CV:中村悠一(Switch版)
概要
ロトゼタシアを支配し、魔王となったウルノーガ配下の6体のエリート『六軍王』の一体。
真っ赤な三つの目に大きな角、緑色のぽっちゃりな体格が特徴。グリーンオーブを所持し、多数の妖魔系モンスターの頂点に立っている。
グロッタの町を支配し、モンスターが運営するカジノのオーナーを兼任している。
人間をモンスターに変えてしまう能力を持ち、異様に当たりやすいスロットを並べて冒険者を誘い込み、カジノで調子に乗った人間をモンスターに変え、従業員としてこき使うのが趣味という悪質な性格をしており、マルティナもその犠牲となっている。
が、最期はそれが仇となり、怒りに燃えるマルティナにデビルモードを発動された挙句、ロウや主人公が思わず目を覆ってしまうほど滅多打ちにされて消滅した。
こういうネタキャラ感があって、戦闘前にはかませ犬としか思えないような台詞を吐いたりするが、実際の強さはかなり強敵と言っても過言ではないので注意(後述の戦闘面にて解説)。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP』で他の六軍王と共に初登場。地味にデカいくせに何故かスモールボディを持っており、それ故にステータスもアホみたいに低い。しかし2回行動持ちであり、更に神の踊り手もあるので状態異常撒きとしての活躍が見込める。
なおPixiv的にはマルティナとの上記のような絡み設定がツボっているのだろう、現時点でこのタグがついた投稿作品はR-18がほぼ全てを占めていて、未成年の検索がはばかられる状況となっている。
あまりにもアレを想起させる展開にしか見えなかったためかSwitch版において、当のブギー本人は超がつくほどの奥手で、フィアンセのメガモリーヌとも交換日記どまりであり、マルティナ相手にも照れて咄嗟の接触を避ける程であった。とキャラクター設定が追加された。
公式設定と二次創作を混同しないよう注意が必要。
ドラゴンクエストⅪS
追加されたマルティナのシナリオで、彼女を引き込むまでの経緯が描かれている。
グロッタの町を支配した彼は、カジノを作らせるために町の人間を酷使するようになり、反抗してきた闘士達を、自身のフィアンセであるメガモリーヌが仕切るおしおき部屋と称した拷問場に叩き込んでいる。
そんな時に現れたマルティナを一目で気に入ったブギーは、町の人間を人質にすることで彼女を自分好みのバニー姿に変える。そのままマルティナと自分以外の人間をおしおき部屋に叩き込もうとするが、町の人間を助けたはずみでマルティナがおしおき部屋へ送られてしまう。
マルティナは立ちはだかるモンスターを蹴散らすことで送られた闘士達を勇気づけ、力を合わせてメガモリーヌを倒して脱出するものの、反撃もここまで。ブギーのかけた呪いで呪われしマルティナと化し、身も心もブギーの手下になってしまう。
なおこのとき与えられた「妖魔のバニースーツ」は、後に追加された隠しボスを倒すと入手することができる。効果はなんと「死ぬと呪いで即座にHP&MP全開で復活する」というチート仕様。しかも回数制限のたぐいはない。もっともこれが入手できる頃には連武闘魔行ぐらいしかやりこみ要素が残っていないだろうし、連武闘魔行は手数を気にする必要があるので、回復を気にしなくて済むようになるというのが大きい。
戦闘面
完全2回行動であり、
超さそうおどり(全体に踊り)or第三の目(単体を魅了)→ギガ・マホトラ(オーブ技。味方からランダムにMPを合計50程度奪う)or竜巻(全体攻撃)→通常攻撃orメラゾーマ
という行動パターンで動いてくる。
攻撃面は大して特徴はないものの妨害に寄った性能をしており,さそうおどりや第三の目でこちらの行動を潰してくる事が多く、特にロウは魅了、シルビアは踊り耐性が低いこともあってこれら2つのどれかにほぼ引っかかるため,回復や立て直しが難しくなりがち。
そして立て直しに手間取っているうちにオーブ技であるギガ・マホトラでMPをスッカラカンにされ、通常攻撃やメラゾーマで潰されるのが主な負けパターン。
とにかく時間をかければかけるほどこちらが不利になっていくタイプのボスであるため、主人公やグレイグでガンガン押して倒してしまうのがおすすめ。
ただしそれなりの確率で回避してくる事もあるため、その時は運が悪かったと思っておこう。
主人公の両手剣スキルを上げているのであれば、バイキルト状態かつ「斬夜の太刀」または「デーモンバスター」を装備して「全身全霊斬り」などを使えば大ダメージが見込める。
また、悪魔系モンスター故に確実性には欠けるもののロウの「悪魔ばらい」で耐性を無視してマヒさせる事も可能な為、狙ってみるのも手。
ちなみにブギーとの戦闘時、『ドラゴンクエストⅩ』などに使用された戦闘曲「ずっこけモンスター」が流れる。
漫画版クロスブレイド
5巻に登場。ロムドラドからの依頼でゾルデ、キラゴルドと組んで、とある街の3か所同時攻撃作戦に参加。実は主人公たちの戦力を分散させ、ゾルデが主人公の首を取るというのが真の狙いだった。
当初は余裕を見せていたが、ユウキを弱者と馬鹿にされたことで怒ったダイのアバンストラッシュであっさりと撃破された。
同系統のモンスター
オリジナルのブギーは三つ目でお腹の周りに6つの水晶を纏っているが、通常エンカウントするモンスターは二つ目でフラフープを纏っている。
青い体が特徴。「たつまき」と「イオナズン」を使ってくる。強化版は「イオナズン」が「イオグランデ」になる。
- デビルメビウス
オレンジ色の体が特徴。「イオナズン」やメンバー全体を魅了状態にする「みわくの腰つき」を使ってくる。また、超高価なアイテムが盗めるため金策に利用される。
- ファンキーフープ
黒い体が特徴。「イオナズン」「たつまき」「みわくの腰つき」を使ってくる。
- ラプソンフープ
3DS版・Switch版限定モンスター。とある条件を満たすことで戦うことのできる、第8の魔王の力を受け継いだモンスター。
このモンスターのみフラフープではなく、ブギーと同じ6つの水晶を纏っている。ただし目は二つ目。
- マミムメモガー
『星のドラゴンクエスト』限定のシーズン2に登場するボスモンスター。マ、ミ、ム、メの水晶を順番に使用した後のマミムメスペシャルは強力。
余談
CVの中村悠一氏は同作においてキナイ(孫)の声も担当している。
関連リンク
ザボエラ:ダイの大冒険に登場する妖魔師団団長。連載初期に同僚に対して「ヒロインを洗脳して弄べるぞ」というゲスな発案をしたことがある(そのヒロインは後に武闘家になる)。
妖魔学士ザムザ:ザボエラの息子。武道会の豪華賞品をエサに人間たちを集め、捕らえてモルモットにする計画を立てていた。釣り餌で人間たちを騙しておびき寄せ利用しようという点ではブギーと同じ。
外道販売鬼:冒険者を罠にかける目的で、当たりの確率が極端に高い自動販売機として待ち伏せする存在という意味での同類。
サタラクラ:特撮番組『忍風戦隊ハリケンジャー』の敵キャラ。
「中盤から現れる幹部格」、「派手な見た目」、「3つ目」、「幻惑術が得意」、「ふざけた口調だが実力は高い」、「本性は残忍」、「行う作戦は一見コミカルだがえげつないもの」、「最期は仲間から卑劣な行動への報復を受ける」など共通点が数多くある。また、彼の中の人はバルザックやエビルプリーストを演じた事がある。