概要
闇の遺跡でドルマゲスを撃破した後、ドルマゲスの持っていた杖を所持した事により、杖に封じられていた暗黒神ラプソーンに精神を乗っ取られた状態。外見は肌の色が青く変色し、その一部では血管が浮き出ているなど、変貌した表情も相俟って邪悪の一言に尽きる。
戦闘面では「ラリホーマ」「マヒャド」「ベギラゴン」「メラゾーマ」といった高位の呪文を苦もなく操り、更には空間を切り裂いてシャドーというモンスターを召喚・使役するなど、ゼシカの元来の魔法使いとしての潜在能力とラプソーンの闇の力が合わさり、並みの衛兵ですら太刀打ち出来ない強さとなった。しかし、こちらに「マホカンタ」が掛かっていても呪文を使ってくるなど、不安定な精神状態が災いしてか判断力は然程高くはない。こちらはゼシカが外れた3人編成になるものの、ドルマゲスを撃破できたプレイヤーなら特に苦戦しないだろう。
リブルアーチの魔術師ハワードを二度に亘り襲撃するが、実際の標的はラプソーンを封印した七賢者の一人であるクーパスの本当の末裔であったチェルスであった。
最終的に主人公達の時間稼ぎによってグラン・スピネルによる強力な結界が発動し、杖が手元から離れて正気に戻った。
乗っ取られた理由については、他の杖に操られた人間と同様に負の心につけ込まれた事によるもので、彼女の場合はドルマゲスへの憎悪の感情と復讐心が引き金になったと思われる。
追憶のゼシカ(3DS版)
3DS版で追加されたダンジョン「追憶の回廊」にて、強化版に該当する追憶のゼシカとして再びパーティの前に現れる。一部の使用呪文が変更され、新たに「マダンテ」やMP回復の「いのり」が追加されるなど、他の追憶のボス達と同じく強化されており、召喚されるシャドーも「かがやくいき」を使ってくるようになったために油断ならない。
しかし、最も驚異なのは何処かで見たようなポーズで誘惑する「セクシーなポーズ」という固有特技で、耐性を完全無視し男性キャラクターを必ず混乱させる。本作において味方が意図的に混乱を解除するには「超万能ぐすり」というアイテムを使うしかないため、誘惑されないゼシカとゲルダの二人をパーティに加えなければ、まともに戦う事すら難しくなるだろう。
関連イラスト
関連タグ
呪われしマルティナ…後のシリーズ作品における後継者
ミストマァム…同じく憑依されてしまったヒロイン