概要
1995年の阪神・淡路大震災からの阪急神戸線全線復旧によるダイヤ改正(6月12日)に合わせて運行開始。
2両固定編成2本が製造され、(8両編成と連結して)10両編成で運行する際の増結用車両として活躍している。
本系列は8000系の設計を踏襲した派生系列であるが、試作的な要素を盛り込んだ。
- 折りたたみ式座席を関西の鉄道事業者としては初めて採用
- シングルアーム式パンタグラフも阪急で初採用
- 側面の行先表示器は、阪急では珍しい三色LED式
- 各扉横に液晶ディスプレイを搭載
- 日除けをロールカーテンへ変更(鎧戸を廃止)
長らく座席収納車として使われていたが、混雑が緩和されたため2007年から2008年にかけて折りたたみ式座席を廃止し9000系同様の仕切付きロングシート座席へと改造、床材とつり革の交換も行われた。試作要素の一つであった車内の液晶ディスプレイ装置は撤去されている。
その他情報
- 宝塚線に配置されている8000系40番台は、台車と電装品が8200系と同一になっている。
- 増結用車両のため平日朝ラッシュ時にしか動かず、日中及び土休日は車庫で留置されていることが多い。一方で、運用がないことを利用して乗務員訓練に用いられることもある。
- 2両固定編成しかいない。8両固定編成はいない。念のため。