概要
初登場は『ドラゴンクエストⅦ』。海竜のような姿をしたモンスターで、名前の由来は鳴き声から来ている。
海底を暴れ回り幾多もの船を沈めてきた海の暴君で、嵐の夜にどこからともなく「ギャオース」という鳴き声がしたら二度と家には戻れないと船乗りたちが覚悟を決めなければならないほどである。
「はげしい炎」と「凍える吹雪」の両方のブレスを使い分けてくるうえに強靭な顎から繰り出すかみつき攻撃は攻撃力が非常に高く、海の暴君に名を恥じない戦闘力を持っている。
なお、ナンバリング作品では海上によく出現するからか、ドラゴン系でなくみず系に分類される。
ちなみに出演作となったドラゴンクエストⅦでは実際に「ギャオース」と叫んで襲いかかってくるモンスターがいるが、その時戦うのはギャオースではなく何故か別のモンスターである。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』ではドラゴン系のDランクとして登場。デオドラン島のレアエンカウントとして出現することがある。CランクからBランクのモンスターが配合で加入している頃には、多少スカウトに苦戦するかもしれないがそれなりのスカウト率が出せる時期にはなっているだろう。この個体は加入時のステータスが高いため、配合素材に適している。コイツを素材に適当なモンスターと位階配合することでダースドラゴンが作成できるが、そちらは特性「じどうMPかいふく」を持つため、ダンジョンでの探索が長引いたときに役立つ代物で、攻略を楽にしたいなら作成する価値がある。
同系のモンスター
- ヘルダイバー
深海に生息するモンスター。深海の水圧にも耐える体を持つ。
攻撃力が高く、「ヒャダルコ」や「火炎の息」で全体攻撃を使う。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』ではドラゴン系のBランクとして登場。ギャオースとヘルコンドルの特殊配合で作成できるが、普通に位階配合でも作成できるため特殊配合に拘る必要はない。
これだけのランク帯のドラゴン系としては異例となるレベル上昇速度の速さが売りの物理バカで、物理主体の攻略を行うなら利用価値がある。
- シーバーン
ギャオースの中で一番格上の強さを持つ真の海の支配者。
「けたたましい雄叫び」で相手全員を行動不能にしたり、「巨大なつなみ」を呼び寄せて相手全体を攻撃してくる。また、尻尾から繰り出す「つうこんのいちげき」は非常に強力である。
『ドラゴンクエストⅨ』のクエストによると梅干しのタネを飲んだギャオースがこれに変身したとのこと。一体どういう原理なのだろうか…。