一般的には"主人公"と表記されるが、単純に主人公と表記してしまうと"他のドラゴンクエストシリーズの"主人公"や、他の作品に出てくる主人公"との区別が出来なくなってしまう。
その為、特に区別する為にこの表記が使用される。
CV:村瀬歩(男性主人公/『ドラゴンクエストライバルズエース』)
概要
『ドラゴンクエストⅨ』におけるプレイヤーの"分身"となるキャラクター。
名前の変更が可能な為、特に決まった名前は無い。
デフォルトネームは"ナイン"。しかしナインだと、他作品のキャラクターと名前が同じになってしまうため、このタグの使用を勧める。
プレイヤーの性別が選択できるため、女主人公にすることも可能。
今作は外見をキャラクターメイキングで変更することができるため、描き手によって姿はさまざまであるが、
説明書などでは、男の子が茶髪、女の子がピンクのボブヘアーで青色の瞳である。
略歴
元々は駆け出しの守護天使であり、師匠のイザヤールから『ウォルロ村』の守護天使の座を受け継ぎ、一人前の守護天使となるべく日々修行に励んでいた。
そしてある日、自らが捧げた『星のオーラ』により『女神の果実』が実るという歴史的瞬間を目の当たりにした直後、天使界が、謎の敵による攻撃を受けた際に地上へと転落。
その時の後遺症により頭上の光輪と翼、そして天使としての力の大半を失ってしまう(残った能力は幽霊や妖精、天の箱船などの天界に関連する人物や物が見える事と会話することのみ)。
その後、身分を旅芸人と偽って、天使界から落ちて大けがを負った際に介抱してくれたリッカの元に居候をしている傍ら、天使界へと戻る方法を模索していた。
そんな最中に出会った自称『天の箱船』の運転士であるサンディや頼もしい仲間と出会い、彼女らと共に天界に帰る方法を探している旅の中で、地上に落ちた『女神の果実』が様々な災いを齎していることを知り、その解決に奔走することになる。
そしてその事件を解決していく最中、事の発端となった天使界襲撃事件の黒幕が自身の師匠の大師匠に当たる人物である事を知り、更に彼の深い悲しみを知った彼(彼女)は、その人物をも救うために『女神の果実』を自ら食して天使であることを辞める事を択ぶ道を選ぶことになる(ただし、幽霊と何故かラヴィエルだけは見る事ができる)。
なお、エンディング後、ある場所で手に入れた『女神の果実』を食べる事により再びサンディたちが見えるようになり、ただ一人地上に残った天使として『宝の地図』に巣食う魔物や歴代シリーズの魔王たち、そして困っている人々の為に活躍することになるのだった。
余談
実は主人公固有のパラメータを持っている訳でもなく、主人公の固有装備である初期装備や竜戦士セットも性能面で突出した物が有る訳でもないという、主人公だから別段優遇されている訳ではない珍しい人物だったりする。
ちなみに、『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』ではデフォルトの外見の男主人公のみが「守り人ナイン」として登場している(何故、女性主人公は登場出来ないんだ?)。