すべては ファラザードのために
概要
Ver.5の魔界に登場するキャラクター。
ユシュカの幼馴染にして副官。右目に黒い眼帯を着けた男性魔族。
奔放なユシュカとは対照的に真面目な人物で、ファラザードのナンバー2として国と国民のために奮闘し闘している。
ユシュカが独断で行った突飛な施策の尻拭いをしたり長らく国を留守にしていた彼の代理を行ったりとそのフォローに頭を痛める苦労人でもある。
ユシュカには臣下として忠誠を誓う一方で友として対等に話せる間柄でもあり、小言をぐちぐちと述べたり正論で諌めたりするのも日常茶飯事である模様。ユシュカ曰く「メタルスライムより固い」
ちなみにファラザードの酒場の女性店員によると下戸らしく、たった一杯呑んだだけで眠くなってしまうとか。
出生
彼は亡国ネクロデアの王子であり、唯一の生き残り。
王国は200年前、ゾブリス将軍によって攻め滅ぼされており、バルディスタとの戦争の際に人質に取られ、自分を救うために両親が命を落としたことが判明する。
また右目はゾブリス将軍によりくり抜かれており、彼女の魔具にされた。
すべてを失い絶望していた彼を救ったのがユシュカであり、それによってどこまでも一緒に生きていくことを決めたという。
作中の行動
ユシュカが居ない間のファラザードの公務を引き受け、彼を連れてきた主人公に礼を述べた。
魔界大戦編ではヴァレリアに連れ去られる寸前のイルーシャをユシュカと共に誘拐し宣戦布告を行う。
ネクロデア廃城で魔物の群れに襲われていたランテルを助ける形で再登場、ナジーンは主人公にファラザードまで案内する代わりに、封印されたゾブリス将軍に刺さっている魔剣アストロンを手に入れるために協力してほしいという取引を持ち掛ける。
封印を解きゾブリス将軍を完全に破壊しようとした寸前、ランテルは彼に幻術をかけて阻止する、実は少女ランテルはゾブリスの切り離された左腕が化けており、復活の機会を狙っていた。
ゾブリス将軍の幻術により過去の幻影に囚われるもユシュカとの約束を思い出し正気に戻り魔剣アストロンを献上すべく主人公と共にファラザードへ向かう。
ユシュカと引き合わせた際には魔剣アストロンをユシュカに献上する前に「私情に流され、自尊心が守られている範囲で状況を選んでいるだけ」「主人公と選ぶ道が交われば魔界を動かすほどの途方もない力が生まれる」と彼を諌めた。
その直後のバルディスタ軍との戦闘では自身も戦闘に参加するも、エルガドーラがアスバルを太古の魔人へと変貌させ、その攻撃からユシュカを庇って致命傷を負ってしまう。
ユシュカの夢がとても好きだったこと、ユシュカが今までにないやり方で魔界を統一することを願っていること、ユシュカが望むのであればいつまでも側にいるといい残し死亡してしまった。
ナジーンの形見となった魔剣アストロンと共に行くことで、悲しみを乗り越え強くなれることが示唆されるシーンが映し出されている。
ジャゴヌバとの最終決戦では魔剣アストロンで鉄化したユシュカの深層心理に語りかけて彼を奮起させ、ユシュカの血の契約によってアストロンに意志を宿されることで現世に留まる。
イベント
その生き様や主君を想う気持ちなどがプレイヤーからも高い評価を得たからか、後に開催された「第7回アストルティア・ナイト総選挙」の推薦枠に選ばれなかったことが一部で不評になる程であったが次年度の「第8回アストルティア・ナイト総選挙」では運営キャラ曰く予選をぶっっっちぎりのトップで通過し、中間発表でも上位に入り、最終結果では1位となりアストルティアナイトの座に輝いた。
またこれにより次年度はシード枠で引き続き第9回に出場することが確定したが、結果はユシュカより約1700票低い4位に。
しかし第10回ではユシュカより約10万票差で3位に。