概要
初登場は『ドラゴンクエストⅤ』。タコっぽい姿をした軟体生物のモンスター。
名前の由来はoctopus(タコ)+leech(ヒル)と思われるが、特に吸血を行う攻撃はしない。
名前からして、置くといい意味でも悪い意味でもリーチしてくれそうな気がする。足がたくさんあり、それを使って相手を攻撃する。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』の図鑑によると足が短いため移動速度は遅いらしいが、『ドラゴンクエストⅤ』でのステータスを見る限りすばやさはそこまで低くない。もっとも他のステータスが弱いため、ただのザコだが。
通常攻撃のほかに、「ふしぎなおどり2」を踊って相手のMPを減らしてくる。
フィールド内ではサラボナの北の海にしか登場しない(ちなみにダンジョンでは「滝の洞窟」のみ)が、青年期後半になると青年期前半の海の敵は絶滅したのか登場しなくなるモンスターが多い中で、
オクトリーチだけは絶滅するどころか生息地を拡大している。 尤もかなり弱いので海上の旅の危険度低下に貢献しているだけにしか過ぎないが。
外伝作品での登場
『ドラゴンクエストモンスターズ イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ではおばけヒトデを捕食するが、まさかりぞくやグランドシャークに捕食されるといった関係が判明した。ちなみに、図鑑の説明によると、火で炙ると何故かスルメの匂いがするらしい。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では、フィッシュライダーを捕食している(2作続けて他のモンスターを捕食しているのはこのモンスターとせつげんりゅうだけ)。図鑑の説明では、「実際はタコよりもヒルに似ている部分がある」とされている。
オクトリーチ系のモンスター
- マザーオクト
オクトリーチの母親(もっとも、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の図鑑によると子育てしているところを見たものは誰もいないらしい)といった存在であるオクトリーチの上位種で、下位種よりも青味がかかっている。主に海の神殿や中央の海域に出現する。「すなけむり」を吐いてきたり(恐らくはタコスミや煙幕といった類だろうか)、ベホマスライムを呼んできたりしてくる。ヒャド系以外の攻撃呪文・特技は有効で、それで片付けてしまおう。
体色は青だが、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では紫色に変更されている(ペイント配合で従来の色に戻すことは可能)。
余談
実は、『ドラゴンクエストⅡ』の時に登場する予定だったが、見送られて『ドラゴンクエストⅤ』に登場するに至った(その辺の境遇はデンタザウルスも同様)。また、初期デザインは触手の先端には口がついており、より気味の悪い外見になっている。