もしかして→ヤクルト
概要
RPG『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する呪文の一種。味方全体の守備力を上げる効果がある。
初登場は『ドラゴンクエストⅡ』で、下位呪文の「スカラ」(『ドラゴンクエストⅢ』以降)よりも先に登場した。
『ドラゴンクエストⅢ』以降のスクルトはスカラよりも守備力の上昇率は低い代わりに範囲が広い。
また、同作ではじごくのハサミが使うもののみ異常な上昇力を誇り(通称:スーパースクルト)、「ルカナン」「マヌーサ」と並び初登場の『ドラゴンクエストⅡ』で欠陥品と揶揄された性能を完全に過去の物とした。
FC版『ドラゴンクエストⅣ』ではクリフトが覚えるものの使わせるのはかなり難しく、相当守備力が低いうえに適合する作戦を出さないと発動しない。性能自体は上記のスーパースクルトに匹敵するものなのだが…。
ただし、リメイク版では(『ドラゴンクエストⅦ』同様制限時間が付いたが)歴代でも最高の性能であるスクルトをこちらも自由に使えるようになった。
『ドラゴンクエストⅤ』では効果量もそこそこ大きい上に指示も出せるため使い勝手はかなり上がった。
しかし、次作の『ドラゴンクエストⅥ』では効果量の上限が下がったうえ、守備力を上げると敵が通常攻撃以外を考えてくる思考パターンが追加されたことで、鉄壁を整えて無双する戦法に限界が出てきた。
リメイク版の『ドラゴンクエストⅤ』では「バイキルト」と共に有効ターンの制限が追加され、FC版の『ドラゴンクエストⅡ』程ではないものの上昇量まで抑えられてしまい、AIも無駄打ちしまくるとかなりの弱体化を遂げてしまった。
『ドラゴンクエストⅧ』でも低い上昇値は健在で、AIが「フバーハ」や「マジックバリア」を優先する為、「いてつくはどう」を使うボス戦(特に3DS版の「追憶の回廊」)ではまず使われる事のない呪文と化してしまった。
ただし効果量が低かったり、効果時間が短くても、『ドラゴンクエストⅥ』などで「いてつくはどう」を誘発させたりと、戦術に組み込む意義のあるケースは多々存在する。
ちなみに、『ドラゴンクエストⅨ』では上昇値の表記が「すこし」「かなり」という表現になり、数値が表示されなくなった。
