概要
A-H.A占領戦とは、Yostarが配信しているスマートフォンRPG『ブルーアーカイブ』にて開催されていたイベントの一つ。
前回の「F.SCT攻略戦」と同じく、メインストーリー最終編第3章「アトラ・ハシースの箱舟占領戦」に連動する特別イベント。
開催期間は2023/2/22(水)メンテナンス後〜2023/3/8(水)10:59。
終了後は各マスの占領のみ可能な状態で常設化される。
ルールそのものは「出張!百夜堂海の家FC計画」で行われた占領戦と同じだが、独自の仕様で違った趣向になっている。
解説
メインストーリー最終編「あまねく奇跡の始発点編」第3章終盤の『アトラ・ハシースの箱舟占領戦』(ATRA-HASIS ARK) に連動したイベント。
キヴォトス上空に座し、虚妄のサンクトゥムタワー及びその守護者達を出現させた元凶・「アトラ・ハシースの箱舟」を破壊するため、アビドス地下から発掘されたオーパーツ「ウトナピシュティムの本船」を用いて侵攻する。
- ルール
全部で5つに分かれたそれぞれのエリアを、スタート地点から隣接するマスを占領し、ボスを撃破して次のエリアに侵攻する。
エリアのうちchallengeエリアは腕試し要素。
- 占領
選択したマスをAPを消費して占領する。
何もないマスを占領すると、隠された補給ボックス(青輝石300個)✕3がランダムに出現する。
敵が配置されているマスを☆3クリア後で討伐すると、場所によっては解析が行えるマスに変化。
1番から3番までの番号に対応する敵をすべて討伐すると最奥のボスに挑むことができる。このうち1番のボスを討伐することが次のエリアに行くための条件の一つとなっている。
1番の敵はストーリー上倒すことが必須となっているためか弱く、推奨レベルも最大で40程度(実際は35程度でも余裕がある)のに対し、2番と3番は比較的強めに調整されている。
ストーリーを進めたいだけなら迂回するのが吉。
- 分析
APを消費することで各種オーパーツや装備設計図、拠点レベルアップのほか、次のエリアに進行するために必要な3種類のイベント専用アイテムを得ることができる。
分析部隊には所属学園ボーナスが設けられており、一人につき20%、最大で120%のボーナス。
なお、イベント開始してしばらくはオーパーツにボーナスが適用されるという誤表記があったが、後に仕様に変更。ボーナスがあると誤表記された場所でボーナス編成を用いて分析を行ったプレイヤーに補填が配布された。
- 拠点レベルアップ
各種専用アイテムを用いることで解析可能なマスのレベルを最大で2回まで上げる。
レベルを上げた時点で報酬がもらえるほか、清算報酬でもらえるクレジットの量が上昇する。
- 清算
イベント内で500APを消費すると占領済みマスの上に木箱マークが発生し、清算報酬(クレジット)が受け取れるようになる。
当たり前だが占領したマスが多ければ多いほど、そして拠点レベルが高いほど得られる量は多い。
ただし侵食発生中は得られる報酬が減少してしまうため、余程の理由がない限りは浸食をすべて取り除いてから報酬を受け取ろう。
- 侵食
敵が再出現する本イベントで初登場のギミック。
討伐時には配置した分析部隊か、APを20消費して新たに討伐部隊を組むかを選ぶ。
・侵食
毎日04:00時に発生する侵食のレベルは50で固定。
占領前に配置されていた敵の装甲が参照され、占領済み且つ分析が可能なマスのうちランダムで3つ。
・大規模侵食
指定日時と一定量のAPを消費を満たすと発生。未占領のマスも含めたエリア全域を侵食する。
占領前に配置されていた敵がそのまま再設置されるが、侵食が発生していた場合は上書きされずにそのままレベル50の敵が配置される(例外的にエリア4の推奨レベル85は83に引き下げられる)。
侵食されたマスを討伐することで青輝石と各種アイテムが入手出来るが、討伐するまではそのマスの分析が行えず、清算で得られる報酬が減る。
- Challengeエリア
エリア1から4までをクリアすることで自動的に開放されるエリア。全部で5つのマスが存在している。
それぞれにギミックが存在していることもあり、どのマスも非常に難易度が高いが、総力戦イベントの難易度EXTREMEやINSANEに匹敵する最終マスのシロコ*テラー戦は歴戦の先生でも一筋縄ではいかないだろう。
イベントが終わった現在でも挑戦は可能なので腕に自信のある先生は挑戦してみてはいかがだろう?
余談
名前の由来
「アトラ・ハシースの箱舟」はアトラ・ハシース叙事詩の登場人物アトラ・ハシースの名前を、「ウトナピシュティムの本船」はギルガメシュ叙事詩の登場人物ウトナピシュティムの名前を元ネタにしており、この2人はバビロニアの大洪水伝説をテーマした物語で主人公になっているという点で一致している。このバビロニアの大洪水伝説は旧約聖書のノアの方舟の元ネタにもなっており、またブルーアーカイブの舞台であるキヴォトスもギリシャ語で”方舟”を表す”κιβωτός”を名前の由来としているため、全て方舟という点でつながる。
そして何の偶然か、ノアの方舟の主人公であるノアと同じ名前のキャラクターがブルーアーカイブには存在する。思いがけぬ方舟の縁なのかもしれないが、「何か意図があるのでは?」という先生の声もある。