邪竜軍王ガリンガ
じゃりゅうぐんおうがりんが
CV:武内駿輔(Switch版)
ロトゼタシアを崩壊させて支配し、魔王となったウルノーガ配下の6体の強大な魔物たる『六軍王』の一体。
姿は旧作のデュランと同じだが、体や鎧の色が青く、兜が竜のような装飾になっているのが特徴。ブルーオーブを所持し、ウルノーガの居城の番人をしている。
姿からしてデュラン同様正々堂々とした性格かと思いきや、初登場時に剣をぶん投げて不意打ちしてくる上、セリフでも人間を下に見ている節が見られる。しかしウルノーガに対する忠義はデュランと同じくらい高く、敗北後は主人公の勇者としての力を認めている。
もっとも、主人の城の入り口を侵入者からいかなる手を使ってでも守る事は門番として何もおかしくはないし、むしろ忠誠心が非常に高いが故と捉えた方がいいのだろう(デュランも人間と対等に接しているわけではなかった)。
また、戦闘後は「過ぎ去りし時はもう…戻らぬ…………」と、サブタイトルを連想させる台詞を言うのが印象的。
ちなみに、ガリンガという名前を一文字ずつ五十音順に従い2つ進める(ガ→グのように)とこの人になる。
直後に戦うホメロスのことも考えると、偶然なのかは分からないがどこか因縁のようなものを感じさせるネーミングになっている。
追加されたカミュのシナリオでも登場。この時は胸部に「竜鎧」とよばれる青色の鎧をまとっている。
大空を拠点にドラゴン系を中心とした軍勢を率いており、神の民の里を滅ぼしていたことが発覚。
アジトに捕らえられたカミュの脱出の際に戦闘になるが、記憶と引き換えに強大な力を得たカミュに押し返され、鎧を破壊されておなじみの姿となる。
天空魔城で戦う際カミュに気づいたようなそぶりを見せるが、カミュの方はガリンガのことを覚えていなかった様子。
S発売前は鎧姿のみ公開されていたため、パンツ一丁姿に規制が入ったのではないかと懸念する声が一部で上がったが、蓋を開けてみれば単なる追加シナリオにおける別衣装であった。
『ドラゴンクエストⅢ』の女戦士のビキニアーマーは後発作品やリメイク版で悉く規制が入っているが、ガリンガは男性なので問題ないといったところか。
1ターンに2回行動。
高い攻撃力から繰り出される「れんごく斬り」「魔神の絶技」や1ターン休みを付与する「刺突」、マヒを付与する「ギガスロー」は非常に強力でスクルトやヘナトスの呪文を併用していても大ダメージは必至で、加えて呪文のマヒャドも使ってくる。
またブルーオーブの力を使った「青のしょうげき」は相手の有利効果をかき消してくるので、強化呪文ありきの戦法を取る場合は注意が必要。
ただし素早さが異様に低いため、先手を取る事自体は割と容易。
『ドラゴンクエストライバルズ』でも六軍王のひとりとして実装。しかし、残念ながらボイスはない。系統はドラゴン系。
味方ユニットが死亡する度コストが下がっていくという特徴をもつ。姿の似ているダークドレアム(第三弾)と似たような効果となっている。
プチタークで確定サーチもできる、優秀なカードであった。
また、何の偶然か彼が13/7/5というスタッツに調整された数日後に、本作のサービス終了日が7月5日13時に決定し、一部で話題となった。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP』にも登場。こちらはデュランと魔竜ネドラとの配合で作ることができる。