概要
青春期以降の男女。10代後半から20代の、特に男子をいうことが多い。若さを強調する場合には30代にもいう場合もある。
「青年期」は具体的に何歳から何歳までと決まっている訳ではないが、肉体的に一定の成熟が見られる年代のうち、若い年代のことを指す。
思春期が青年の入り口と考えることができる。
厚生労働省内の健康日本21では「巣立ち」の時期と定義しており、壮年・中年への準備期に差し掛かる。健康状態のピークであるために生活習慣に多少の無茶をかけやすい時期だが、程度によっては中高年になって自分に跳ね返ってくることも多い。時に無謀から来る事故などで命を落とすことや自ら命を絶つ者も少なくない。また、「青」は若さの他に未熟を指すためか、未自覚だった精神疾患・パーソナリティ面・愛着の不安定がこの時期に顕在化しやすい傾向にあり、対人トラブルの元となっている。特に双極性障害・統合失調症はこの世代が発症のピークとされている。
「青年」「若者」という語は男女を問わないが、戦争などの歴史で少年や少女を含む少年兵や男性兵士によく使用された呼称だったので、それによりそれが一般的になり現在での狭義では男性を指す場合が多い。
だが、男性ではないキャラクター又は女性であることを伏せられている・伏せているキャラクターの説明に青年という言葉が使用されたこともあるので、必ずしも青年は=男性ではないし、男性だけを指し示す言葉ではない。