曖昧さ回避
- ドラゴンクエストシリーズに登場する呪文(魔法)の一種。燃え滾る特大の火球を敵一体にぶつける、メラ系上級呪文。全攻撃呪文の中でも、単発火力としては上位に属する高い威力を誇る。本項で解説する。
- 桃太郎電鉄シリーズのキャラクター・キングボンビーの最もメジャーな攻撃である「サイコロを10個振り出目に応じて所持金を奪う」攻撃の通称。これが発動される直前にターゲットの電車が巨大な火炎に包まれるエフェクトが出ることから名付けられた。上記の呪文が由来となっている。
- カクテルの種類のひとつ。同じく上記の呪文が由来で、アルコール度数90以上のスピリタスにタバスコを投入するという常軌を逸した代物。
概要
ドラゴンクエストシリーズで長らくメラ系最強だった呪文。燃え滾る特大の火球を、敵一体にぶつける。お手軽最弱呪文であった「メラ」が、単発火力でほぼ最上位に君臨する呪文まで昇華するという、ドラゴンクエストシリーズでも稀代の出世魚。
初登場の『ドラゴンクエストⅢ』では一発で150〜180程度という大ダメージを叩きだし、メラ系or炎耐性の無いザコモンスターの多くを一撃、もしくは瀕死寸前に持っていく事が可能で、『ドラゴンクエストⅤ』以降はやまびこのぼうし、テンションや攻撃魔力の上昇などで倍以上のダメージを叩き出せるようになっている。
ナンバリングタイトルのメラゾーマは主要なボスが耐性を持っていないのが当たり前で、ボス戦におけるデザイナーズコンボとして設計されている感がある。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』、ナンバリングタイトルでは『ドラゴンクエストⅨ』からはさらに上位呪文の「メラガイアー」が登場し、使用者の能力次第で「メラゾーマ」の2倍以上の火力を見せつけてくれる。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』でも、ランクに拘らない育成をするのであれば、さっさとメラ系スキルを育ててメラゾーマを覚えてしまえばボスの攻略が楽であったりする。
英語版における名前は以前は「Kafrizzle」であったが、メラガイアーの登場以降はそちらがKafrizzleになり、メラゾーマは「kafrizz」となった。
ちなみにゾーマとはおそらく関係ない。
主な習得者
ドラゴンクエストⅢ
ドラゴンクエストⅣ
マーニャ(Lv33~35)
ドラゴンクエストⅤ
ドラゴンクエストⅥ・ドラゴンクエストⅦ
魔法戦士(★8)
ドラゴンクエストⅧ
ゼシカ(Lv35)
ドラゴンクエストⅨ
魔法使い(Lv53)
ドラゴンクエストⅩ
魔法使い(Lv64)、踊り子(Lv56)
ドラゴンクエストⅪ
派生形
週刊少年ジャンプで連載されていた『ドラゴンクエスト 〜ダイの大冒険〜』では、メラゾーマの上位版が2種類も登場する。
魔王軍氷炎魔団団長フレイザードの十八番。「メ・ラ・ゾ・ー・マ」の発音とともに5発のメラゾーマを発動させ、相手にぶつけるという前代未聞の反則技。ただし使用者にもリスクを伴う、禁呪法に近いもの。
大魔王バーンの正式なメラゾーマ。過去にポップは彼が放った呪文がメラゾーマではないかと思っていたが、直後にバーンはそれがなんとメラであることを明かした。それほど大魔王バーンが放つ呪文は強烈であり、したがって彼がメラゾーマを使用すると、絶大な破壊力を生み出す「カイザーフェニックス」となり、その威力は「大魔王のメラ」の数十倍にもなる。
そのほかにも、各作品のストーリーごとに『オリジナルのメラゾーマ』が開発されることがあり、その可能性を着々と広げている。
スライムもりもりドラゴンクエストシリーズ
『スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団』や『スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団』ではなんと、戦車や船での砲弾アイテムとして登場。「メラゾーマ」の呪文を凝縮し、持ち運びできるようにしたという設定。
着弾するとダメージと同時に相手の陣地の大砲付近を火の海にする。連続で当てると火柱が強くなったり持続したりする。
ただし、手に入れるには貴重なアイテムで錬成・交易しなければならず、それ以外だとラスボスや強敵相手からのドロップを狙うしかないため、入手しにくいアイテムである(『スライムもりもりドラゴンクエスト3』ではネットショッピングで販売される場合もある)。
しかし、根気強く頑張ればメラゾーマ30発デッキも可能であり、仲間の構成次第では「フィンガーフレアボムズ」よろしくのメラゾーマ5発以上連続発射も可能。
関連タグ
同系統の呪文
クリムゾン・スフィア:とある作品におけるメラゾーマ相当の魔法(作者本人がメラゾーマのイメージと明言)。ただしこちらは死亡フラグの塊。