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トルネコの大冒険

とるねこのだいぼうけん

チュンソフトにより開発されたローグライクゲームのシリーズ。主役に『ドラゴンクエストⅣ』のトルネコを抜擢し、ドラゴンクエストシリーズのファン層を取り込むことで、日本でのローグライクゲームの知名度を上げるのに貢献した。
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トルネコの大冒険とは、チュンソフトが企画・開発し、エニックス(現スクウェア・エニックス)が製造・販売したローグライクゲーム。正式名称は、「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」。

ここではトルネコの大冒険シリーズすべてを紹介することにする。


概要編集

チュンソフトが風来のシレンシリーズを立ち上げるにあたって、ローグライクゲームというゲームジャンルを日本の一般のゲームユーザーに普及させる目的で企画された作品である。

その為、開発当時の一般のゲームユーザーに馴染みが深く、チュンソフトも開発に携わっていたドラゴンクエストのキャラクターを用いて作られた。


なぜトルネコを主人公に選んだか編集

なぜトルネコになったかは、「ゲームの達成度を、店を大きくするという目に見える形で表現できればプレイしやすいのではないか」というアイデアがあったため、商人であるトルネコが選ばれたとされる。


開発者の長畑成一郎は、電ファミゲーマー編集部『ゲームの企画書①』(角川新書)で概して「アイテム頼みでせせこましくアイテムをやりくりし、時には逃げ、ダンジョン内でしょっちゅうヘンテコな死に方をする。そういう意味でコミカルなキャラの方が似合っている」と語っており、その辺のニュアンスが後のシレンというキャラクターの叩き台となったという。一方、当時弱小を極めるメーカーに過ぎなかったチュンソフトにとって、版権の選択肢が下請け・元請けの関係であったエニックスの看板タイトルの『ドラゴンクエスト』シリーズしかなかったというのもある。


シリーズ作品紹介編集

トルネコの大冒険 不思議のダンジョン(SFC)編集

実はチュンソフトによる不思議のダンジョンシリーズの記念すべき第一作(シレンシリーズより先)。

内容は、不思議のダンジョンシリーズの元祖「ローグ」とほぼ同じ、しかし「ローグ」を徹底的に、遊びやすく、分かりやすく、誰でも楽しく遊べるように設計されている。

のちに、大ヒット作になり『不思議のダンジョン』を一躍有名にのし上げた。

この作品が存在しなければ現在の『不思議のダンジョンシリーズ』は存在しない歴史的作品である。

しかしこの時「」や「合成」といったシステムはまだなかった。


ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン(PS,GBA)編集

チュートリアルが丁寧であり、不思議のダンジョン初心者にも問題なくオススメできる作品である。

前作で搭載が見送られたシステムが多数搭載された。


「壷」「合成」「お店」「泥棒」などのシステムが風来のシレンより逆輸入された。

その他にもドラゴンクエスト本編より転職システムが採用され、トルネコの本来の職業である商人以外に「戦士」「魔法使い」でのプレイが可能となり遊びの幅が大きく広がった。


ハード移行にともないグラフィックも大幅に強化された。

クレイモデルのようなイメージで建物のグラフィックが作成されており、本作のオープニングムービーもクレイアニメを彷彿させるものとなっている。

なお、本作の為に多数のイメージイラストが描かれているが、これらのイラストは鳥山明の手によるものではなく、アニメーターの中鶴勝洋によるものである。


オリジナルのPlayStation版『トルネコの大冒険2』には本来意図されたゲームバランスを乱す装備品の無限増殖を可能とするアイテムが存在することや、ある隠しアイテムの効果が発生しないバグが存在することを批判されることがあるが、バランス調整されたゲームボーイアドバンス移植版では無限増殖用アイテムは削除され、隠しアイテムのバグも修正されている。

製作総指揮の中村光一はゲームボーイアドバンス版の公式ガイドブックにて「ディレクターズカット版」と表現しており、一部アイテムの特定の敵に対する効果や、装備品の性能、価格にも若干の変更が加えられている。


ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険3 不思議のダンジョン(PS2,GBA)編集

現在発売されているトルネコの大冒険シリーズにおいて、最後に開発された作品。

クリア後に出現するダンジョンは不思議のダンジョンシリーズでも最凶の難易度と言われている。

クリア前のダンジョンの難易度も総じて高く、不思議のダンジョン初心者にはあまりオススメできない。

理不尽なマゾゲーと批判されることもあるが、攻略不可能というわけでもない為ハマれば中毒度は最も高いと思われる。ある意味1000回遊べるRPGとしての完成形とも言えるかもしれない。


トルネコの大冒険シリーズで初めてドラゴンクエストシリーズ本編のようなフィールドマップが採用されており本編で用意されているダンジョンの他にも、フィールド上で遭遇することのできるエンカウントダンジョンという要素追加された。

また、トルネコの息子であるポポロもプレイヤーキャラクターとなった。

ポポロはトルネコとは異なりダンジョンで出会うモンスターを仲間にすることができ、多種多様なモンスターの固有能力を生かしダンジョンを攻略していく。


グラフィックはPlayStation 2用ソフトとして製作されたことで、全面的に3D化された。

『トルネコの大冒険2』と同様に、イメージイラストを中鶴勝祥が担当している。


本作にもゲームボーイアドバンスへの移植版が存在する。グラフィックは3Dではなく『トルネコの大冒険2』のような2Dに変更されている。

こちらでも同様にバランス調整がされた他、オリジナルダンジョンがいくつか追加されている。


主な登場人物編集

トルネコ編集

しあわせの箱。

主人公。『ドラゴンクエストⅣ』に出てきたあの武器商人のおっさん。

『トルネコの大冒険』と『トルネコの大冒険3』では様々な行動が出来たり重装備が出来たりでクセがない。

『トルネコの大冒険2』では戦士か魔法使いに転職でき、性能が変わる。


ポポロ編集

//俺たち護衛なんだぜ\\

トルネコの息子。『トルネコの大冒険3』でのみプレイヤーキャラとして使用可能。

トルネコとの性能の違いは

  • モンスターを仲間にすることが出来る。(ダンジョンでは10匹まで)
  • 爪を装備することが出来る。
  • 剣、盾を装備することが出来ない。
  • 巻物を読むことが出来ない。
  • 矢を撃つことが出来ない。
  • 大砲の弾を転がすことが出来ない
  • 石像を押すことが出来ない

運用が難しいので、ポポロは上級者向け。


関連イラスト編集

【トルネコの大冒険2】一家に一台キラーマシーン


小話編集

初代「不思議のダンジョン」は、販売当時【チュンソフト公式 早ときキャンペーン】なるゲームクリアをしたら認定証が貰えるというキャンペーンが行われていた。 先着3000名までが認定証を貰える狭き門であるが、その中に漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の原作者の三条陸氏が認定証を頂いている。


関連タグ編集

不思議のダンジョン 風来のシレン 少年ヤンガスと不思議のダンジョン

ドラゴンクエストⅣ トルネコ モンスターハウス

レトロゲーム

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