概要
ミスリル銀を磨いてから、鏡のような表面に加工された美しい丸い盾。初登場は初代『ドラゴンクエスト』で、最強の盾として登場した。
以降の作品でも店で買える盾の内、すこぶる優秀な盾として登場する。非売品の最高クラスの盾が装備できないキャラでも装備できるケースも多く、高価だが非常に便利な盾である。
『ドラゴンクエストⅢ』ではサマンオサで購入可能。耐性はなにもないが、上の世界では最強の盾。しかしリメイク版ではアレフガルドに行かないと入手できなくなったうえ、魔法の盾やドラゴンシールドなどの耐性装備が追加される中で変わらず無耐性のままであり相対的に価値が下がった。
『ドラゴンクエストⅤ』以降は、呪文や炎などのダメージを軽減する効果が付加されている。
『ドラゴンクエストⅥ』までは中央に女性の顔らしきものが彫り込まれた銀製のデザインになっている。
ペルセウスがメドゥーサを倒すのに使った鏡の盾と、メドゥーサの首を中央に飾った戦女神アテナの盾のモチーフが入っているとする説がある。
『ドラゴンクエストⅦ』以降は銀製なのは同じだが中央に鏡が埋め込まれた盾となっている。紹介イラストの盾は『ドラゴンクエストⅦ』以降のもの。
『ドラゴンクエストⅨ』ではクリア後のストーリークエスト「幻の巨大魚を追え」にてぬしさまを呼び出すために必要となる。
『星のドラゴンクエスト』にも登場。錬金すると【水晶の盾】になる。
『トルネコの大冒険』シリーズでも登場。そこそこの防御がある上に”サビない為にスカラの巻物で折角上げた防御力が下がる心配がない”という特性があるのだが、如何せん今シリーズでは全ての盾が防御力を強化できる為に”サビない上にお腹も減りにくい”かわのたてにお株を奪われがち。
余談
「水鏡」と書いて「みずかがみ」ではなく「みかがみ」と呼ぶのは初代『ドラゴンクエスト』のアイテム名の文字数制限(7字)のため。以降の制限が緩くなった作品でも踏襲している。
水鏡を「みかがみ」と呼んだのはドラゴンクエストシリーズが初という説があるが明確なソースはない。