曖昧さ回避
もしかして⇒モーリー
- アニメ『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』の登場人物。⇒モリー(イナクロ)
- 『おかしなガムボール』の登場人物。⇒モリー・コリンズ
- 『きかんしゃトーマス』の登場人物。⇒モリー(きかんしゃトーマス)
- アニメ『ポケットモンスター』(リコとロイの旅シリーズ)の登場人物。⇒モリー(アニポケ)
- 『ウィザーディング・ワールド』の登場人物。⇒モリー・ウィーズリー
- 『星欲少女』の登場人物。
概要
『ドラゴンクエストⅧ』の寄り道要素、「モンスターバトルロード」主催者にして最強モンスターチームのオーナー。
重力を無視して風にたなびくマフラーと左右で分割された非常に奇抜な服装が特徴。【ムチムチむちうち団】など独特のネーミングセンスの持ち主。決めポーズを良く取る。
顔立ちや髪型は『ドラゴンボールGT』でのミスター・サタンに似ており、実際にデザインした鳥山明氏もサタンをイメージしたと語っている。
このデザインは元々リブルアーチに居る呪術師のハワードとして考案されたものだったが、呪術師っぽくなかった事から没になり、後にモリーのデザインとして再利用された。
性格は熱血漢というか非常に暑苦しく、モンスターバトルにかける情熱は凄まじい。こうした性格から、モンスターバトル界隈においてはカリスマ的存在であり、チームオーナーたちはモリーの事を「モリー様」と呼ぶ事が多い。
少なくとも『ドラゴンクエストⅧ』の世界で死んでしまった魔物を生き返らせる事ができる人間は、彼をのぞいて他には居ないようである。
アシスタントのバニーガールとしてマリー、ミリー、ムリー、メリーの4人がおり、彼女たちもモリーの事を心から慕っている。4人の中で最もモリーと親しいのは緑色の服を来ているマリーで、彼女だけがモリーの事を「モリーちゃん」と呼んでいる。
主人公を「ボーイ」、ヤンガスを「ミスター」、ゼシカを「レディ」、ククールを「ナイスガイ」、ゲルダを「マドモアゼル」、トロデを「ムッシュ」、ミーティアを「プリンセス」と呼ぶ。
また、ライアンやトルネコとも顔馴染みで、モリー自身も参加するバトルロードSランクの刺客として登場している。
モンスターバトルロードの主催として(PS2版『ドラゴンクエストⅧ』)
パルミドの街の南東にある奇抜な配色の建物の上に佇む謎の男として登場。主人公が持つ資質を見抜き、モンスターバトルロードへの出場を持ちかける。
通常は登録料として20万ゴールドが必要で、金持ちの道楽として参加している者が多い中、モリーが資質ありと判断した人物については登録料は肩代わりして貰えるようである。
モンスターバトルロードを勝ち上がる主人公の健闘を称え、ランク戦で優勝するたびに豪華景品を進呈してくれる。
Aランクを制覇するとSランクチャンピオンとして主人公と戦う事を宣言。その後、Sランク第3試合としてモリーが率いるチーム「モリーアップ」と戦う事になる。
チーム構成は高い攻撃力+全体攻撃+2回行動のヘルクラッシャー、「ベホマ」を使う回復役のベホマスライム、囮役+「ベギラゴン」(3DS版では「イオナズン」)で全体攻撃してくるはぐれメタルの3体。
AIの都合上、HPの低い敵=はぐれメタルにモンスターが攻撃しやすく、そうこうしている間にヘルクラッシャーの高い攻撃力で削られる強敵である。
突破できるかどうかははぐれメタルに運良く痛恨の一撃が刺さってくれるかに左右されやすい。
モリーのチームを撃破すると、長年の夢であった自分よりも強いオーナーと戦う事がかなったとして、主人公の銅像を立ててくれる。
PS2版ではあくまで寄り道要素の進行役としての登場だったが、後述する3DS移植版では一連のイベントの後仲間になるという驚きの要素が追加された。
仲間としてのモリー(3DS版『ドラゴンクエストⅧ』)
3DS版では上記のイベントの後、「自分の夢を叶えてくれたお礼に今度はボーイの夢を叶える手伝いがしたい」として仲間になる。
PS2版では4人のみだった仲間がゲルダと共に最大で6人となる格好。
会話においてはポジティブかつユーモラスな発言も多く、イメージ通りの熱血漢や正義感が強い印象がある反面、パーティ内ではトロデと同じく年長者に位置するためか常識人的な立ち振る舞いも見られる。一方で端々で天然ボケな発言も見られ、雪山地方で雪遊びがしたいと言う(実際やったら周りの雪や氷が溶けそうだが)といった意外な一面もあり、過去のナンバリングタイトルのキャラクターで例えるとアモスやメルビンに近い立ち位置。
また、先述の通りモンスターバトルロードを主催し、高額な登録料を肩代わりできるほどの資産家(チャゴスの言う「金持ちか貴族」の前者にあたる)である事から、エンディングではパーティーメンバーで唯一ミーティアとチャゴスの結婚式に正式に招待されている。
なお、彼にも装備すると見た目が変化する専用防具、「道化の衣装」というものが一つ用意されているが、カラーリングこそモリーのものだがデザインはなんとも紛らわしいものである。3DS版で追加された新規モンスターの中に、モリーのコスプレをしたベビーサタンの変種であるモリーサタンも登場している。
性能
発売時期が『ドラゴンクエストⅨ』および『ドラゴンクエストⅩ』よりも後なため、これらの作品からの逆輸入要素を持つキャラクター。
職業で例えて言えば武闘家+旅芸人にユニークな特技を加えた性能になっており、攻撃・援護・回復をバランスよくこなす事ができる。
固有耐性として、イオ系呪文と炎系特技に強い耐性を持つ。
スキルはツメ・ハンマー・ブーメラン・格闘・熱血。
PS2版にはツメというカテゴリは存在しなかったが3DS版で新設された他、ブーメランで覚える特技も主人公のブーメランスキルとは違ったものになっている。
ツメ類は種族特攻武器が非常に多いため、戦う敵によって武器を付け替えるメリットが大きかったり、ブーメラン特技は種族特攻が多いなど、モンスターのことを知り尽くしたモリーならではの要素となっている。
スキルと関係なく覚える特技は2つしかないが、その分スキルで覚えられる特技はオンリーワンの性能を持つものが多く、特性を理解して使えば非常に強力。
実はPS2版では敵の強化状態を打ち消せる手段が1つも無かったDQ8だが、モリーがツメスキルで覚えるゴールドフィンガーが唯一その効果を持つ。
基本的にテンションを上げてから攻撃してくる敵に対しては耐えるしかなかったPS2版に比べて、3DS版ではモリーが同特技を使う事でテンションを下げられる。
また、熱血スキルで覚えるモリーエールやハイテンションはテンションを2段階アップさせる事が可能となっており、PS2版のふしぎなタンバリンで上げていく定番戦法を書き換える事となった。
これに加えて、PS2版では完全蘇生呪文であるザオリクをククールとゼシカしか覚えられなかったのに対し、モリーがザオリクを、ゲルダが同効果の精霊の舞を覚えてくれる。
なお、習得済みの「モリーもりもり」という特技は、シンボルエンカウントにおいてどんなモンスターもこちらに駆け寄らせるようになる一風変わったもの。
性質上、こちらを認識すると一目散に逃げるメタル系モンスターが、逆に猛スピードでこっちに向かってくるという珍しい光景が展開される。
総合的に攻撃・回復・補助とをこなせる万能型だが、強いて弱点を上げるとみのまもりのステータスが他の仲間と比べるとやや低く、各種呪文やブレス攻撃の耐性を持つ防具で割合軽減系が乏しい欠点が挙げられる。
後続・スピンオフ作品での登場
ドラゴンクエストⅨ
リッカの宿屋に現れる事がある。
モリーをテーマにしたコスプレ装備を入手でき、一式装備する事でモリーめいた見た目になる事ができる。
少年ヤンガスと不思議のダンジョン
突如としてポッタルランドに現れ、ヤンガスにモンスターを仲間にする方法を伝授、以降はモンスターを配合する役割を担う。
ドラゴンクエスト モンスターバトルロードシリーズ
一貫してゲームの進行役を務める。
また、「モリーの知り合いのモリタさん」「チケット仮面」など変装してプレイヤーの前に現れる場合もある。
プレイヤーの性別がわからないためか、二人称は「ユー」。
ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー
彼によく似た姿をしたチケット仮面というキャラクターが登場する。
関連イラスト
関連タグ
主人公(DQ8) ヤンガス ゼシカ・アルバート ククール ゲルダ
テリーのワンダーランド:「バトルロード」の元ネタ。
バダック:漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の登場人物。味方の中では年長者ポジション、独特のネーミングセンス、魔物と心を通わせて仲良くなる、決めポーズを取るなどで共通する。
チウ:こちらも『ダイの大冒険』の登場人物。職業が武闘家、決めポーズや芝居がかった言動、初登場が武術大会の会場、魔物たちを率いて獣王遊撃隊なるチームを作る、獣王の笛なるアイテムで「魔物を引き寄せる」、謎の自信で敵の「テンションを下げる」などで共通する。気質もバダックと似ている。