概要
初登場は『ドラゴンクエストⅦ』。魂が宿って動き出した白い石柱のモンスターである。
かつては神殿を支える柱の一本だったがあまりの重さに耐えかねて神殿を抜けだしたらしい。
その神殿の柱だった頃の照明なのか、手にはロウソクを持っている。
なお、エンタシスとは建築用語で円柱の柱身の胴部につけられた膨らみを意味する。古代ギリシャの建築物や法隆寺のそれが有名だろう。
「バロックタワー」で柱の間を通ろうとした際に2体で襲い掛かってくる。その時の戦闘では何故かボス戦のBGMが流れる。
「世界一高い塔」では通常エンカウントで出現する。「メラ」を唱えてくるが魔力は低く、通常攻撃のほうがよっぽど痛い。また柱でできたモンスターなのだが、体を柔軟に動かすことができるようで、「ふしぎなおどり」を踊ってくることもある。
『ドラゴンクエストⅩ』では「メラ」が「メラミ」にパワーアップしている。
エンタシスマン系のモンスター
- ミステリピラー
邪教の神殿を支える柱が魂を宿らせて動き出した紫色の石柱のモンスター。
ロウソクには青い火がともされている。それぞれ効果の違う「ふしぎなおどり」を使い、「スクルト」を唱えてくる。相手パーティの後方にいるキャラを集中して狙ってくる。
『ドラゴンクエストⅩ』では「メラゾーマ」や「あしばらい」も使ってくる。
邪教の教えを広めるため自ら布教活動に乗りだしているらしい。
- デスマーブル
3DS版『ドラゴンクエストⅦ』に登場するトクベツなモンスターで「あやしい古城」に出現する。
大理石でできた水色の柱のモンスターで、上下の部分は黒字に金色の装飾が施されている。「メラミ」と「ふしぎなおどり」を使ってくるので後回しにしてもかまわない。
- やみのしょくだい
3DS版『ドラゴンクエストⅦ』に登場するトクベツなモンスターで「闇の洞くつ」に出現する。辺りが暗闇に染まる闇の炎を持った燭台のモンスターで、真黒い外見をしている。『ドラゴンクエストⅧ』の闇の世界に出てきてもおかしくない体色。
「メラゾーマ」や「死のおどり」といった危険な特技を使ってくるうえに同種の仲間を呼んでくる。
後に『ドラゴンクエストⅩ』のVer.3に逆輸入された。
- バロックトーテム
3DS版『ドラゴンクエストⅦ』に登場するトクベツなモンスターで「まだ見ぬ試練の城」に出現する。
とある彫刻に生命が宿ってモンスター化したもので、一目見てもエンタシスマン系のモンスターには見えない個性的な外見をしている。
「マホトラおどり」と「イオナズン」を使い同種の仲間を呼んでくる。石版の推奨レベルは60と高いため、それほど苦戦することはないはず。
- ツイストーチ
『ドラゴンクエストⅩ』(ver2.1)に登場するモンスター。「メダパニダンス」を踊ってきたり、「メラゾーマ」や「ドルマドン」を唱えてきたりする。元々は大魔王の居城の柱となるべく作られたのだが、気を抜くとクネクネして天井を支えられなくなることがあったらしい。
- オリエンタシス
『ドラゴンクエストⅩ』(ver2.2)に登場するエンタシスマンの転生モンスター。若い頃に魅せられた東方の国の踊りを修行の末に習得したエンタシスマン。
東方の香りが漂う神秘的で玄妙な動きで敵を死の世界へと誘おうとしてくる。「ドルマドン」を唱えてきたり、「死のおどり」を踊ってくる。
倒すと「東方魔柱ハンター」という称号が手に入る。