プロフィール
年齢 | 17歳 |
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出身 | リーザス村 |
CV | 竹達彩奈(『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』以降) |
概要
『ドラゴンクエストⅧ』の登場人物で3人目のパーティーメンバー。
戦闘メンバーでは紅一点であり、メインヒロインであるはずのミーティア姫の存在感を見事に喰ってしまった張本人でもある(ミーティア姫自体が『ドルマゲスによって白馬に姿を変えられており、サブイベントを除くとエンディングを迎えるまで元の姿に戻ることはなく、主人公と接すること自体が殆どない』という致命的な理由もある)。(3DS版は除く)
シリーズでは他に前作『ドラゴンクエストⅦ』のキーファ・グランしかいない、ファミリーネームが設定されているプレイヤーキャラである。
また、リメイク版では実質的にもう一人のメインヒロインとなっている。
かつて世界を救った七賢者の一人である魔法剣士シャマル・クランバートルの子孫。
父親は数年前に死去しており、シャマルの正当後継者である兄・サーベルト家訓にうるさい厳格な母・アローザとに3人で暮らしていた。
ある日、村の近辺にそびえ立つ『リーザス像の塔』の視察に向かっていたサーベルトが暗黒神ラプソーンの復活を目論むドルマゲスによって殺されてしまう。
その為、兄の敵討ちのために主人公一行に同行することになる。
なお、先祖より剣士の力を受け継いだ兄に対しゼシカは魔力を色濃く受け継いでいる。
サザンビーク大臣の息子・ラグサットは許嫁(フィアンセ)だったが、ゼシカ本人は全く相手にせず冒険が終わる頃には婚約も解消されている。
人物像
我が強く、一度決めた事は最後までやり通さねば気の済まない性格。一方で面倒見の良いところもあるようで、リーザス村の子供達には姉のように慕われている。
権力を鼻に掛けるような人物が大嫌いで、そのような相手には露骨に嫌悪感を示し容赦ない言葉を口に出す。
また、チャラついた言動に対して(自身とかかわりがなくとも)苦言を呈するなど、潔癖傾向も見受けられる。
旅に出る以前は人付き合いが苦手だったようで、同居しているメイドとは打ち解けられておらず村人には「兄だけが唯一心を開いていた相手」「強気なようでいて実は臆病」と語られるほど。
嫌いなおかずは先に食べる主義らしい。
世間知らずであるがゆえかヤンガスの故郷を知るまでは、彼を山で猿に育てられたと思い込んでしまった。
兄のサーベルトを敬愛しており、「度々思い出話をする」「兄という肩書を持つ人物絡みの事件に際してより感情移入する」「兄と同じ真面目で誠実な男性を好む」など若干ブラコン気質でもある。
冒険を終えた後は家庭内の事情から仲間と連絡がとりやすい故郷・リーザス村に戻った。
トロデーンから比較的近いのに、みんな中々遊びに来てくれなくてちょっと不満らしい。
体型
衣服がはちきれんばかりの暴力的なまでの豊満なバストが表す通り、自他共に認めるボンキュッボーンのナイスバディ。
「秘密のぱふぱふ屋」へ訪れた時に「世界一かもしれないって自負してたのに・・・」と少々悔しがっていることから、バストサイズにはかなり自信がある様子。
ちなみに…
- キャラクターデザインの鳥山明氏曰く、「『堀井さん、好みの女の子と言ったらやっぱり巨乳だよね』と考え、没になるのを覚悟でデザインした。というかいつも『もっとセクシーにしろ』と言われるから今回は最初から大きくした。」
- ゲームデザイナーの堀井雄二氏曰く、「僕は何も言ってないのに鳥山さんが勝手に巨乳にし、レベルファイブさんがきちんと揺れるようにした。」
- 開発のレベルファイブ日野晃博氏曰く、「堀井さんだって、最終的にこの仕様でOKを出したわけじゃないですか。」
と、各々からのコメントがあったという逸話がある。
一部装備の種類によって移動・戦闘時の服装そのものが変化するのは、リメイク前に限りある例外を除いて彼女のみだったが、2015年にリメイクされたニンテンドー3DS版では、他の仲間もコスチュームチェンジが採用された。
ゼシカにも新たにコスチュームが追加され、「クラシックブレザー」と「インテリメガネ」による優等学生スタイル、「まじょっこハット」と「まじょっこスカート」による魔女っ子スタイル、「シャイニーチュチュ」によるアイドル衣装の3種類が増えた。
ちなみに普段着である肩と胸の上部のはだけた衣装は、彼女がお小遣いを貯めて母に内緒で買ったもの。
ゼシカ曰く「動きやすい服」が欲しかったようで、内緒で購入したのは「はしたないと母が反対していたから」らしい。
スタイルの良い年頃の、しかも残された大事な家族で一人娘であるので母の気持ちも分からなくはない。
会話の最初に「このドレス、似合ってる?」と聞いてくることから、お気に入りの様子。
戦闘能力
メラ系、ギラ系、イオ系、ヒャド系の攻撃呪文を使いこなし、補助呪文も豊富。
すばやさが仲間内で最も高い反面、HPや身の守りなどが低い典型的な魔法使いタイプ……と思いきや、グリンガムのムチを持たせて「バイキルト」(攻撃力2倍、相手の守備が低いほどダメージ2倍に近づく。
複数回攻撃の場合は1回目のみ適用)をかけてスーパーハイテンション(威力7.5倍)にした上で「双竜打ち」(1.5倍ダメージx2、一発目のみバイキルト適用)を単体の敵めがけて放たせた場合(複数の場合は分散される場合があるため)その凄まじい火力(合計ダメージは相手の守備力によるが、守備力0の場合は通常攻撃の約33.75倍を叩きだす)は主人公やヤンガスを上回る程である。
しかし、リメイクされた3DS版では過去の「双竜打ち」のあまりの高火力を配慮してか0.9倍ダメージx2とマイナーチェンジされている。
代わりに短剣スキルの「ライトニングデス」の倍率が1.3倍(PlayStation2)から1.8倍(ニンテンドー3DS)へと強化された。
「バイキルト」の効果も有効(3.6倍)、種族特効の各種剣、「きせきのつるぎ」や「もろはのつるぎ・改」などの追加効果も発動するため特に『追憶の回廊』の最奥で待つ隠しボスが氷属性耐性を持たない事もあり、「ていおうのうでわ」を装備してテンションアップからの「ふぶきのつるぎ」で「ライトニングデス」を放つと凄まじいダメージを叩き出す。
MP回復手段も増えており「マダンテ」も連射しやすくなるなど、結局ある程度の弱体化を受けても強キャラを通し続けた。
なおバギ系、強打・岩石落とし系の攻撃に対し耐性を持つ。
また敵の「ぱふぱふ」を完全無力化する耐性を持ち、その際には「勝利の笑みを浮かべている」という専用メッセージが表示される。
スキルを獲得していけば彼女の「お色気」を活かした多種多様な特技を覚える。
また「ザオリク」やノーコストの回復技「ハッスルダンス」を習得し、さらに長剣を装備可能になるなどかなりの芸達者である。
エンディング分岐(3DS版限定)
ニンテンドー3DSのリメイク版『ドラゴンクエストⅧ』では、特定のルートを通る事でゼシカをヒロインとするエンディングが新たに2種類追加された。
ED1.クラビウス王にアルゴンリングを見せない場合
アルゴンリングを持っていない場合、もしくは持っていても見せに行かずに一夜を過ごした場合にこちらのエンドへと至る道が開ける。
ミーティア姫の通常エンドと同じ流れで挙式をぶち壊してトロデーン国へ戻る途上。
馬車の中で姫から尋ねられ、主人公は好きな人が居る事とその人を守りたいと思っている旨を告げる。
するとミーティア姫はこれまで兄のように慕ってきた主人公に礼を述べ、「これ以上独り占めしておくのはミーティアの我儘」と告げて自立を誓う。
姫から直々に近衛隊長の職を解かれ旅人となった主人公。
後日、彼の姿はリーザス村からポルトリンクへ向かう街道にあった。
草原で佇んでいたのは、彼が「守りたい」と願った女性……ゼシカであった。
平和になった世界を回る旅に出た二人を祝福するように、仲睦まじいつがいの鳥が青空へと舞い上がっていった。
ED2.クラビウス王にアルゴンリングを見せた場合
クラビウス王に亡き父親の形見である指輪を見せミーティアとチャゴスの結婚を取り止めにして欲しいと願う主人公であったが、肝心の彼には他に想い人がいた為に自らの行いを無責任なものとして逆に咎められてしまう。
翌日、すでにミーティアの結婚が破談になった事実が明らかとなりミーティアは何度も自分を助けてくれた彼への憧れも今日までにする事を告げ、「勇気を出した彼女の想いに応えてあげて」と、母親のアローザやポルク、マルクに連れられて入ってきた花嫁姿のゼシカを迎え入れる。
チャゴスの不正行為を既に知っていた事もあってか、クラビウス王は主人公を叱責した後トロデ王と話し合い「ミーティアとチャゴスの婚約破談」を決定した。
その代わりとして自らの甥である主人公とその想い人であるゼシカの結婚式へと急遽変更したのだった。
いつもの振る舞いをしながらもゼシカは主人公に対し「好き」な感情をはっきりと告げる。
本当は彼に対する想いを「思い出」として胸の奥にしまっておこうとしていたが、ミーティアから「彼(主人公)には自分以外に好きな人がいる」というの言葉を聞いたゼシカは自分の思いに嘘をつかない事を決意し花嫁姿で今この場にいたのだ。
ゼシカ「人伝じゃない。あなたの本当の気持ちを教えてください…」
不安そうな顔をしながらも自分の想いに対する答えを出して欲しいというゼシカに対し、主人公は形見の指輪を彼女の薬指にはめる形で返答した。
結婚式場の外で仲間達や大勢の人々が花嫁が出て来るのを待っていた。
彼らは最初驚愕しながらも、出て来た二人が結ばれた事を察して祝杯を挙げる。
大勢の人々に見守られる中、ゼシカと主人公は口付けを交わし晴れて結ばれるのだった…。
後日、リーザスの女神像に主人公と二人で祈りを捧げていたゼシカは「最初彼を頼りないと思っていた事」と「以前ラプソーンの精神に乗っ取られた件」を機に主人公を兄・サーベルトのイメージに重ねるようになりやがていつも見ている内に兄とは違う主人公自身を好きになっていったのだと明かす。
そして、好きになった人と結ばれ幸せに包まれているゼシカは主人公と手を取り合い、二人の帰る家へと足を進めながら最愛の人だけに見せる満面の笑みを浮かべる。
睦まじく並び寄り添い歩む新婚夫婦を祝福するように、夫婦鳥がやはり寄り添い青空に舞っていった。
特に結婚EDの方は過去に類のないほど甘々ムードを醸している事もあり、ゼシカが主人公に向ける素直な態度を好意と受け止めてきたファンからは「我々は(PlayStation2版発売から)11年待ったのだ」「ようやく真のEDが」等々、待ちに待っていた半ば諦めていた分盛大な歓喜の声が挙がった。
一方でパーティーメンバーの仲間的な絆を好んでいた人やミーティアEDではゼシカが失恋したことになってしまうことから、このEDについて評価しないという人もいる。
しかし同時にこの追加EDによってミーティア姫の魅力を初めて知ったという人も多く、どちらのヒロインにとってもプラスという見解も多い。
余談だが、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で本作の主人公が勇者のカラーバリエーションとして参戦したのだが、その声の担当はなんと夫である梶裕貴であった。
参戦時点での彼の採用は偶然だったのか、はたまたこのエンディングとゼシカの中の人との関係を意識した変化球ネタとしての採用だったのか…?
客演について
ドラゴンクエストⅨ
リッカの宿屋のゲストとして登場。条件を満たして話かけると装備品「ゼシカの服」「ゼシカのくつ」「ゼシカヘア」をくれる。揃えて装備すれば「ムチムチ魔法使い」の称号をゲットできる。
なお、「ゼシカの服」は女性専用装備なうえ「旅芸人の証(性別限定装備が着用可能になる)」を使っても男性が装備することはできない。やはりその胸が故だろうか…。
ドラゴンクエストⅪ
冒険の書の世界の「夕暮れのラパンハウス」に登場(システム上PlayStation 4版では登場しない)。何者かの手により甘えん坊な性格にされてしまい、アローザが手を焼いている。
冒険の書の世界の各地にある性格を変える本を手に入れることで、ゼシカの性格を変えることができる。性格を変える本は「ごうけつのひけつ」「ユーモアのほん」「おてんばじてん」「エッチなほん」の4つ。
正解の本は「おてんばじてん」だが、ゼシカファンの紳士ならまずは「エッチなほん」を見せてみよう。
いただきストリートシリーズ
『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート Special』以降皆勤であり、しかもほとんどの作品でS〜Aランクと最強クラスである。『いただきストリートSpecial』では「私こういうゲームの才能があるみたい」と言っていたが、全くもってその通りと言わざるを得ない。『いただきストリートDS』や『いただきストリートWii』ではゼシカの衣装が登場し着替える事も可能である。
ドラゴンクエストヒーローズシリーズ
『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』ではヤンガスと共に、レティスの頼みでアクト達に協力。武器はムチで、「地這い大蛇」や「双竜打ち」などの技を使うほか、必殺技は「マダンテ」(ただし、発動後にMPは一度尽きるが回復する仕様である)となっている。
続編の『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』ではククールと共に参戦した。
ドラゴンクエストライバルズ
プレイヤーキャラクターの1人として参戦。
「魔法使い」という職業に属しており、「メラゾーマ」などの特技カード(本作では呪文も特技扱い)を駆使した戦術が得意である。
関連イラスト
コスチュームチェンジ
- まじょっこハット&まじょっこスカート
関連タグ
アローザ・アルバート:ゼシカの母親。
サーベルト・アルバート:ゼシカの兄。
アンルシア:彼女と同じく、主人公と初対面時に兄が殺されてしまっているキャラ繋がり(ただし胸の大きさは異なる)
マルティナ(DQ11):彼女と同じく、抜群のプロポーションの持ち主かつお色気担当キャラ。
マァム:『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のヒロインの1人。グラマラスなプロポーションなど、ゼシカと類似点が非常に多い。
アリーナ・ビアンカ:初コラボ作『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』以降のいただきストリートシリーズ皆勤賞仲間。
リーファ(SAO)/桐ヶ谷直葉:中の人繋がり&巨乳の妹という共通点。
中野二乃:中の人繋がり&スタイル抜群で気が強い所も共通。