概要
初登場は『ドラゴンクエストⅢ』。魔王に使えるカニの兵士。防御力が高く、仲間も呼んでくる。序盤で登場するモンスターの中ではかなりの強敵。
ナンバリング作品ではあまり登場しないがドラゴンクエストモンスターズシリーズではほぼ皆勤賞であり(ただし『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』のみ未登場)、トルネコの大冒険不思議のダンジョンシリーズでは『トルネコの大冒険2』から登場している。『トルネコの大冒険3』のみ、この系統は通常攻撃以外のアイテム効果を2ダメージにして無効化する能力を持つ。
怖い顔をしているが性格は臆病。
名前に「軍隊」と名が付いているものの、ぐんたいガニ同士には上下関係はなくみんな仲良し。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』では自然系のFランクモンスターとして登場。夜のサンドロ島に大量に出現するが、Fランクモンスターとは思えないほどの守備力とそれなりの攻撃力でシナリオ序盤の前衛として役立ってくれる。一方、HPが少なく呪文耐性もザルなので攻撃呪文で攻めれば簡単に倒すことができ、経験値稼ぎに利用可能。
ぐんたいガニ系のモンスター
通常モンスター
地獄でナンバーワンの鋭さを持つというハサミを持った緑色のカニのモンスターで、地獄をさまよう魂すら真っ二つにするらしい。ただでさえ防御力が高いにも拘らず、「スクルト」で更に防御力を高めてくる。
『トルネコの大冒険2』では、配色がぐんたいガニと入れ替わっている。
青い身体で海にまぎれ何隻もの漁船を沈めたというカニのモンスター。相変わらず守備力が高いだけでなく、たまに「つうこんのいちげき」を放ったりしてくる。しかしこのモンスターと出会う時点であるならば対処方法は多くある為、じごくのハサミと比べてそれほど強敵ではない。ヒャドやザキ系以外の呪文で戦おう。満月にはたくさんのガニラス達が海に集い静かにハサミをならして集会をひらくと言われているらしい。また、一説では別の星からやってきたらしく、その青い身体は隕石よりも頑丈だという。
スーパーファミコン版以降の『ドラゴンクエストⅢ』に登場し、『ドラゴンクエストⅨ』以降のナンバリング作品にも登場しているカニの殺し屋。守備力が高いうえに「スカラ」や「スクルト」を使ってくる。しかもラリホーも使うため、強敵と同時に出現した場合はやっかい。ちなみに『ドラゴンクエストⅨ』のとあるクエストにて、両手のハサミをツメだと言い張っている節がある。
- セキバーン
後述の詩歌の守り手の同異種。魔法の迷宮の(迷宮レベル45以上)の隠し階に登場するモンスター。守備力が高くてHPも高い。「メラミ」を使ってくる。「メダルがまぐち」を確実にドロップする以外にも、達人のオーブを所持しているキャラクターは「謎の石版?」をドロップする。
Ver.5.2で石板システムが廃止され石板をドロップしなくなったため、魔法の迷宮にしか出現しないレアモンスターなのにこれと言った特徴もないモンスターになってしまった。
- アメジストクラブ
『ドラゴンクエストⅩ』のVer.5.3で追加されたぐんたいガニの転生モンスター。紫の配色で背中にアメジストが生えている。
ボスモンスター
- オオバサミ
『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』で登場するボスモンスター。じごくのハサミと見た目はほぼ同じ。
「あやしの地下水道」で出現し、マーマン4匹を連れている。
睡眠が全く効かない上に、攻撃力と防御力が共に高いかなりの強敵。
一度倒しても復活して再戦する事になる。
- 詩歌の守り手
『ドラゴンクエストⅩ』で登場する身体に石碑を乗せた銀色のぐんたいガニのような姿をしたボス。ウェディ族に伝わる歌をはるか昔より守り続ける者で、普段は岩に化けて動かないが、王家の者が来た時と背中がカユい時に動き出す。戦闘では「つうこんのいちげき」、「スクルト」、「零の洗礼」、ターンエンドで「しおまねき」を使用する。
- 濁流の邪殻
『ドラゴンクエストⅩ』の「失われた時を探して」の第5話と第6話に登場するボスで、詩歌の守り手の色違い。偽りの黒き濁流の塔にいた正体不明の甲殻類魔人。2回行動だが、スクルトがラリホーマに変わっていること以外は使う特技は詩歌の守り手とほぼ同じで「通常攻撃」「ラリホーマ」「つうこんのいちげき」を繰り返しつつターンエンド時に「しおまねき」を使用する。濁流に飲み込まれるかのような過酷な人生を送ったためか、自他ともに認める陰険な性格の持ち主になったらしい。
余談
開発段階では「ひとくいガニ」という名前だったらしい。
サイズも普通のカニより大きいサイズなのでしっくり来るのに名前が変更された理由としては、おそらく同作で「ひとくいが」というモンスターが登場するため、紛らわしいと判断されたのだと思われる。
関連タグ
ギャザー(風来のシレン)…蟹型モンスターと2ダメージ化能力という共通点がある