大将軍」では、百獣将軍ザングレイと対決。斧の打ち合いに打ち勝つもドテッ腹を槍で貫かれてしまうが、それをものともせず斧を振り下ろして反撃し、ザングレイを仕留めた。更にはヒュンケルとの同時攻撃でデスカールを倒し、ガルヴァスも一時戦闘不能に追い込んだ。

戦闘力

前述したように最後には戦力外になってしまった彼だが、かといって決して弱いわけではなく地上のモンスターでは最強であり、ダイの竜の紋章もクロコダインとの戦いの後は超竜軍団の襲撃を受けるまでしばらく戦闘で輝くことがなかった。自らを「頭が悪い」と言いながら戦闘経験もあり非常に機転は利く(むしろ「策略や陰謀を好まない、気が回らない」という自嘲のニュアンスである)。ハドラー親衛騎団の能力が自分たちより勝っていることを見抜き、得意分野同士の対決は分が悪いとして戦闘相手を変えさせている。

何より肉体のタフさは群を抜いており、幾度と無く死の淵から生還し、規格外のタフさを見せた。
また、純粋なパワーならばヒュンケルより上。三界でも指折りの竜騎衆の一角ボラホーンの「天下無双の力」を凌駕する。サババでの戦いでは軍艦を持ち上げるブロックの怪力に歯が立たなかったが、死の大地での再戦では「いつまで調子に乗っ取るかああっ!!」と吠えて逆に投げ飛ばしてダメージを与えるなど凄まじい力を発揮した。物理的な威力という一点では大変優れており、バランも一番相手にしたくないと認めるほどである。おそらく、ダイを除けば最高のパワーを誇ると思われる。アーマードフレイザードも連戦の負傷がなければ軽く投げ飛ばされていただろう。テラン城でのバランとの対決では、捨て石になる覚悟からこれまで以上の力を引き出し、真空の斧を受け止めたバランの足場を衝撃で崩壊させた(直後に竜闘気で弾き飛ばしていることから自力で押し返せなかったのは想像に難くない)。

その割にあまり敵に有効打を与えるシーンがなく、ダメージを受けて「ぐわあああ」と叫んでいるシーンが多いため、いわゆる噛ませ犬のように思われる事も多い。
だが、クロコダインの役割はいわゆるタンク(ドラクエ的に言えば「におうだち」役)である。ダメージを受ける描写が多いと言う事は、逆に言えばそれだけ敵の攻撃を引き付けていると言う事であり、「頑強なクロコダインでも大ダメージを受けるような攻撃をその身で受けている」時点ですでに十全に役割を果たしているのだ。
実際、クロコダインが受けて倒された攻撃の数々は他のキャラが受ければ生死に関わる傷となり得る強力な攻撃ばかりであり、彼がいなければ全滅していた戦闘も多い。

特技、使用武器

真空の斧
初登場時から使用していた武器。ただ一撃で大岩を割った上に数百mに渡り森を引き裂くほどの威力を有する真空呪文の力を宿した伝説の武器で、クロコダインの強力もあいまってかなりの威力だった。
上記のようにバラン戦二回目では、最初の一撃を受け止めたバランの足場を崩壊させるほどの超重量の威力を披露している。しかし竜魔人となったバランには通じず、振り下ろした直後に竜闘気で砕かれてしまった。

新生・真空の斧
壊れてしまった真空の斧だが、伝説の武器の命ともいえる魔宝玉が無事だったのでパプニカの金属で新しく作り直されたもの。
正式な名前は『帰ってきた真空の斧MARK-2』だが、劇中バダックしかこの名前で呼んでいない。

グレイトアックス
ロン・ベルク作の巨大な戦斧。真空呪文に加え、「唸れ業火」、「唸れ爆音」の掛け声で火炎呪文と爆裂呪文を使えるようになったほか、重量も相当のものであることが伺える。「ちょっとしたアバンストラッシュ気分」とのこと。しかし活躍したのはここくらい。
ザボエラとの戦いで刃が腐食してしまった(ロン・ベルク製の武器なので自己修復可能)が、クロコダインの力を考えるとそれでも強力な武器になりうるだろう。

獣王の鎧
初期から着ているクロコダイン専用の鎧。
よく籠手が砕けるが自己修復可能な安心設計。

獣王痛恨撃/獣王会心撃
獣王クロコダインの必殺技として登場。闘気を片腕に全集中し、渦巻く波濤として相手にぶつける技。
並の人間が喰らえば渦巻く闘気に吹き飛ばされ確実に戦闘不能となる。オリハルコンを砕くほどの威力はないが、シグマ相手に強がりを言わせるくらいには強烈。

獣王激烈掌
船も通れぬ難所であるバルジの大渦の中で命を賭して生み出された技で、ハドラー親衛騎団との戦いで初披露された。
獣王会心撃を相手にぶつけた後に、逆回転のもう一つの闘気の渦を合わせて相手をねじ切る技。劇中ではオリハルコンのボディを持つシグマの片腕を奪うなど凄まじい威力を見せた。
素顔を晒したミストバーンにも使用したが、わずかに体勢を崩しただけに終わり、手刀の一撃で切り裂かれて破られてしまった(もっともこれは威力がどうこうの話ではなく、技の性質上通用しなかっただけ)。

後にDQMJ2にて『獣王げきれつしょう』という特技が登場している。

焼けつく息(ヒートブレス)
奥の手。高熱のブレスで相手を麻痺させる。
不意打ちに使えたり仲間の救助にも使える便利な小技であり、マヒャドで身動きが取れなくなっていたダイ達を助けるときにも使用した。このことからマヒャド級の威力があると思われる。

獣王の笛
鰐を模した形状の笛。自身の部下達を従えるのに使用していたが、魔王軍に在籍百獣魔団の団長に就任した後には使用する機会が減った。 『俺の修行を手伝ってくれた礼にこれをやろう』と武闘家のチウに渡した。
この笛の音を聴いてやってきたモンスターを倒せば、そのまま自分の仲間になる。
笛を吹く方向によってやってくるモンスターの種族が変化したり、単体ではなく複数で現れることもある。(群れをなしてやってきた場合は、そのうちの一体を倒せれば、そのまま仲間にできる)


交友関係

ダイ一行を年長者としてよくフォローしている。アバン離脱後、潜在能力はともかく皆若年、長兄であるヒュンケルもコミニケーションが不得意とまとめ役として大人の不在だった一向にとって彼の存在は大きい。
ポップには「絶対かなわぬ相手であるオレに命を賭けて向かってきた・・・その姿にオレは信じあいながら戦う人間のすばらしさを見た!」等の台詞や幾度と無く彼の危機を救っていることから、アバンの使徒以外の味方で最もポップを信頼し、信頼されていたのはこの人だろう。
因みに劇中、ポップには「おっさん」と呼ばれていた。

他、同じ元魔王軍であるヒュンケルとも交友は深く、作中で「不器用だが万人に誇れる友」と発言するなど強く信頼していたと思われる。

主要メンバー以外ではその誇り高さや義に厚い姿勢からバダックを始めとした王国の戦士達と信頼関係が強く、特にバダックからは「例え敵対していても、己を高めることを忘れない。」とまで称され、ノヴァやアキームとも互いに敬意を払う仲である。

魔王軍でもプライドや礼節を重んじるヒュンケルやバランからは実力も含めて信頼され、実力的に遙かに上であるミストバーンからも高い評価を得ている。終盤までそれが覆らないことからも、実力もさることながらその人格面は魔王軍でも群を抜いていたが、それ故にザボエラやフレイザードとは終始険悪であった。


敵方で最も因縁深い人物は幾度も対峙し、最後には自ら止めを刺した相手であるザボエラだろう。

「獣王」時代は”クロコダインの命令しか聞かない特別な部下”のモンスターを幾体か抱えて居る旨が本人の言により明かされている。
その内の1体・ガルーダはクロコダインが魔王軍を離れてからも、クロコダインのみならず勇者一行にとって心強い味方であり続けた(クロコダインが大魔王バーンに捕らえられてからの消息は不明。主人を探し回っていたのかもしれない)。

名言

たとえ 生き恥をさらし万人にさげすまれようとも 己の信ずる道を歩めるならそれでいいじゃないか・・・

生きとし生けるものにはすべて太陽が必要なのだ・・・それを奪おうとするものは断じて許せんっ!! たとえ力およばずとも戦うのみ!!

人間は強い・・・・そして、優しい生き物だ。 共に力を合わせ・・・喜びと哀しみを分かち合うことができるんだ・・・ただ【強いだけ】の俺達怪物(モンスター)とは違う!!

その他あれば追記お願いします。

小話

バーン打倒後も作品が続いていた場合には、5年後の世界でダイと共に新生竜騎衆の海戦騎として魔界で戦う予定であった、とコンビニコミックのインタビューで語られている(因みに陸戦騎はラーハルトが続投、新しい空戦騎をダイに代わる主人公に据えることも併せて語られた)。

ワニ型獣人ということで、漫画本編だけ読んでいると緑色などの寒色系の体色をイメージしがちだが、実際にはトップ画像の通り赤系である。

アニメのアイキャッチではポップに投げ縄で捕獲されている。

演じる銀河万丈氏は、CDシアター版ドラゴンクエストⅡハーゴンを、ドラゴンクエストヒーローズディルク王を演じている。
特にディルク王は銀河万丈氏が演じた事を良いことに『獣王会心撃』のパロディともいえる『国王会心撃』なる必殺技を使わせている。
(打ち初めの最初のモーションのみ獣王会心撃に似ている。)
………まさに『公式が病気』状態である。

ハヤテのごとく!の連載初期に、学園に侵入した強盗がクロコダインとよく似たデザインの鎧を着ている(顔はまったくの別物)。

関連項目

ダイの大冒険 ポップ(ダイの大冒険) ヒュンケル ザボエラ ダイ 獣王

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