概要
『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』は、スクウェア・エニックスから発売されたビデオゲーム。
『ドラゴンクエストⅧ』で人気を博したキャラ・ヤンガスの少年時代という設定で作られている。
略して『少年ヤンガス』と呼ばれることもある。
『トルネコの大冒険』『風来のシレン』といったダンジョン探索ゲームの要素と、『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズのモンスター育成ゲームの要素とをひとまとめにしたゲーム。
PlayStation 2における最後のドラゴンクエストシリーズの作品でもある。
キャラクター
※CVは何れも無し(ドラマパートは八奈見乗児一人による読み聞かせ形式)。
このゲームの主人公。『ドラゴンクエストⅧ』に登場した山賊ヤンガスの少年時代(10歳ごろ)の姿である。
父親の山賊ヤンパーが持ってきた謎のお宝「カンダタの壷」に吸い込まれてしまい、中にあるポッタルランドという世界で冒険を始める。
ポッタルランドに住む少年。諸般の事情によりヤンガスと友達になる。
ヤンガスがダンジョンから連れ帰ったモンスターの世話をする。
ヤンガスと同じく『ドラゴンクエストⅧ』からのスピンオフ出演。『ドラゴンクエストⅧ』では大人だったが、『少年ヤンガス』ではヤンガス同様に子供である。
母親の病気を治す薬を探してポッタルランドにやって来た。
『ドラゴンクエストⅣ』や『トルネコの大冒険』シリーズでおなじみの商人。丸々と肥え太った恰幅の良い体型と、大きな口髭がチャーミングである。
ポッタルランドへは、ダンジョンを探しているうちに迷い込んでしまったらしい。ダンジョン攻略のベテランとして、ヤンガスに攻略法を教えたり、ヤンガスがダンジョンから持ち帰ったアイテムを買い取ったりする。
ハゲ・ヒゲ・ド派手な服の視覚的インパクトが強い男性。彼も『ドラゴンクエストⅧ』からのスピンオフ出演だが、ヤンガスやゲルダとは異なり、大人のままである。
モンスターを仲間にする方法をヤンガスに伝授する。またモンスターの配合も行う。
ヤンガスの父親で、山賊団「ヤングライオン団」の首領。大人ヤンガスに髪と髭を付け加えたような容貌である。
ヤンガスが内部を冒険することになった「カンダタの壷」を持ち帰る。
- シュロ
ポッタルランドの村長。ヤンガスたちが壷の外に帰るためには、ポッタルランドに伝わる魔法の水差しを作る必要があることを伝える。
伝説の大盗賊で、ヤンガスの憧れでもある。姿はどう見ても覆面パンツマスクでしかないのだが、ポッタルランドを創造したお方であるということで、ポッタルランドの人々にとっては尊敬すべき対象である。
六職人
ポッタルランドに伝わる魔法の水差しを作る職人たち。はじめは全員がダンジョンに潜っていて、村には六人のうち誰一人として残っていない。
六職人を村へ連れて帰ると、水差しを作ってくれるほか、各人の能力に合わせて仕事を請け負ってくれる。
- カーペー:大工。倉庫を建ててくれる。ポッピの父親でもある。
- キュリオ:道具屋。道具の販売やアイテムの買い取りを行う。
- アムズ:武器屋。武器・防具の販売やアイテムの買い取りを行う。
- ランス:彫刻家。アイテムに銘を彫る。銘を彫ると、ダンジョンでアイテムを失くしても村で復活させることができる。
- ブラミ:鍛冶屋。武器や防具を鍛えたり合成したりする。
- マギー:魔法屋。魔力のあるアイテムを販売したり、呪いを解いたりする。