「その闘気と勇気に免じて見せてやろう・・・」
『真の竜の騎士が、天を操った時の力が・・・どれほどのものなのかをな!』
解説
『ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-』の神々の作りし超生物「竜の騎士」の必殺剣。
ギガデインを自らの剣に落として魔法剣とし、剣を上段に構え莫大な力を剣に蓄積。標的に突進し、斬りつける。
紋章の正当な継承を行っている竜の騎士であるバランが主に用いるが、ダイもバランの見様見真似で使ったことがある。
ギガデインの下位呪文であるライデインでも代用は可能だが、当然威力は落ちる。2020年版アニメではギガデイン時と比べてエフェクトも弱くなっている。
魔法剣にせずギガブレイクと同じ動きで放つ秘剣もあり、ヒュンケルの無刀陣に対抗するためにあえて威力を落とした一撃を放つ際と、魔宮の門を破る際に海中であったためデイン系魔法が使えない状況で使っている。
超魔生物ハドラーとの初戦闘時に、ダイは『一瞬で全闘気と魔法力が爆発する技』としてとっさにライデインを用いたギガブレイクを放っており、本質的には剣技というより竜の騎士の強力な闘気と魔法力を両方またはその片方を剣に蓄積、爆発するように威力は発揮させるための下準備のような技なのかもしれない。
バラン曰く、本編でクロコダインに二発耐えられるまで、これを二度受けて生き残れた者は誰もいなかったとのこと。
それも、竜の騎士の最強形態である竜魔人状態でギガブレイクを使ったことがなかった状態でである。
それだけ絶大な威力を誇る秘剣であるが、実は作中では様々な要因でギガブレイクが全力でその威力を発揮できたシーンはなく、トドメを刺しきれていない。
ダイに関しては親子の情で手加減し、クロコダインにも軍団長としての縁やその心から無意識に手加減していたという。
竜魔人状態で本気で放つ際は魔法力が尽きかけていたためギガデインではなくライデインを用いたため威力が下がった上にポップの一撃で出来た隙を突いて先に撃たれたライデインストラッシュに打ち負ける形で剣を砕かれて敗れ、超魔ハドラーに対して放った時はキルバーンの魔界のマグマの影響で武器の切れ味が落ちていたため頸を断ち切れなかった。
ゲーム作品への逆輸入
後に『ドラゴンクエストⅧ』にて主人公の特技として登場。「剣」と「ゆうき」のスキルを両方100まで上げることが習得条件。また、「剣」のスキルを100まで上げるとギガスラッシュを、「ゆうき」のスキルを100まで上げるとギガデインを習得できるので、実質ギガデインの魔法剣という特徴を再現している(付け加えると『ドラゴンクエストⅧ』の主人公は「竜神族と人の合いの子」「竜の鎧(鱗)は纏えないが竜のオーラを纏える」などダイとの共通点が多い)。
技の効果としては、敵1グループに222~282のダメージを与えるというもの。レベルが上がるごとに威力が増し、最終的には271~331までに威力が上がる。消費MPは20(ただしスキル構成の関係で消費MP半分が得られるため、実質10である)。
以降の作品でも、『ドラゴンクエストⅨ』や『ドラゴンクエストⅩ』、『ドラゴンクエストⅪ』といった本編作品はもちろん、外伝作品であるドラゴンクエストモンスターズシリーズやドラゴンクエストヒーローズシリーズなどに登場している。
『ドラゴンクエストⅨ』では剣の秘伝書を持っているキャラが剣を装備することで使用可能。ギガスラッシュで生成する剣の紫バージョンを両手に生成、飛び上がってから剣を伸ばしてクロス状に叩き斬る、演出的にはダイ大オマージュというよりギガスラッシュの正当強化派生に名前を借りただけの別技と言った印象。消費MPは30と割と高めなので、戦士などが使うと一発でMPがすっからかんになることも。
また、Ⅸでは敵側でも使用者がおり、地獄の帝王エスタークが使ってくる。非常に高い威力を誇り、光属性な為ダメージ軽減が難しく、タチの悪い事にテンションを溜めてから放ってくることもしばしば。
『ドラゴンクエストⅩ』、『ドラゴンクエストⅪ』ではダイのギガブレイクのモーションを忠実に再現していることが話題となった。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』まではアタックカンタを無視できる全体攻撃という強力な性能だったが、『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』からは跳ね返されるようになり弱体化されている。
また、「ギガクロスブレイク」という技も存在する。ただし技としてはギガスラッシュの合わせ技だったりと、どちらかというと「アバンストラッシュX(クロス)」に近いものになっている。
こちらも全体攻撃できるが威力がいまいち。
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』では『ドラゴンクエストⅢ』の主人公(伝説の勇者)のとどめの一撃として登場しており、バランのギガブレイクのモーションを忠実に再現している。
ドラゴンクエストヒーローズシリーズでは男主人公のアクトとラゼルが使用。アクトが使うものは自身の周囲広範囲を攻撃し、ラゼルが使うものは装備している武器によってモーションと攻撃範囲が異なる(女主人公のテレシアが使うものと同じ性能)。