概要
『ドラゴンクエストⅧ』に登場する犬。
元はリブルアーチという街の大きい屋敷に住んでいる大呪術師ハワードの愛犬。かなり獰猛な性格でハワード以外の人間に懐いていない為リブルアーチの住民からも嫌われている。
屋敷の主であるハワードは彼の従者チェルスに対し酷い仕打ちを行なっていたが、ある時暗黒神に操られたゼシカが襲撃。どうにか撃退しハワードの呪術によってゼシカは無事正気に戻るが、彼女が持っていた神鳥の杖に触れてしまったレオパルドは体を乗っ取られてしまう。
ハワードがラプソーン封印した7賢者の末裔だと思われていたが、実際はチェルスの方が子孫であり、彼の先祖が呪術の力をハワードの先祖へ譲ったというのが歴史の真実であった。だがそれが判明した時はすでに遅く、レオパルドはチェルスを殺害する。
本来のレオパルドはハワードが数少ない心許せる存在として彼に可愛がられていたが、本来守られるべき存在であるのにもかかわらず自身に忠誠を尽くしてくれた存在を死なせてしまったこと、そしてその犯人は愛犬レオパルドだったショックは大きく、この悲劇を引き起こしてしまった後悔からハワードは主人公らにレオパルド討伐を依頼してくるほどである。
その後、雪国オークニス向かい、ダースウルフェンを率いて賢者の末裔である薬師グラッドとその母親メディばあさんを襲撃、息子を庇ったメディの命を奪う。この一件で水色の体と背中の翼を手に入れている(しかしその際、ヌーク草というハーブで目や鼻を一時的に潰されてしまう)。
この時点でドルマゲスが7賢者の末裔を4人殺害、レオパルドが2人殺害、ラプソーンが復活するまであと1人。
レオパルドと決着をつけるのはサヴェッラ大聖堂にある天高くそびえ立つ大岩の上に建つ法皇の館での戦いである。
賢者の血を引く法皇の命を狙い館を襲撃、その現場に乗り込みいよいよレオパルドと決戦となる。
ボスとして
終盤のボスらしくAI二回行動可能。
特技は通常攻撃の他に、大ダメージの「つうこんのいちげき」、全体攻撃の「こごえる吹雪」、1ターン行動を封じ込める「おたけび」などを使ってくる。
早期の回復等々以外には、「こごえる吹雪」のダメージを軽減する「フバーハ」、敵側の魔法攻撃軽減と一緒に「おたけび」成功率を下げれる「マジックバリア」等々で対策が可能。
ニンテンドー3DS版では攻撃力が大幅上昇しており、通常攻撃も危険になり「つうこんのいちげき」はさらに驚異になっているので注意。
最期
主人公らによって敗北、本来の犬の姿となって息絶えた。
そこに次期法皇を狙うニノ大司教と警護役マルチェロが駆けつけた。だがマルチェロは肝心の法皇がちょうど気絶していたのをいいことに『野犬と誰とも知らないゴロツキ(つまり主人公一行)で騒ぎを起こし、それに乗じて法皇暗殺を企てた』とでっち上げ、主人公たちとニノ大司教を投獄。
彼らが牢獄で過ごしていた間、最期の賢者の末裔である法皇が暗殺されたことで事態は最悪の状況につながることになる。
以降の作品の登場
ドラゴンクエストⅩ
魔法の迷宮の種族神像の祭壇に特定のアイテムを捧げると戦えるボスの一体として登場(Ver.5.2より)。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』では通常では入手できないモンスターとして登場。自然系に分類されている。
入手方法は2007年に行われた各ゲーム店舗のDSステーションの期間限定のすれちがいバトルでスカウトするのみとなっている。DSステーションが2013年にサービス終了しており現在は入手不可。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』では配合で生み出す事が可能になる。組み合わせはドルマゲス×しんりゅう×ワンダーフール×ハーゴン(orバラモスorムドー)の四体配合で生まれる。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』でははドルマゲス×ワンダーフール(orケルベロス)と簡単になっている。
関連タグ
チウ:漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の登場人物。元々は人里を荒らすモンスターだったが、かつて魔王と戦った老人に引き取られてからは更生している。レオパルドとは全く逆の境遇。