概要
三角谷出身の地味な青年だが現在はリブルアーチの大呪術師ハワードの召使いになっている。ハワードを七賢者のクーパスの末裔と信じ防衛に来た主人公に協力する。
経験を積むために旅に出てリブルアーチに辿り着いたところで行き倒れてしまうが、ハワードに拾われる。そのため、ハワードに対する忠誠心は非常に強く、暗黒神に操られたゼシカに襲われた際も身体を張って守ろうとしていた。
しかし、ハワードからは常日頃からパワハラじみた仕打ちを受けており、「一生いじめ倒したい」等と言われてしまっている。
そんな中でも「ハワードさまが大好きだから…」と健気に仕えようとする姿は見るに堪えない。
ハワードの愛犬レオパルドに餌を与えようとするが、PS2版ではハワードにその餌を食えと強要されて拒否するも餌に毒を盛ったと冤罪をかけられ、その潔白を証明すべく四つん這いでレオパルドの餌を試食するシーンがあった。
さすがに問題があったと判断されたのか3DS版ではカットされており、その代わり餌を与える時刻が遅れたと叱責される内容に変更されている。
ネタバレ
実はチェルスこそが七賢者・クーパスの子孫であり、先祖がハワードの先祖に呪術を譲ったというのが真相だった。もし子孫及び世界の危機が迫った時はハワードの一族の元へ導くように「因縁の呪術」と呼ばれる呪術によって運命づけられたものであり、出会ったのも偶然ではなかった。
しかし、ハワードはその使命を忘れてしまい、このためチェルスは屋敷の外でいなくなったレオパルドを探していたところを神鳥の杖に操られたレオパルドによって命を奪われてしまう。
最期の時まで恨み言のひとつも言わず「ハワード様とレオパルドを助けてほしい」と告げてこときれるという見上げた忠誠心を見せる。
これを知ったハワードは流石に反省し、いくばくか改心するのだが全ては手遅れだった。
遺体は丁寧に弔われ、彼が入った棺桶は海に流された。
余談
PS2版にてハワードがレオパルドの餌に毒を盛ったと言いがかりをつけてチェルスに犬食いさせるシーンは、現実ではまず間違いなくパワハラとして警察沙汰になりかねない。絶対に真似しないように!
関連タグ
アバン:ダイの大冒険の登場人物。コミカルで腰の低い言動からそうとは思えなかったが、実はかつて世界を救った勇者である。裏設定によれば、一族自体が高い才能を持っているため隠していたとのこと。
竜騎将バラン:ダイの大冒険の登場人物。かつて世界の脅威と戦い封印したが、世話をしてくれた国王から魔物の疑いを掛けられてしまう。