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ザボエラ

ざぼえら

『ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-』の登場人物である。
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概要

妖魔士団団長を務める魔族の老人。肩書きは「妖魔司教」。息子に「妖魔学士」ザムザがいる。
卑劣で狡猾な策士で、その計略をもって幾度かダイ一行を苦しめた。
アニメ版「ダイ大」では龍田直樹がcvを務めた。

前期

初登場時はハドラーすら凄まじい衝撃と共に打ち破ったデルムリン島のマホカトールの結界を音も立てずに通り抜けるというなかなかのインパクトを見せた。
ダイと戦い、片目を失ったクロコダインに策を授け(後述)、結果的に一蹴されたがヒュンケルにも取り入ろうとした。

バルジ島にてミストバーンと共にダイ一行と初めて直接対決しバダックに死の呪文ザラキをかけ窮地に追い込むが、一斉攻撃をかけようとしたところでクロコダインの妨害にあう。だが、モシャスで自分に変身させた部下の妖術師を影武者にして逃れる。

その後カール王国を攻略していた竜騎将バランに近侍し、ダイが竜の騎士と判断しうる情報を伝えたが、このことがバランにダイとの接触を促し、ハドラーの地位を危うくする遠因となった。

ダイ一行がバランを退けた日の夜、ハドラーと共に奇襲をかけるもマトリフとダイの妨害にあい、退けられる。(その際、ルーラでハドラーを置いて逃げ出していた)その後、ハドラーを見限ろうとするも下半身を失いながら何とか生きていた彼から「他の者に取り入るなら殺す」と脅され、ハドラーの肉体を超魔生物に改造している。


妖魔学士ザムザ

ザボエラの実の息子。ザボエラの発案で超魔生物の研究をしていた。
性格はザボエラに似通っているが、父親より数段まともなことを思わせる。死の間際、武術大会の賞品である「覇者の剣」と自らの研究成果を魔王軍に送った。父ザボエラについては自分以外を道具としか思っておらず、自分が死んでも涙一つ流さないと言ったが、それでも自分の父であることには変わりがないとも残している。

心の底では父の愛を求めていたようで、ダイもなんとなくわかると呟いている。この研究成果と「覇者の剣」は後にハドラーを大幅に強化しており、このことからも彼の戦いは決して無意味なものではなかっただろう。

詳細は該当項目を参照。

超魔生物について

ありとあらゆる魔物の長所を移植した生命体。いかなる外傷も戦闘中に再生できるが、その限界を超えてしまうと基本的にもう治癒能力は働かなくなる。
変身すると呪文が使えなくなるという弱点も有するが、ハドラーは自身の肉体そのものを改造してこの弱点を克服した。ザムザは闘気を操る力と大猿系モンスターの柔軟な皮膚組織で打撃をさばくといった活躍を見せた。

後期

ハドラーの肉体を改造した後は、もやは忘れ去られたように扱われ、ハドラーと交戦した直後のダイを始末しに向かう。その際クロコダインに自分の心理を看破され逆上していた。
収束魔法マホプラウスを唱え、自分とサタンパピー全員分の魔力をこめたメラゾーマでダイと彼を捜索に出ていたポップチウにむかって放つがハドラー親衛騎団兵士ヒムに遮られ、魔牢に幽閉される。この際、本来なら処刑になるところを、ハドラーは自分のパワーアップに貢献した事と、その為に息子・ザムザを失ったことで見逃している。

その後、どうやって魔牢から脱出したかは不明だが大魔王バーンとハドラーの戦闘に割り込み、大魔王バーンに止めの一撃が放たれる瞬間(ミストバーンは兵士ヒム、騎士シグマ、城壁ブロックを抑えていたので闇の衣の開放や肉体の返還もできなかったであろうし、キルバーンも女王アルビナスを抑えていて動けなかった)にハドラーの動きを封じた。
このことで魔軍指令補佐の地位を与えられている。そして今度は自らの上司となったミストバーン(最も、実際の地位は魔王軍結成時からミストバーン>バラン>ハドラー>残りの4人 くらいの扱いだったが…。)に取り入ろうとするも、かつて彼の弟子であったヒュンケルと同じく一蹴されている。

最終決戦の際、ヒュンケルとクロコダインの処刑場に現れ凄まじい数の魔界の魔物を呼び寄せた。大魔王バーンに取り入るきっかけを作ろうとするため、破邪呪文ミナカトールの五亡星を阻止しようと、一かすりで死に至る「毒牙の鎖」でポップを狙うがメルルに阻まれ、それがポップを勇気の光に目覚めさせ結果として破邪呪文の完成に一役買ってしまう。

さらに、ミストバーンが大魔王バーンを守るため大魔宮に戻ったことで孤立。今まで人を利用するだけしてきた彼が、ついに「使い捨てられた」形である。それは皮肉にも、彼が言った「人生のツケというやつは最も自分にとって苦しいときに必ず回ってくる」状況でもあった。そこでついに切り札の「超魔ゾンビ」(詳しくは後述)を製造・搭乗し、魔法陣を守るクロコダイン、ノヴァ、そしてミストバーンと互角に戦ったロン・ベルクさえ圧倒したが、ノヴァの決死の行動に心を動かされたロン・ベルクの皇星十字剣の前に破れ、超魔ゾンビはバラバラに分断され、自身も満身創痍になる。やっとのことで逃走しようとしたところに因縁深いクロコダインと遭遇。クロコダインを意のままに操ろうとするも最後の最後で彼の策にはまり、闘気弾でついに最期を遂げた。

人物像

息子の言うとおり、自分以外を道具としか思っていない(現に息子であるザムザを面と向かってゴミ呼ばわりしている)上に、それを隠そうともしていない。(元も含む)同じ魔王軍の構成員からも良い感情は持たれておらず、
・「魔王六軍団長の恥さらし」(ヒュンケル)
・「人から人へ自分の成り上がりだけを目あてにうろつくドブネズミ」(ミストバーン)
・「煮ても焼いても食えぬヤツ」(クロコダイン)
と散々な言われようである。無論人望も皆無であり、策士として優れてはいながらもその点で尽く策を破られながらも他人を顧みようとはしなかったのは、老齢であった所を加味しても策士として詰めが甘かったとしか言いようがない。

かつて六大団長が揃ったときは絶大な魔力で一目置かれた存在だったらしいが、出世欲に目がくらみ他人の力ばかりを利用しているうちにこんな性格に成り果ててしまったらしく、自身に止めを刺したクロコダインからも哀れみをもたれている。

それは、彼が戦闘力の弱さゆえに、他人を利用しつづけて生きるしかなかった宿命とも言えるだろう。同じく「相手をハメるのが得意」なキルバーンは本気で戦えば正面から戦っても無敵の強さを持てるのに相手をハメないと気がすまないことで罠の扱いに長けていたのとは、ある意味対照的とも考えられる。

策謀

・鬼面導士ブラス
クロコダインに授けた策。ダイの育ての親であるブラスをミナカトールの保護下にあったデルムリン島から連れ去る事により魔王の邪気の影響で凶暴化させ、、クロコダインと共にダイたちと戦わせた。
ポップの機転でブラスが救い出されるまで相当に苦戦させていたことから、かなり有効な策であっただろう。

・決戦後の奇襲
ハドラーに授けた策。バランとの決戦を終えた夜、疲れ果てたダイたちに共に奇襲をかける。モシャスでマァムの姿になり、見張りのポップを麻痺させたが、ポップに止めをさす際マトリフの妨害など想定外のことで破られた。

・勇者ダイ抹殺
ハドラーと交戦した直後の体力を消耗したダイの抹殺を狙い、部下を引き連れ捜索に乗り出した。あと一歩の所まで行ったが、ヒムの妨害を受け魔牢に幽閉される。もう少しでダイにトドメを刺せたのを「勇者は自分が倒す」という理由で止めたハドラーが非難されることもあるが、そうさせてしまったのは彼の人望と信用の無さであり、身から出た錆とも言える。

特技および武器

・毒素
数百種類にも及ぶ毒素を体に持ち、爪から相手に注入する。僅かにかすっただけでも効果がある。ポップを麻痺させた神経毒がマトリフのキアリーでもすぐに全快しなかったことから相当厄介なものであり、レパートリーも豊富だろう。特に後者の毒は満身創痍で逃げ出している途中に体内で精製したものであり、毒物の扱いにいかに長けているかがわかる。

・眠りの魔香気
吸った相手を眠らせる。クロコダインやヒュンケル、レオナ姫には効果があったがダイは目を覚まし、ポップには通用しなかった。

ザラキ
敵の息の根を止める呪文。本編中で死の呪文を使ったのはザボエラのみである。

モシャス
姿を変える呪文。ポップの不意を突くためマァムに変身したほか、部下のあくましんかんを自らの姿に変え、影武者として使っていた。

べギラマ
閃熱呪文。マトリフに対して使用した。

メラゾーマ
火炎呪文。体力を消耗したダイたちに使ったがヒムに阻まれた。

・収束呪文マホプラウス
他者の呪文を受け、それに自分の魔力を上乗せして放つ呪文。

・毒牙の鎖
武器。急所を外しても一かすりで死に至る猛毒を持ち、光弾となって敵を貫く。ポップに対して放ったがメルルに阻まれた。

超魔ゾンビ

超魔ゾンビ


ザボエラ最大の切り札。魔物の死体を魔法で合体させて作り上げた、いわば「有機物の搭乗ロボット」みたいなもの。もともとの発想は「閃華裂光拳」から来ており、ザボエラの理想である「自分の肉体は一切傷つかずに思い通り動かせてなおかつ一方的に敵をいたぶれる能力」である。

圧倒的な強さであったがそれ以上の力を持ってすれば破壊できるようで、ロン・ベルクの「皇星十字剣」に打ち砕かれた。しかし皇星十字剣とてロン・ベルクの両腕に致命的な傷を負わせるものであり、それほどの力をもってしないと打ち破れなかった超魔ゾンビの強さを証明するものでもあろう。

関連タグ

ダイの大冒険 クロコダイン ミストバーン ヒュンケル ハドラー
吐き気を催す邪悪(アニメ・マンガ系)

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