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デルムリン島

でるむりんとうまたはもんすたーあいらんど

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』に登場する怪物達が住む島。
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概要編集

ラインリバー大陸の南の海に浮かぶ小さな島。

魔王ハドラー勇者アバンに討伐された後、邪悪な意思から解放され善良な存在となったモンスターたちがひっそりと棲みついていた。

その島を知る民からは「怪物島」と言われている。


人語を話せる鬼面道士ブラスが長老的存在としてまとめており、主人公となる人間の赤子は船の難破でこの島に流れ着き、モンスターたちを友として腕白ながら健やかに育った。


デルムリン島の住人達編集

デルムリン島に住む怪物は以下のモンスターたちである。

2020年版では原作連載当時存在しなかったモンスターも追加されている。

種族は原作カラーページ及びアニメ版の配色から判断。魔王軍の六大軍団では百獣魔団に属するであろう魔物が全体的に多い。

※☆は原作・1991/2020版で全出演。ダイの大冒険シリーズのアンデッドモンスターは魔王の禁呪法や暗黒闘気から生まれるのでアニメではデルムリン島に住むアンデッド系はいなくなっている。



大魔王討伐後にやって来た怪物備考
クロコダイン魔王軍百獣魔団長 → アバンの使徒バックアッパータンク役、チウ曰く「先代獣王」
チウ拳聖ブロキーナの弟子、獣王遊撃隊隊長、自称「二代目獣王」
ヒムハドラー親衛騎団兵士 → 獣王遊撃隊隊員12号
獣王遊撃隊の面々獣王の笛でチウの部下・仲間になった魔物たち


デルムリン島の歴史編集

(スピンオフ作品『勇者アバンと獄炎の魔王』を織り交ぜて解説)


50年前まではパプニカ王国の洗礼の地とされており、ごく少数ながら儀式のために人間が出入りもしていた模様。


しかし16〜17年程前に魔王軍が地上で暴れ始め、当時そこの新参幹部であった"鬼面道士"は軍の戦力増強を命じられる事になった。

そして住人もおらず、人里からも離れたこの島を邪魔されない絶好の育成所として見出し、多くの魔物を引き連れて移り住んだ。

結果、人間側からはモンスターだらけな怪物島という風評が広まり、人の行き来は完全に絶えてしまったのだ。


その後僅か1〜2年で魔王が倒された結果、彼らは手を汚す事なく邪悪な意思から解放されたものの、現地を監督していた鬼面道士は「魔王が倒されたとはいえ、人間達はしばらくは魔物を恐れ忌み嫌うはず」と判断し、「我々を魔王の支配から解放してくれた人間の勇者に報いるべく、南海の孤島で様々な魔物が暮らしていけるデルムリン島を魔物達の楽園にして人間に迷惑をかけずに静かに暮らしていこう」と演説し、他のモンスター達からも賛同を得た事で、同じく争いを捨てた世界中のモンスターや"島に流れ着いた赤ん坊"なども受け入れて、長らく平和に暮らすようになった。

いつの日か、自分達も勇者に恩返しができる日が来ることを願いながら……


そして現在になり、ロモス王国からでろりんニセ勇者一行が乗り込んできた一件で、住民のモンスターたちが危険な存在ではないと知られるようになった。

そんな彼らも、大魔王バーンによる邪悪な魔力を受けて再び凶暴になりかけたが、アバンの「破邪呪文(マホカトール)」を結界にして難を逃れている。


その後、ハドラーを遥かに上回る大魔王バーンの軍勢からも目をつけられ、ブラスを拐われるといった災難にも見舞われたが、ロモス王国の兵士団が護衛として滞在するようになる

その兵士たちは勇者の養父であるブラスの警護を誇り、チェスを一緒に楽しむなど、人間社会との友好関係が築かれた。(※2020年版アニメではロモス兵滞在イベントは丸ごとカット)

 

バーン打倒後経緯こそ全く描かれていないが、物語の最後にはクロコダインチウヒム獣王遊撃隊の面々もそこに住み着き、仲良く平和に暮らしているようである。

過ちを素直に認め謝罪できるほど人格面に大変優れているクロコダインと、ロモスでの遺恨をいつまでも残さない非常に寛容な彼となら、和解し合うことは想像に難くないであろう。


複雑な立場とは言えバーン撃破のために尽力した彼らが、平和になった後は人目を避けるようにして人気が少ないモンスター島に身を寄せたことは、もしも実父バランのように人間たちに疎まれたなら、愛する人間のために悪を討った後地上を去るとためらうことなく宣言したダイの意思にも通じるものがあるようにも思えるが、彼らにはそのような悲壮な様子は全くない。

むしろ、身を取り敢えず落ち着ける安定した場所として単に選んだだけなのかもしれない。

それこそブラスが「魔王が倒されてもしばらくは人間達も魔物を忌み嫌うだろうから、人間達に迷惑をかけずに暮らしていく事が自分達を救ってくれた勇者への報い」と拓いた場所がデルムリン島なので、クロコダイン達が共に戦った勇者のために人間との無用な争いを避けるために移住したのも当然の結果と言えるだろう。


ダイの悲劇の遠因となったのは人々が抱くハドラーに対する恐怖だが、一方でハドラーの行いがダイを救うことにもなったと言える。



小話『デルパ!イルイル!』編集

島名の由来は『ダイの大冒険』の元になった最初の短編漫画『デルパ!イルイル!』に出てくるモンスターを出現させる呪文でもある「デルパ」と、機械に悪さをする妖精と言われる「グレムリン」の組み合わせと考えられる。


グレムリン」はドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターのモチーフにもなっているが、「善良なはずのモンスターが凶暴化して騒動を起こす」という展開のハリウッド映画のタイトルとしても有名なので、こちらを意識しているのかもしれない。

 

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』ではこの島の名を冠した特性「デルムリン島の奇跡」が登場した。


劇場版第一作では、普段は島の奥にある洞窟で暮らすドラゴンがいるが、2020年版のアニメではブラスが魔王から授かった魔法の筒(魔界の神が入れた魔界のモンスター)の一つに切り札として封印されていたドラゴンが登場した。


植物系のモンスターが育ちやすいらしく魔王軍幹部のキギロはここで回復と新たな力を手に入れた。


三条曰く「デルムリン島の配置は沖縄」と語っており、大陸や島々は日本地図参照にしたという。


バルジの大渦、破邪の洞窟、ギュータ、死の大地等、魔界に続いている可能性のある場所の一つとして考察されている。(※ギュータは魔界だけでなく天界にも続いているらしい。)


作中の関連人物編集

住人編集

『ダイの大冒険』より遡る事15年前は魔王に仕える四天王の一人として仕えていたきめんどうし

四天王仲間達は防衛や人間への侵略といった戦闘に直接関連する任務に就いていたが、ブラスは『配下となる魔物の育成』の任についていたため、当時の勇者パーティーと戦闘どころかご対面する事すらなかった。

魔王が倒され邪気から解放されてからはデルムリン島の主のような立ち位置で、魔物たちと暮らしている。


本編開始より遡る事十数年前にデルムリン島に流れ着いた人間の赤ん坊。

血縁も種族も異なるがかつての同僚のようにブラスも厳しいながらも愛情持って育てた甲斐もあり、勇者に憧れる純真な少年に成長した。


ダイが見つけてきた魔物。

ダイが命名した『ゴメちゃん』という名前に倣って、ブラスも『ゴメ』と呼んでいる。

ダイと常に行動を共にしており、ブラスを含めた島の魔物達は魔王の邪気の影響を受けるのに、この魔物のみ一切の影響を受けないと何か秘密があるようで……


デルムリン島を訪れた者達編集

魔王軍(ハドラー軍)編集

15年前に世界を脅かした魔王であり、ブラスが四天王として仕えていた主である魔族。

ダイが島を訪れたアバンのスペシャルハードコースを受け始めて三日程経って一区切りついた所で、アバンの張った結界を強引に突破して当時の自分を討ち倒した勇者であるアバンへの復讐に現れた。


ブラスと同じくハドラーに仕えていた四天王の一人。

当時の勇者との戦いで身体を一から治すハメになった時に、『デルムリン島が植物系の魔物が育つのに最適な場所である』ということに気づき、療養に訪れている。


新生魔王軍の幹部である六大団長の一人にして、妖魔師団の軍団長を務める老いた魔族。

新しい勇者に片目を潰された同僚を勝たせるための秘策を得るためにデルムリン島に侵入し、ブラスを攫って行った。


関連タグ編集

ダイの大冒険


レヌール城:主人公ヒロインのデートスポット。


沖縄 グレムリン(映画)

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