気に入った、お前の命、救ってやろう。……俺と共に来い。
CV:伊東健人
概要
Ver.5のメインキャラクターの一人で、魔界の新興国ファラザードの使者。大審門で行われる大魔王を選別する儀式をする為、各地の魔王達を交渉して導こうとしている。
アストルティアへ侵攻したバルディスタ軍を妨害する事で撤退させ、ヴァレリアの攻撃を受け瀕死だった主人公へ血の契約を行う事で、命を救い以降しもべとして連れ回した。
その素性は砂の都ファラザードの建国者にして王。
真実を明かした彼は改めて主人公に協力を頼み、大審門の先にあるデモンマウンテンで試練に挑むことになる。
様々な試練を突破していったユシュカだったが、ジャディンの園の試練において、疫病に苦しむ民たちに対して取った行動が、ろくすっぽ言い分も聞かずモモリオン王を追放して「全部愚劣な王が悪い、俺が率いてやるからもう安心だ」という傲慢極まるモノ、それを見抜いていた選別者たる『魔仙卿』からは「自分こそが選ばれしものであると驕っており他は全て自分に導かれる愚者としか見ていない」と評される。
そして他の二人も「自助できない弱者は死ね」「死ねば楽になれる」と住民を殺害していた事もあり、結論は「全員大魔王として不合格」そのうえで大魔王たる資格があるのはこの中では(彼にとっては飽くまでしもべでしかなかった)主人公だけと言い切られてしまう(理由はジャディンの園で取った行動によって変わるが、基本的には「一人一人に話を聞いて治療する」「疲弊した王妃を案じて逃げ道を用意する」「少ないヒントから王妃を見つけ出す」など知恵や優しさ、思いやりによるもの。なお放っておいておいろけに走るむっつりスケベなどのギャグ選択肢もある)
これに不服を唱えた彼は、自身の正当性を主張するという名目で主人公に勝負を挑んでくるが、その場では決着がつかず、自分のやり方で大魔王になってみせると言い残して去っていった。
なお、協調という言葉をよく口にするが、彼の場合「自分の考えの方が正しいのだからお前がこっちに歩み寄って来い」という独善に近い曲解をおこなっている
ヴァレリアや様子がおかしい時のアスバルが他者を害する手段を取っているため目立たないが「交渉という非暴力的な手段にこだわっている」だけでその実「相手は正しい自分に従って当然」「暴力に訴えない時点で譲歩しているのだからこっちの要求を呑むべき」という、ある意味で他の二人よりタチの悪い態度が滲み出ている
そのため、後に副官のナジーンに「協調と口にするくせに貴方と袂を分かったしもべ(主人公)に協調してやらないのはなぜだ?結局貴方は自分の自尊心の傷つかない範囲で状況を選んでいるだけだ」という説教を受け、自身の欺瞞を自覚させられている。
関連イラスト
関連タグ
アスバル、ヴァレリア……同じ『ドラゴンクエストⅩ』に登場する魔王たち。