概要
主にゲーム作品において、人間と対立することの多いモンスターだが、人間との協力関係が成立する事例は意外に古くから存在する(ゲーム作品に限らず、神話の時代まで遡ることができる)。
pixivでのタグ用例は『ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁』に登場する、主人公がパーティに加えることが出来る魔物たちを描いた作品に付与されることが多い。
『ドラゴンクエストⅤ』の仲間モンスター
シリーズ初の仲間モンスターは前作『ドラゴンクエストⅣ』のホイミンとドランだが、「仲間モンスター」という呼称自体はDQ5のモンスター仲間システムの一環として使用され始めたともいえる。
これはDQ5という作品そのものを象徴する目玉とも言うべきもので、移植のたびに仲間に出来る種族が増えている。
スーパーファミコン版
シナリオ上のイベントでのみ加入
PlayStation2版以降追加
シナリオ上のイベントでのみ加入
ニンテンドーDS版以降追加
『ドラゴンクエストⅥ』の仲間モンスター
SFC版『ドラゴンクエストⅥ 幻の大地』ではモンスター仲間システムが継承されているが、前作における『魔物使い』が主人公に特有の固定能力で、物語に関わる重大要素であったのに対し、本作の『魔物使い』は各キャラクターが選択可能な職業の一つでしかなく、仲間モンスターの種類も大幅に減少している。
リメイク後ではモンスター仲間システムが削除され、シナリオ上のイベントで仲間になるドランゴと、新システム『スライムスカウト』でSFC版に居た者を含め八体のスライム系モンスターを仲間に出来る(スラリンはルーキーにとって替わられた為リストラ)
削除の理由はモンスターズとの兼ね合いが理由との事
スーパーファミコン版
スライム / スライムナイト / ホイミスライム
キングスライム / はぐれメタル / ファーラット
シナリオ上のイベントでのみ加入
ルーキー(スライム)
ドランゴ(バトルレックス)
スライムスカウト
ピエール(スライムナイト) / ホイミン(ホイミスライム)
ルーキー(スライム) / はぐりん(はぐれメタル)
『ドラゴンクエストⅩ』の仲間モンスター
Ver.2.0から実装された。それぞれのモンスターに対応した「スカウトの書」を使用し、その後仲間にしたいモンスターに特技「スカウトアタック」を使うことで仲間にできる。モンスターをパーティに加えることができるのは職業「まもの使い」と「どうぐ使い」の2職のみだが、なつき度が100以上になるとどの職業でも連れ歩くことが可能となる。
まもの使い
いたずらもぐら / キメラ / キラーパンサー
スライム / スライムナイト / ドラキー
ドラゴンキッズ / ねこまどう / バトルレックス
ブラウニー / プリズニャン / ベビーサタン
どうぐ使い
エンタシスマン / おどるほうせき / キラーマシン
ゴーレム / さまようよろい / たけやりへい
その他のタイトル
『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』では「モンスターパーク」や「モンスター職」、『ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君』では「スカウトモンスター」といった新システムが、モンスター仲間システムに代わるものとして採用されている。
一方で、『ドラゴンクエストⅤ』以来のスタイルを踏襲したモンスター仲間システムを中心にした作品として『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズや『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』なども発表されている。
また、漫画作品『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』では本システムが元ネタになった「獣王遊撃隊」という仲間モンスターの軍団が登場。後に一部のメンバーはスーパーライトにてゲスト出演を果たす。
関連タグ
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ