概要
初登場は『ドラゴンクエストⅤ』。蝋燭の姿をしたモンスターで、序盤から登場している。レヌール城に出現したり強制戦闘で戦ったりする。
手に持っている剣で攻撃したり、炎属性の呪文である「メラ」を使って攻撃してくる。リメイク版『ドラゴンクエストⅦ』では配信イベントで手に入る石版で出現するトクベツなモンスターの1体として登場する。『ドラゴンクエストⅩ』では、「ヒャド」も使うようになった(ただし、怒り状態限定)。
何気にドラゴンクエストモンスターズシリーズでは全ての作品に登場していたが、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では遂にリストラされた。ライドシステム故の弊害か。
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ』では、第3章で敵チーム専用のモンスターとして登場するが、第4章でカード化され仲間として使えるようになった。使用技は、炎をまとった剣で敵1体を斬りつける「メラメラ斬」、転んだ拍子に敵1体に蝋をぶっかけ、ダメージを与えつつ行動不能にする「ろうにんぎょう」、僧侶と組むと「メラメラ斬」が敵全員に炎を吐いて攻撃する「ふうぜんのともしび」に変化する。
仲間としての性能
『ドラゴンクエストⅤ』のPlayStation2移植に際し仲間モンスターの種類も増え、おばけキャンドルも仲間にできるようになっている。オリジナルのスーパーファミコン版でも開発途中までは候補に挙がっていたらしい。
ただし主人公が馬車を手に入れた後にレヌール城に戻っても出現せず、「石化した主人公が設置されていた屋敷」の周辺で改めて出現するようになっている(ゴーストも同様の待遇)。
シナリオ上のイベントとしては印象深いが、この屋敷自体にはわざわざ足を運ぶほどの用事もなく(ちいさなメダルが一つ入手できる程度)、ゴーストやおばけキャンドルを勧誘できることに気付かないままクリアしてしまった人も少なくない。
仲間にした時の名前は「おばドル」というあんまりな名前であるが、二匹目以降は「ドルドル」「あかり」「もえ」と可愛らしいものに。ひょっとして女の子なんだろうか。
初期Lv1で「メラ」を習得済み、最高Lv30まで育てられ、「ひのいき」「メラミ」「ラナルータ」「かえんのいき」を覚える。ただしLv20で「かえんのいき」を覚えて以降は、どの能力値もほとんど伸びない。
加入時期の遅さも考慮すると、現場で活躍させるのはなかなか難しい。
おばけキャンドル系のモンスター
- ともしびこぞう
怨念の炎を燃やし続けるロウソク型のモンスター。
攻撃方法は、『ドラゴンクエストⅤ』ではおばけキャンドルと同じだが、『ドラゴンクエストⅩ』ではメラを使わない代わりに「ファイアフォース」「アイスフォース」「ストームフォース」を使う。実は魔物たちの心を癒す魔界のアロマキャンドルなのだが、蝋が溶けていくほどになんだかイヤなニオイがするらしい。
- キラートーチ
『ドラゴンクエストⅩ』で初登場したモンスター。多くの返り血を浴びて真っ赤に染まったロウソクの姿をしている。
手に持っているのは剣ではなく鎌状の武器になっている。「メラミ」や「ドルクマ」といった呪文を使い、魔力覚醒で魔力を上げてくる。
キラートーチが歩いた跡には蝋と人間の返り血でポタポタと赤い道が続き草1本生えなくなるという。
- ダークキャンドル
『ドラゴンクエスト モンスターパレード』で初登場した闇っぽい色をしたロウソクのお化け。ナイフではなく包丁を持っている。
『ドラゴンクエストⅩ』(Ver.3.3)でも登場し、「メラゾーマ」や「メラガイアー」といった炎属性の呪文と、「ドルモーア」や「ドルマドン」といった闇属性の呪文を使ってくる。そして「ダークフォース」といった補助系の特技も使う。
モンスター化した経緯が作品ごとに異なっており、『ドラゴンクエスト モンスターパレード』では、主人に「ロウソクを絶やさず点けろ」と命じられた召使いが死んだ後も蝋燭に火を灯すため、このモンスターになったとされており、『ドラゴンクエストⅩ』では、古代の呪術師が強大な精霊を召喚する儀式に用いた無数のキャンドルが時を経てモンスター化したとされている。
- 蒼炎の使徒
『ドラゴンクエストⅩ』(Ver.6.0)で初登場。青い炎と黄褐色のロウソクの姿をしており、目が赤い。
おもに天星郷フォーリオンの白灰の試練場に出現する。
- ようがんトーチ
『ドラゴンクエストⅩ』(Ver.6.0)で追加されたおばけキャンドルの転生モンスター。溶岩を思わせる外見。
関連タグ
ヒトモシ…ロウソク型のモンスター繋がり。