概要
CV:村瀬歩
『ドラゴンクエストⅩ』のキャラクター。Ver.5に登場する魔族。
リーゼントの髪型に多腕、カブトムシのような背中飾りなど強烈なキャラクターデザインをしている。
大変自信家かつ傲岸不遜な性格で、祖父の影響なのか芸術(特に絵画)に熱を上げている。
城中に落書きをしてはゴーラの住民にも迷惑をかけまくっており、保護者である長老ヌブロの悩みの種でもある。
しかし、幼い頃に両親を亡くし、祖父のマデサゴーラもアストルティアで勇者らに討たれたこともあり、わがままな性格も寂しさの裏返しなのかもしれない。
ちなみに「芸術」は不評でこそあるが、かといって画伯というほどド下手くそというわけではない。
少なからず彼なりのアートのテーマがある様なので流行りの芸術性の違いだろう
(生涯売れなかったが、後に流行りが変わって「早すぎた天才」と評価された芸術家はザラにいる)
マデサゴーラのことは「じじい」と呼んでいるが、嫌っているわけではなく寧ろいつか超えるべき最大の目標として見ている節がある。
彼の落書きのセンスは誰にも理解されていないが、唯一イルーシャだけは「素敵な絵」だと理解を示してくれている。
そのためイルーシャとは意気投合し、彼女にスケッチブックを渡しお絵描き仲間となった。
主人公が大魔王に就任した際はその芸術センスを遺憾なく発揮しド派手なデザインの玉座をプレゼントしている。
祖父と異なり戦闘に通じてはいないが、落書きに使用している不思議な顔料スプレーを用いて亜空間を作り出したり、イルーシャを守りながら魔瘴魂たちを蹴散らしているため弱いわけではなさそう。
なおこの顔料はその昔マデサゴーラが魔瘴竜を額縁に封じるために使った由緒ある品である。後にマデサゴーラが表現したかった芸術性の違いで失敗作として放棄したものを彼の顔料で彼なりの解釈で完成させ、初の正式な作品とした(ただし、完成を引き継いだだけで一から作り上げたものではないので彼本人は作品としつつその評価に関しては他の芸術程の熱を上げていない。なおその評価は「マデサゴーラ作品群に対する大胆な新解釈と言えば良いのか、作品を台無しにしている解釈違いと言えば良いのかなんとも言えない」「こういうのが芸術なんだろうか?」「正直自分たちでは評価できない、多分未来で駄作か傑作かの二択が決まる品だろう」とされている)
当初は主人公が祖父を倒した張本人であることは知らなかったが、Ver.5をクリアした後にサブクエストでそのことを告げることができる。
このクエストでは主人公は魔元帥ゼルドラドの娘ジルドラーナにも自分がゼルドラドを倒した相手であることも告げている。
ペペロゴーラは「互いの信念をぶつけあった結果」「あのじじいらしい」と納得しており、ジルドラーナも父を倒した相手と力をぶつけ合うことで自分の中で折り合いを付けている。
幾星霜もの間敵対関係で会った魔界とアストルティアの関係改善に一歩踏み出したことを象徴づけるエピソードといえる。
余談
CVの村瀬歩氏はドラゴンクエストライバルズで守り人ナインも演じている。