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マダンテ

まだんて

ドラゴンクエストシリーズに登場する呪文・特技の一つ。 自身の魔力をすべて解放して暴発させることで、敵全体に大ダメージを与える。
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「暴走した魔力が爆発を起こす!」


概要編集

ドラゴンクエストシリーズに登場する攻撃呪文。

ゲームでの初登場は『ドラゴンクエストⅥ』(1995年)。その語源は、漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』(1991年)であり、遙か昔に偉大な賢者が生み出したと言われる究極の呪文。


詠唱者の持つ全魔力を放出して巨大な爆発を引き起こし、

敵全体に、消費したMPの2倍~3倍(『ドラゴンクエストⅧ』などでは2倍、『ドラゴンクエストⅨ』では1.5倍)程度のダメージを与える。

ただし、きっちり数字の2倍~3倍のダメージを与えられるかと言うとそうでもなく、特に説明などはなくマダンテ=炎系扱いとなっており、炎系に耐性のある敵にはダメージが低下する。

ドラゴンクエストシリーズではお約束的に魔王ラスボス隠しボス級の敵は炎耐性が高い事が多いため、想定した通りのダメージを与えられる敵はかなり限られていたりする。…とはいえ、完全に無効化されるという事はあまりなく(「アストロン」の効果が掛かっている場合は別だが)、複数の使い手を用意すればゴリ押しでボスのHPを1ターン以内に削り切ったりも一応可能。


一方ドラゴンクエストモンスターズシリーズの『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』では「マダンテ」自体にマダンテ属性なる物が設定されていたり、以降の作品でも炎系や光系などに分類されている為、それらの属性の耐性が無効以上であった場合ノーダメージに抑えたり、吸収して回復したりできる。

だいぼうぎょでもある程度ダメージを抑えられる。

『テリーのワンダーランド』の全国大会優勝者は「マダンテ」のためだけに「マジックバリア」を採用したぐらいである。ただ、「マジックバリア」は1回唱えただけで相手AIが「いてつくはどう」を使用する条件を満たしてしまうため、当時としても疑問の残る採用であった。


また、作品によって呪文と特技、どちらに当てはめられているかが異なる。

どうしてこうなっているかというと、おそらく「マホカンタ」されたり、「やまびこのぼうし」で二連打されたりしたら洒落にならないからであると思われる。

そのおかげで、「マホカンタ」を張っている敵に対してスルーして大ダメージを入れられる場合もある。

呪文扱いの『ドラゴンクエストⅩ』や『ドラゴンクエストⅪ』では「魔力覚醒」による威力上昇も有効。


単発かつ1人で繰り出せる技としては作中でも最大クラス攻撃力理論値を持っている事が多い一方で、デメリットとして全ての魔力を使い果たすために使用後はMPが0になるため使い所が難しい。

現在MPが多ければ多いほど威力が上がるので、「マダンテ」を使う場合はMPが満タンに近い戦闘開始直後に使うのが効果的。

当然この後はMPを回復する手段なりMPを使用しない攻撃手段なりを持っていないと戦闘力が激減するので、馬車などの控えメンバーを準備しておける作品では開幕にマダンテを撃たせ、直ぐに控えと交代させるといった戦法も有効。

ちなみに現在MPが1以上あれば使用できるので、その状態で使うとド派手なエフェクトが唯のこけおどしとなって最弱のスライムすら倒せないという何ともやるせない気持ちにさせてくれる。


プレイヤー側が使うときもそうだが、一応敵サイドが使ってくる場合も「マダンテ」(効果は全体に200前後のダメージである場合が多い)を使う1ターン前には「めいそう」を使う、逆に「マダンテ」を使った後には「いのり」を使ってMPを回復するなどの行動パターンが演出として組まれている事が多い。要するに、1回休む代わりに強力な攻撃を繰り出すパターンと実質同じ行動である。

ボスが繰り出す場合も炎属性扱いな事が多く、炎耐性で軽減可能。


例外的にダークドレアムだけは20ターン以内に勝利した後、お願いしてデスタムーアを倒して貰うというおまけの隠しイベントで、舐めプの末に最上級攻撃呪文連打→「マダンテ」→本来MPを消費する「ジゴスパーク」という通常考えられないようなコンボを繰り出して

第三形態のデスタムーアを粉砕しており、「破壊と殺戮の神」には常識が通用しない事を見せつけている(ただしあくまでも通常攻撃であるため、ただの演出である可能性も高い)。


ナンバリングタイトルでは習得条件が非常に厳しい場合が多く、ストーリーに組み込まれている『ドラゴンクエストⅥ』でバーバラが覚えるものを除くと、はぐれメタルローズバトラーに転職して熟練度を上げる、お世辞にも他スキルを差し置いて有用であるとは言い難いゼシカの格闘スキルを100まで上げるなど、一種のやりこみと言える育成をする必要がある。

『ドラゴンクエストⅨ』以降の作品では、賢者やベロニカセーニャなどがレベルアップで覚えるが、覚えるレベルは前者が78、後者が70と、今までのシリーズでは無かったぐらいの高レベルにまで育成してやっと習得するといった具合である。ただ後者は経験値が稼ぎやすく、レベル99にするのも然程時間がかからないので見た目ほど大変ではない。


書籍作品での登場編集

設定が大きく異なり、賢者ポロン合成呪文の集大成たる『極大五芒星』として登場。「メラゾーマ」「マヒャド」「バギクロス」「ベギラゴン」「イオナズン」の5系統の最上位呪文を同時に使用し、合成する事で放つ。

ゲーム(『ドラゴンクエストⅥ』)が発売される前に発表されており、注釈でそれが語られている。

異魔神とのラストバトルで使用され大ダメージを与えたのだが……。


ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは、上記5つの呪文を習得し、レベル等の条件を満たすと「マダンテ」を覚えることが出来る。『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 イルの冒険・ルカの旅立ち』のみ効果範囲が単体となっている。

先述の設定を反映したものかは不明だが、漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の「極大消滅呪文(メドローア)」等も取り入れられているため、可能性は高い。


  • ドラゴンクエスト ダイの大冒険

「マダンテ」そのものは登場しないが、光魔の杖という無限にMPを吸収して攻撃や防御に使える光の刃を生み出す武器が登場する。

実は「ギガストラッシュ」のように「マダンテ」のアイディアもここから輸入されたのだろうか・・・?

理力の杖を改造したような武器で、桁違いの魔力を誇る大魔王バーンが装備すればオリハルコン製の武器でさえ叩き折る。とは言え、使用中は無限に魔力が吸収されるので扱いが難しく、魔力切れを起こすなど本家の「マダンテ」を連想させる要素がある。


派生呪文編集

  • クラスマダンテ

『ドラゴンクエストⅧ』のチームモンスターの必殺技として登場。メダぞう、スマイル、はぐりんの三匹をそろえることで発動する。

ただMPを全消費するのは同じだが、対象ランダムに100〜130程度のダメージを3〜10回与えると、他の「マダンテ」と比べて大きく仕様が異なっている。


  • ミナダンテ

ドラゴンクエストモンスターズシリーズに登場。パーティ全員のMPを使って「マダンテ」を放つ、要は「マダンテ」の「ミナデイン」版。


  • プチマダンテ

ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ』で登場するバーバラが使用する特技のひとつ。


  • ベビーマダンテ

『ドラゴンクエストⅩ』における仲間モンスターのベビーサタンが覚える特技。現在のMPの70%を消費して、消費したMPの5倍の光ダメージを与える。魔法ではないためマホカンタ等の影響を受けないが、その分魔法関連のバフを受け付けない点には注意。


  • クロスマダンテ

『ドラゴンクエストⅪ』におけるベロニカ+セーニャのれんけい技。2人のMPを足してその消費MPの3倍ダメージを与える。ベロニカが大人の姿になる貴重な技。また、ラスボスの二匹も同様の技を使う。

ちなみに使用には通常の「マダンテ」を覚えている必要はないので、大抵の場合「マダンテ」を覚えるよりも先に使えるようになる。


  • マダンチョ

ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』で「光の心」などのスキルで習得できる魔法。自分のMPの25%を消費して敵単体に光呪文攻撃を行う。威力は消費MPが多ければ多いほど上昇する。



主な使い手編集

仲間キャラ編集

など


習得可能な職業編集


敵モンスター編集


仲間モンスターモンスター職編集

など


関連動画編集


関連タグ編集

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