曖昧さ回避
- ドラゴンクエストシリーズに登場するキャラクター。本稿で記述。
- 『スーパーマリオブラザーズ3』に登場するキャラクター。砲台やトラップ以外では、本作唯一の完全無敵キャラとなっている。
概要
『ドラゴンクエストⅡ』から登場したシリーズおなじみのクラゲ風のスライムのような常連モンスター。
その名が示す通り相手を麻痺させるのが得意な海生の魔物で、伝統的に単体では単なる雑魚だが、出現数が多いという特徴を持っており、ナンバリングに寄ってはやけつくいきを使用してくるため、あっという間にパーティーが全滅してしまう可能性もある危険なモンスターでもある。
見た目が白いホイミスライムの為、まんまただのクラゲといってしまえばそれまでなのだが、彼(?)がスライム系として扱われているのか、それともただの海洋生物のクラゲとして扱われているのかは作品ごとに異なっている。
また、毒素で麻痺させているのか電撃で麻痺させているのかも作品によってまちまちである。
リメイク版『ドラゴンクエストⅣ』~『Ⅵ』では電撃で麻痺させているモーションになっており、『ドラゴンクエスト 天空物語』『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』でも電撃で麻痺させている設定になっている。特に『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では生息地も水中ではなく送電施設となっており、シンボルが時々立ち止まって放電する仕草をする他、充電の為メタルハンターやメタルドラゴンに襲われてしまう。
リメイク版『ドラゴンクエストⅤ』で仲間にできるようになった。
マヒこうげきや「やけつくいき」といった敵の動きを妨害する事に長けているが、最大レベルが99まで上がるにもかかわらずステータスがあまり伸びず、使える回復系呪文もキアリクのみ。終盤ではマヒ状態に耐性を持つ敵も多くなるので、最後まで戦わせるのはかなり厳しい。
ただし、素早さに限ってはドーピングアイテムを使わずともかなり高い数値なので、どくばりを持たせればメタル狩り要員として活躍してくれる。
なお、『ドラゴンクエストヒーローズ』のあるイベントで主人公の1人であるメーアがしびれくらげの事を「見た目がホミロンに似ているので倒すのちょっと躊躇しちゃう」というコメントを述べるのだが、ホミロンは「ホイミスライムとしびれくらげはぜんぜん違うよ!ただのクラゲだよ!!」と反論するのだが…。ウ~ン…よく分からん…。
ちなみにナンバリング作品では令和5年現在、『ドラゴンクエストⅦ』にて後述するしびれスライムにとってかわられた以外は、船が登場しない初代『ドラゴンクエスト』を除き全ての作品に登場しているのだが、ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』まで登場の機会がなかった。
ドラゴンクエスト 天空物語
迷子のしびれくらげが登場している。ホイミンと姿形は似ているが、顔つきが異なる。
海上で母親とはぐれてパニック状態となり双子一行の船に迷い込んだことで恐怖のあまり電撃で周囲を威嚇して一行を痺れさせてしまうが、同じく両親を探している双子に慰められたことで落ち着きを取り戻す。慰めてくれたためか、双子のことは痺れさせなかった。
だが船にエンプルがやってきたことで、実は迷子ではなくしびれくらげは電撃が出せるようになったら一人前で、親離れ子離れの時期を迎えていたことが判明する。本人もそれは理解していたらしく、自立を決意し、双子一行に見送られて大海原へ旅立った。なお旅立ちシーンで母親が遠くから見守っている。
リメイク版でしびれくらげが仲間になるようになったが、もしかしたらこのしびれくらげがモチーフなのかもしれない。
しびれスライム
『ドラゴンクエストⅦ』で初登場した一応ホイミスライム系スライムに分類されるモンスター…なのだが、外見はどこからどう見てもしびれくらげそのものである。
一説には船の入手がやたらと早くなったことで出るタイミングを失ってしまったしびれくらげの代打ではないかと推測されている。
もしかすると、出世魚と同じく陸上で出くわすか、海で出くわすかによって呼び名が変わっているだけで、実際には同じモンスターなのかもしれないのだが、基本陸上にしか出現しないとはいえモブキャラとしては海底にある『現代の海底都市』と『海底王の家』に暮らしている個体がおり、やろうと思えば海や『過去の海底都市』に出現させられたので、一部ではしびれくらげをスライム系に分類する為に名前を変更したといわれており、結局名前を変更したはいいが、「しびれくらげ」の方が響きもいいし、馴染みもあるという理由から以降は姿を消したのではないかといわれている。
なお、前述の通り基本は陸上のみで遭遇するが、モブキャラが海底にある『現代の海底都市』と『海底王の家』に暮らしている個体がいたり、『モンスターパーク』での生息地が砂漠地帯ですれちがい石版のタイプは洞窟となっていたりと生息域が謎に包まれているモンスターだったりもする(単に適応力が強いとも推測されるが…)。
ちなみにリメイク版を含めて『ドラゴンクエストⅦ』以降は姿を消してしまった(しびれくらげに戻った?)が、『ドラゴンクエストモンスターパレード』でしびれくらげとは別のスライム系としてまさかの再登場を果たし、しびれくらげとの共演を果たしている。