概要
ハッスルダンスとはドラゴンクエストシリーズに登場する特技である。
「そーれ!ハッスル!ハッスル!」の掛け声とともに、みんなが元気になるようなダンスを踊るものであり、踊る本人やパーティメンバーのHPを回復する効果がある。
初登場は『ドラゴンクエストⅥ』。消費MP0で全体のHPを回復する。戦闘中にしか使えない。回復量は作品によって違うが「ベホマラー」や「けんじゃのいし」とほぼ同じとみていい。
初登場作の『ドラゴンクエストⅥ』ではスーパースターをレベル6まで上げることで取得できる。
本作では転職システムの仕様上、仲間キャラクターは(相応に時間と根気が必要になるが)誰でもスーパースターに転職が可能なうえ、一度覚えた呪文や特技は他の職業に転職し直してもそのまま残るため、基本的に一品もので入手にも手間がかかる「けんじゃのいし」と比べると汎用性で勝り、加えて馬車内の仲間にも効果が及ぶという地味に強力な差別化が図られているため、使い手を複数人揃えて踊りまくればなかなか侮れない回復力を誇る。
そのため、一度の呪文の詠唱で2回分の効果を得られる「やまびこのぼうし」で強化が可能な「ベホマラー」はともかく、本作に限って言えば「けんじゃのいし」のお株のほとんどを奪ってしまった。
余談だが、基本的に「はい」or「いいえ」しか言わない無口な主人公を喋らせることが出来る貴重な特技でもある。
このように、あまりに強力過ぎたためか、以降の作品では使い勝手などの面で軒並み下方修正が加えられている。
とりわけ、『ドラゴンクエストⅧ』だとゼシカのおいろけを100まで貯めないと習得できず、不便さが増した。早くてレベル38で習得となるが、この頃になればククールが「ベホマラー」を覚えており、「けんじゃのいし」を入手する時期とも重なるので、攻略上絶対必要なスキルであるかと言えば難しい。
『ドラゴンクエストⅩ』では、旅芸人の専用とくぎとして、黄色いポンポンを持ってチアリーダーのように踊ると言うモーションになっている(男女共通)。さらに上位技である『超ハッスルダンス』も登場した。
『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』ではゼシカが使用できる。ゼシカ役の竹達彩奈ボイス付き。
こちらではMPを消費する。唯一の範囲回復特技。弱点は消費MPが大きいのとダンスを踊りきらないと回復しないこと。
『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』でもゼシカの特技として続投されたが、トルネコの「けんじゃの石」、ミネアや僧侶の「ベホマラー」、クリフトやヤリを装備した僧侶の「リホイミ系」、棍を装備した賢者の「ベホマズン」など全体回復手段がかなり増えている。
『星のドラゴンクエスト』ではスーパースター専用の技となったが、なんとスーパースターの輝石というアイテムを装備してこれを発動すると、たまにミラクルハッスルと言う技に変わる。これはハッスルダンスを二回連続で発動すると言う回復チート技であり、うまく発動すれば味方全員の体力が全快する時も。有り難や、有り難や。
『ドラゴンクエストⅪ』ではシルビアがおとめスキルで習得する。笛を吹きながら斜め上、下と左右に踊るなかなか個性的なダンス。PlayStation4版では軽快な笛の音が鳴る。
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』と『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 ルカの旅立ち・イルの冒険』では「ベホマ」と「みかわしきゃく」を覚えていれば思い付く。どちらもシナリオにおいて有用な技なので、自然に思い付く機会も多いだろう。基本的にはジェネリック版の「ベホマラー」だが「マホトーン」に引っ掛からない、回復量にある程度比例して消費MPも少ないという差別化点がある。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』では、ランダムで2~6回小回復効果に変更された。2枠以上の大型モンスターが使うと効果的。
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』の対戦では、Lサイズ2匹をこれで延々と回復させる耐久型パーティが一定数使われる。
関連タグ
マッスルダンス:一時違い