概要
ドラゴンクエストシリーズにおける、モンスターの分類系統の一つ。
魚類、甲殻類、軟体動物、棘皮動物、海獣等をモチーフとするモンスターが該当する。
洋上を航行する手段は『ドラゴンクエストⅡ』から、海中に潜航する手段は『ドラゴンクエストⅥ』から登場しており、また地底湖や大規模な水路を内包するダンジョンも多くのタイトルで登場する。
そうした場所には水棲生物のモンスターや、船舶を襲う海賊行為に勤しむモンスターが出現する。
ただし生息域が海であっても、水系ではなくドラゴン系やスライム系、鳥系やゾンビ系に分類される例も多い。
逆に水棲動物とは言い難いものも水系に属しており、ドラゴンに分類されそうな首長竜やウミガメといった爬虫類、植物である海藻、器物である錨に命が宿ったもの、人型モンスター、両生類なども作品によってはこちらに分類される事がある。
意外な様だが、純粋な魚型モンスターが登場したのは『ドラゴンクエストⅣ』からである(それ以前の作品の水系モンスターは半魚人、軟体生物、甲殻類のみで構成されている)。
一覧
各属を初登場タイトルごとに列記する。後発のタイトルで登場した新種については、登場タイトルを括弧で記す。(派)は派生作品。
ドラゴンクエストⅢ
- ぐんたいガニ、じごくのハサミ、ガニラス、キラークラブ、アメジストクラブ(Ⅹ)、セキバーン(Ⅹ)
- マーマン、マーマンダイン、キングマーマン、ザバン(Ⅷ)、追憶のザバン(Ⅷ)、グレイトマーマン(派)
- だいおうイカ、テンタクルス、クラーゴン、ゲノディオ(Ⅹ)、海冥主メイヴ(Ⅹ)
ドラゴンクエストⅣ
- エレフローパー、ダゴン、たこまじん
- とつげきうお、バラクーダ、ピラニアン(Ⅶ)
- エビルアングラー、ピラニアン、しびれあんこう、シーデーモン(派)
- レイギガース、さつじんえい、シャークマンタ
- トドマン、シーライオン、グレートオーラス
ドラゴンクエストⅤ
ドラゴンクエストⅥ
- たこつぼこぞう、アクアハンター
- ガマニアン、ヘルドラード
- エビラ、マッドロブスター
- おおうつぼ、マリンギャング
- オーシャンキング、ディゴング
- ヘルパイレーツ、オクトセントリー
- キングマーマン、グラコス、グレイトマーマン(Ⅶ)、グラコスエビル(Ⅶ)、グラコス5世(Ⅶ)
ドラゴンクエストⅦ
- カニおとこ、デスキャンサー、チョッキンガー、ヘルバーバー
- ネイルビースト、アサシンクロー、スクラッチャー(Ⅹ)、バジリスケイル(Ⅹ)、ミノカサハギン(Ⅹ)、呪縛の魔獣(Ⅹ)
- おばけヒトデ、マージスター、チャンプスター(Ⅹ)
- ようかい魚、ボーンフィッシュ
- たつのこナイト、シードラゴンズ
- タップペンギー、いわとびあくま、ナイトメーア、こうていタップ(Ⅹ)
- エビルタートル、キルゲータ
- ヘルダイバー、ギャオース、シーバーン(Ⅸ)
- フロッグキング、ガマデウス
ドラゴンクエストⅧ
ドラゴンクエストⅨ
ドラゴンクエストⅩ
- タコメット、ヒョウモンダーク、テンタコルス
系統変異
ようかい魚と上位種のボーンフィッシュは、初登場時はゾンビ系に分類されていた。
わかめ王子の上位種のうち、フラワーゾンビはゾンビ系、ヘドロイドとタタリ御前は悪魔系となっている。
ニードルオクトの上位種オクトスパイカーはマシン系に属している。
悪魔系あるいは怪人系であるウィッチレディの系列の中でデスセイレスのみ水系に属している(モンスター図鑑の解説によれば人魚)。