概要
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』で初登場。
金ピカなカニの着ぐるみで完全武装した巨大スライムで、背中にはスライムのトンガリが出る穴がある。
メタルキング・スライムマデュラ・グランスライムに続くスライム系のSランクにして、スライム系初の3枠モンスター。
ほとんどの呪文属性を反射する驚異的な耐性と3枠故の高いHP・防御力を誇り、ドルマ系とザキ系以外の呪文は全て反射。ただし炎・吹雪は素通し。
さらには「くじけぬ心」の特性でたまにHP1で耐えるので、「てんしのきまぐれ(倒されてもたまに復活できる)」を持たせておけばさらに難攻不落の要塞になるだろう。
攻め手には強い一方搦め手は苦手で、『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』ではなんと異常耐性がことごとく弱いという弱体化をもらってしまい、3枠のくせに棒立ちさせられる事が増えた。また素早さとMPが終わってるので空振りしやすく、かしこさ・攻撃力とも高くないためこっちからの攻めは火力不足気味。
所持スキルは固有の「スラキャンサー」。目ぼしい特技は少ないが、「ベホマラー」・グランドクロスを覚えるので、とりあえず呪文の得意なやつに持たせるとよい。ザオリクと自動MP回復のあるアサシンブロスのスキルと合わせるのがオススメだ。
配合方法は『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』ではスライム×ぐんたいガニ×ゴールデンスライム×暗黒の魔人という連想しやすい組み合わせだったが、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』からはゴールデンスライム×2にダーククラブ×2に変更。
どちらの作品でもゴールデンスライムの調達が難しく非常に面倒くさいが、幸い魔界エリアに野生のスラキャンサーが登場する。しかしこちらもスカウトするのは非常に難しいので、しもふりにくを惜しみなく使おう。
コイツよりプレイヤーの方が「くじけぬ心」。
なお『ジョーカー2』では闘技場のSランクで先行登場する。
ストーリーの都合上、こっちはまだ3枠を使えない時期なのだが、伝説のモンスター使いであった「マイセン老師」は「われの傑作モンスターを倒してみよ」とか言ってコイツを繰り出してくる。
2回行動する上にこおりの息やじひびき、スライムぎり、全体にダメージを与える通常攻撃を多用するが、生意気にもいてつく波動で補助をカキ消す。
野生のものはグランドクロス、火炎竜・スライム斬りでバシバシ全体攻撃してくるし、まもりの霧で時間を稼いだりとマイセン老師の従えていたヤツより遥かに強い。
倒すならバトルレックスやシードッグ、キメラといったギガキラー持ちがスライムぎりで速攻を仕掛けると効果的。スカウト狙いで試行回数を稼ぐと被ダメージがハンパないので、ベホマスライム・スライムベホマズン等にベホマラーやザオリクくらいは欲しい。
野生のほうが明らかに強い。
ちなみに、本作には十二星座がモチーフとなったモンスターがいくつかあり、こちらは蟹座がモチーフとなっている。
創作作品では不遇な扱いが多いかに座も、シリーズの顔と言えるスライム系統を充てられたことによってスライム好きの人には羨ましく思えるかもしれない。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』での図鑑説明文によると、スライムが巨大な蟹の殻の中で暮らしていたら巨大になりすぎて出られなくなったらしい。
小山のようにデカい脱け殻を残したそのカニは何者で、スライムはなぜ出られなくなるくらい居続けて、そもそも脱け殻なのにやたらアクティブに動けるのもなぜなのか。スライムだから各脚に体を伸ばして操作しているのか?