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→魔法の筒
概要
本編の主人公であるダイが悪徳な勇者たちに攫われた友達のゴメちゃんを救いに行く際にダイの育ての親であるブラスが渡してくれたアイテム。
空の状態の筒を相手に向けた状態で『イルイル』と唱えれば、一つにつき一体だけ生き物を封じ込めることができ、『デルパ』と唱えれば筒の中に封じ込めた生き物を呼び出すことができる(2020年版アニメではキラーマシンやピクニックセットなど、生物以外に対しても使える設定になっている)。
ちなみにその生き物の意思や合意に関係なく強制的に封じ込めるため、仲間を収納して持ち歩くだけでなく他作品のある技のように敵を封印するという使い方もできる。
1991年版では、金色のものが登場し2020年版では、青色と金色と暗色の三種類が登場した。
主に悪者が使う魔法の筒は↑のイラストのよう色。
作中での使用者
- ダイ
- 前述の通り、悪徳な勇者たちに攫われた友達のゴメちゃんを救いに行く際にブラスが渡してくれた物を使用している。原作及び1991年版のアニメでは、デルムリン島のモンスター達をたくさんの魔法の筒に封じ込めてロモス城で仲間達を呼び出してゴメ救出作戦に挑んだが、2020年版のアニメではロモス王シナナも島まで来ていたため、『使用したのは4本程度で、島の近海に停泊していたロモス王国の帆船に乗り込んでから使用した、さらにブラスも筒に入れられた』と経緯が異なる。また、空の魔法の筒とは別で、ブラスが『かつて仕えていた魔王から授かったものの使わないままだった魔法の筒』も授かっており、そちらにはデルムリン島に住むダイですら見たことがない怪物が入っており、ダイの助けとなった。
- テムジン司祭の配下
- テムジン司祭直属の8人の部下が魔王ハドラー軍のモンスターを回収する為に使用。魔のさそりだけではないモンスターも回収された模様。
- クロコダイン
- ダイとの初戦で片目を負傷してしまったクロコダインがザボエラの提案した作戦に応じて、魔王軍百獣魔団団長としてロモス城に襲撃をかけた時にダイとの再戦で使用している。暗色系の魔法の筒でその中に入っているのはダイにとっての弱点に等しい存在だった。ダイに二度目の敗北をした後も持っていたようで、相棒の鳥型モンスターであるガルーダを収納していた。
- 魔王ハドラー
- 15年前にカール王国に侵攻した際に持ち出し、複数の魔物を引き連れていた。勇者によって倒される事でデルムリン島のモンスターは魔王の邪悪な意志から解放され、皮肉にも平和に暮らせるようになった。
- 人類にとっては害しかなかったが、ダイやヒュンケルにとっては害も益もある存在となった。
余談
魔法の球
本編終盤では『魔法の球』と呼ばれるアイテムも登場し、そちらも使い方は同じだが魔法の筒と違い一つに付き複数の生き物を封じ込めることができるのだが、デルパで呼び出すと爆発して壊れてしまうため使い捨てのアイテムである。中には魔界生まれのモンスター群が詰め込まれていたが、士気の高い人類の精鋭たちには及ばず鎮圧され、魔軍司令補佐によってある非道な兵器の部品として再利用されることになった。
関連タグ
モンスターボール:『生き物を収納したり呼び出したりできる』ボールで、魔法の筒の後輩とも言えるアイテム。
カプセル怪獣:特撮ドラマ「ウルトラセブン」に登場するアイテム。カプセル内に怪獣が内包されている。