魔法戦士

まほうせんし

魔法を用いて戦うキャラクター、又は武器を用いた肉弾戦と魔法を両用することが出来る戦士。ファンタジー創作における職業(ジョブ)の一種で、そちらでは主に後者を指す。

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目次 [非表示]

1 概説

2 魔法戦士を扱った作品

3 類似の職業

4 関連タグ

概説

魔法を扱う為の素養や知識と、剣術等の武術を扱う技術が必要とされる職業。

その為、魔法戦士に成るのは非常に難しいがその分、距離を問わずに戦う事が出来る万能職でもある。特撮やアニメ等のスーパーヒーロー・スーパーヒロインの多くもこの属性を持っている。

……のはずなのだが、大半のゲームの場合、魔法においては魔導を極めた魔法使いの上級職(賢者等)に勝てず、武術においても戦士の上級職(パラディン等)に勝てないという「器用貧乏」な側面も持ち合わせている。加えて耐久面でも物理職の耐久と魔法職の耐久の中間位に成る為、若干脆くパーティでの扱いに困る点も否定出来ない。

結果的にステータスの合計が大体同じに成るタイプの世界だと物理魔法両方に割り振られるステータスの影響で他が低く中途半端に成ってしまいがち(厳密には魔法ではないがポケットモンスターシリーズに登場する物理と特殊の両刀型のステータス配分をされたポケモンの大半が抱える問題がコレ)。そう言った制限の無い世界なら幾らか希望はある。大抵のゲームは結局攻撃の際に使っているのは剣術か魔術のどちらかなので使ってないステータスは腐るのである。逆に言えば攻撃時のダメージ計算に物理と魔法の両方の合計値または平均値を参照するタイプの攻撃があれば輝ける…かもしれない。

一方で強くし過ぎた場合、他の物理・魔法職を全て食ってしまいこの職だけで良いのではという勇者様が生まれてしまう危険な職でも有る。バランスというのは難しい所なのである。

特にドラゴンクエストシリーズでこのイメージが強く、所謂「器用貧乏」の代名詞であるサマルトリアの王子を始め、『ドラゴンクエストⅨ』以外のほとんどの作品で「物理面が魔法使い寄り、魔法面が戦士寄り」という超中途半端な職業として設定されている。

一応『ドラゴンクエストⅥ』と『ドラゴンクエストⅦ』では「メラゾーマ」を習得する為にこの職業に成る必要がある……が、ぶっちゃけそれ以外に魅力がないという中途半端さである。更にリメイク版『ドラゴンクエストⅦ』では他に習得出来る職業が増えた上に、人間の上位職の呪文特技は引き継げない為、尚更価値が薄いものとなっている。