バシリスク
8
ばしりすく
伝承に登場する蛇の怪物。バジリスク。或いはそれに因んで命名されたトカゲの一種。
此処では実在のバシリスクについて記述する。
伝承に登場する蛇のモンスターについては「バジリスク」の項目を参照の事。
爬虫綱有鱗目イグアナ科に属する数種のトカゲを指す。全長60-80cm。体重は約300gになる。肉食傾向の強い雑食性。
体色は褐色系の色彩の種が多いが、グリーンバシリスクの成体は鮮やかな緑色になる。オスに目立つトサカが生じる種が多い。この「トサカを持つ形態」が伝承のバジリスク(或いは類似モンスターのコカトリス)を連想させる為、属名及び英語圏での通称の由来ともなった。形態のみの連想であり、本属の構成種が毒を持っていると言う訳ではない。
四肢は長く、後肢には細長い指を持つ。これは樹上棲という生活に適している他、指の間に皮膚の膜があり、これを広げる事で「水上を走行する」と言う他種には無い珍しい行動パターンを採る事が知られている。故に海の上を歩いたキリストの故事に因み「Jesus Christ Lizard」の別名がある。
ペットとしても人気だが、湿度などに気を使わないといけないので、初めて爬虫類を飼育する人にはオススメできない種類である。
コメント
コメントが未記入です