概要
初登場は『ドラゴンクエストⅨ』。
ツォの浜で海の守り神として崇められている巨大なクジラのような姿をしたモンスター。
ストーリー内ではボスモンスターとして戦うことになり、女神の果実を集めるイベントとエンディング後に発生するクエスト「幻の巨大魚を追え」のイベント内で2回戦う事になる。
両方とも海辺の洞窟の最深部(秘密の岩場)で戦うが、それぞれ設定が違う。
1回目
最初に戦うぬしさまは、漁の際に海で命を落とすも女神の果実の力で蘇ったオリガの父親である。
オリガが生活できるようにときどきオリガに魚を運んでいたのだが、それを利用して富を得ようとしていた欲深い村長に激昂して正気を失ってしまいそのまま主人公一行と戦うことになる。
見た目通り攻撃力がかなり高くてHPも高いが素早さは低めで、津波やなぎはらいといった全体攻撃を使ってくる。
倒すと正気に戻り、オリガに漁師のお守りを渡して女神の果実も返してくれた上で海に帰っていく。
2回目
クリア後のクエストに現れる本物のぬしさま。本来は穏やかなしゃべり方をした温厚な性格なのだが、寝ぼけて主人公一行に襲いかかってくる。
呼び出すために「水のはごろも」「うみなりの杖」「みかがみのたて」が必要になる。
1回目に比べてステータスが格段に上がり、完全2回行動になっている。更に津波のダメージが大幅に上昇しているだけでなく、致死量レベルのダメージを与える「つうこんのいちげき」も出すようになった。
ちなみに、かつてはアユルダーマ島の周りに多くの仲間が暮らしていたらしい。
その他の作品での登場
クリア後のぬしさまの方は『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2プロフェッショナル』にも登場。近づくと原作と同様に寝ぼけて襲い掛かって来るが、倒すと謝罪と共に仲間になってくれる。
マイナス特性の「ウトウト」で戦闘開始時に高確率で眠り状態になってしまうが、ギガボディで1ターンに2~3回行動出来る上に特性「ねがえり」で眠っていても敵全体にダメージを与えることができる。
しかしもう1つのマイナス特性「消費MP×2」のせいでMP消費が激しくなる為、「消費MP半分」や「自動MP回復」等の特性を覚えるスキルを覚えておきたい。
『ドラゴンクエストモンスターズジョーカー3』では、凍骨の氷原、コア(クリア前)、大空の3箇所に出現する(それぞれステータスは異なる)。凍骨の氷原の個体は昼間は眠っており、寝たまま周囲のモンスターを無差別に吸い込んだ後プヨンターゲットを吐き出す。
なお、没データには色違いのだいおうクジラのシンボルが存在しており、これをスカウトすると何故かぬしさま(初期レベルが凍骨の氷原の個体と同じ)に変化する。この事から開発中は凍骨の氷原にはだいおうクジラが出現する予定だった可能性がある。
ぬしさま系のモンスター
- だいおうクジラ
かつてはぬしさまの仲間だったが、滅びたくないがために海底の邪神の僕として蘇ったモンスター。
トゲから毒が分泌されており、攻撃を受けた相手は混乱状態に陥ってしまう。他にも、「しゃくねつほのお」を吐いて相手全体にダメージを与えてくることもある。
宝の地図の洞窟に生息しているが、なぜか水タイプダンジョンではなく、自然タイプダンジョンに出現する。
- オーシャンボーン
かつて創造神グランゼニスが海を創ったとき一番初めに生みだした生物。
全体攻撃の光のブレスはダメージ大。他にもまぶしい光を使ってくる。
通常攻撃でも十分強いが、このモンスターのだす「つうこんのいちげき」はひとたまりもない破壊力を持つ。
- 凶ぬしさま
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』で登場したブレイクモンスター。ストーリーではダークマスターの手持ちとして「カシャロット」という名で登場。
クリア後にラストダンジョンに現れるようになるがブレイク系はスカウトできないため、仲間にするには凶アトラス&凶クラーゴン&凶メカバーン&サンチョの4体配合をする必要がある。何気にぬしさまは使わない。
- 海獣ニジクジラ
『星のドラゴンクエスト』の期間限定イベント『海底に眠りし古代遺跡』にて登場したボス。
物理攻撃と呪文攻撃を交互に軽減してくる他、炎と氷の混合ブレスであるオーロラブレスやこちら側のスキルを凍結させる大嵐など多彩な攻撃を仕掛けてくる厄介な敵である。
関連タグ
六星龍…定期的に海から魚を送り込み人々を堕落させた存在。