ダダ
だだ
第28話『人間標本5・6』に登場。「ダ・ダ…」と聞こえる不気味な唸り声を発する。
個体名は「ダダ271号」。地球に飛来して宇宙線研究所を占領、撃った対象を縮小するミクロ化機を用い、『人間標本』と称した地球人の拉致活動に従事した。
人知れず単身地球へ侵入し、科特隊やウルトラマンに察知されぬまま人間標本の採集に着手する。
他にも物体の透過(特殊な重金属製だと通り抜けられない)や、近距離のワープ、透明化、飛行など様々な特殊能力を持つ。
顔を変化させることから『三面怪人』と呼ばれるほか、劇中では「宇宙生物ダダ」とも呼称される。
標本収集を目的に人間を付け狙うというホラー映画さながらの演出と不気味な容姿も相まってみんなのトラウマと称され、ウルトラ怪獣の中でも異質な存在感を発揮している。
またミクロ化機の転送要請のシーンなどでほぼ同じ姿をした上司らしき別個体が登場している。
- 顔の変化
3つの顔を使い分けることができ、これを利用して1個体でありながらあたかも集団で行動していると錯覚させていた。ただしあくまでも変装のための機能であるらしく、ウルトラ戦士のタイプチェンジのように能力が変化する訳ではない。
- 壁抜け
一般的な建材の壁などはすり抜けて侵入してしまう。ただし特殊重金属製のものは例外である。
- テレポート
短距離を移動するテレポート能力。壁をすり抜ける能力と同一のものかは不明。上述の顔の転換能力と合わせて戦闘では敵の撹乱、標本採取時には不意打ちや心理攻撃としても活用。
- 憑依能力
研究所内に引き戻した研究員の身体に乗り移り行動できる。
- 巨大化能力
ウルトラマンに比肩する相似形に巨大化する。巨大化後は心音に似た重々しいサウンドを伴い、不気味な強者の風格を醸し出していた。
- 飛行能力
腕を十字型に伸ばすポーズで飛翔。速度だけならばウルトラマンにも見劣りはしない。だが戦闘向きの能力を持っていないダダでは飛んだだけで勝てるはずもなく……。
- 透明化能力
逃亡時に使用。ウルトラマンの透視光線で見破られる。
使用機材
- ミクロ化機
ミクロ化機という名前ながら、人間がこの光線を浴びると1/6ほどに縮小され円筒状のカプセルに収められる。たまに故障もする。効果の対象は人間のみならずM78星雲人であるウルトラマンにさえも効果がある。
- 人体停止装置(仮称)
複数の研究員を一瞬にして停止させた怪光。その後ムラマツキャップ達に使用していないところから見るに、対象となる範囲が限定されているのか。
- 小型エレクトロニクス動力源
研究所の動力室に人知れず運び込まれていたダダ星のものと思われる動力装置。研究所の外部との連絡遮断、所内のドアの開閉システム掌握、後述の通信機の動力源ともなる。
- 転送装置(仮称)
かなりの距離を逃亡した研究所の所員を病院から研究所へと引き戻した。ムラマツキャップに使用していないことから、ダダ個人の能力ではなく何らかの装置によるものと思われる。
- 鑑定マシン(仮称)
人間のIQ、生体反応を別室から調べることができる非接触式の鑑定装置。結果はパンチカードで出力される。
- 通信機(仮称)
ダダ星と思しき場所から地球へ映像と音声のやり取りが可能なほか、ミクロ化機のような物品の転送もできる。劇中で活動しているダダ271号は決定権・裁量権が皆無で、この通信機を介してテレワークに専念する上司からの指示で動いている。
戦闘能力
上述の通り高度なテクノロジーを使いこなし、多様な超能力も行使するのだが生身の戦闘力はとにかく弱い。
ウルトラマンと同じ身長でありながら体重が1/5しかないことも起因するかもしれないが先述の特殊能力を駆使してウルトラマンに挑むも全く歯が立たなかった。
透明化とワープ能力でウルトラマンの背後をとっても攻撃を仕掛ける前に声を出してしまったり、掴みかかってもまるでパワーがないせいであっさり背負い投げされるなりして不意打ちに失敗している。
ウルトラマン相手ならば仕方ない面もあれど、丸腰のムラマツキャップにさえタックルで倒され顔面にサッカーボールキックを叩き込まれていたので、やはり身体能力が根本的に低いのかもしれない。
ミクロ化機を使ってウルトラマンを人間大にまで縮小させても、体の大きさを自由に操ることができるウルトラマンには効果がなく、すぐに元の大きさに復帰されてしまった。
最後は透明化しながら飛行し逃走を図るも2回連続で透視光線で姿を暴かれ、スペシウム光線で葬り去られた。
「駄目だ……ウルトラマンは強い……!」
子供達にはその外見や不気味な声等のホラー作品さながらの演出でみんなのトラウマとも評されるが、そのフルボッコぶりや組織の中で上司からぞんざいな扱いをされつつも必死に成果をあげようとする、前半のホラーテイストとは対照的な人間臭い姿に悲哀が感じられ、ある意味トラウマブレイカーの役割も担っている。
だが、上司も人間標本の採集をひたすら急かしてくるばかりで、ワンオペでてんてこ舞いのダダ271号が助けを求めても全く相手にしないという、ブラック企業の社風を味わった人間にはまた別のトラウマを惹起させるシーンである。
この弱音は汎用性の高さから後世でも度々ネタにされていて客演作品でもこれをオマージュしたセリフが登場している。
『ウルトラマンパワード』に登場したダダ。詳細はリンク先を参照。
大怪獣バトルシリーズ
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY
CV:小林通孝
第9話に登場したレイオニクス。今まで10連勝してきたらしいが、アーマードメフィラスにリアルファイトで敗北し死亡したため、何の怪獣を操っていたのかは不明。
ウルトラマンX
CV:前田高宏(第9話)、南雲大輔(第16話)
第9話「われら星雲!」
ケムール人と同じく人間の言葉は喋らず、「ダダ…」と呟くのみ。
ババルウ星人率いる暗黒星団チームの一員となっており、闇のエージェントたちとラグビー対決を繰り広げる。貧弱だった初代からは想像もつかない展開だが、今回はラグビーの試合中に瞬間移動をしてゴールを決めるなど、意外と活躍していた。
…が、試合後半において反則技を使う暗黒星雲団チームにチームメンバーを傷付けられた風間イサムに吹っ飛ばされる。エックスとの戦闘では案の定手も足も出ずベルメに二回も正面衝突し「しっかりしろ!」と尻を叩かれ邪魔者扱いされたりと、コミカルなシーンも目立っていた…。
試合終了後、自棄を起こして他の仲間達と共に巨大化して暴れるが、最後はゴモラアーマーを装着したエックスの『ゴモラ振動波』を喰らい空の遥か彼方まで吹っ飛ばされ地球から追放されてしまった。
エージェント達の前に姿を見せた時は初代が使っていたミクロ化機を手にしていたが、試合時及び巨大化時には一切使用しなかった。
第16話「激撮!Xio密着24時」
別個体がケムール人やセミ女と共に登場。上のイラストを見ればわかる通り、ミクロ化機にカタカナで「ダダ」(ただし右側だけ反転)と書いてある。
ケムール人とセミ女と共に人間の女性を人間標本に変えていた。その理由は「人類は絶滅するのでその前にせめてかわいい女の子だけでもサンプルを残す」という何とも言い難い理由であった。ケムール人の供述で潜伏先がバレてしまい、ミクロ化機をド派手にぶっ放しながら大暴れしたが、最後はあえなくXioに連行された。
その後の供述では、前述の動機に加えて「確かな情報筋」から得たとされるダークサンダーエナジーについての情報を語り、地球人に警告を与えている。
ちなみに、三面写真を取る際、左右・正面のそれぞれで顔を変えるという地味な嫌がらせを行い、Xio職員から「おい、顔変えんな!」とたしなめられた。
ウルトラマンオーブ
第22話「地図にないカフェ」にて写真のみ登場。
カフェ・ブラックスターの常連だったようで、店内のメッセージボードには「夢を忘れずに♡」というメッセージが書かれていた。
他の宇宙人達と同じく、地球侵略を諦めて他の星に移り住もうとしていたらしいが、偶然にも地球を出発した円盤が、宇宙ゴミに衝突してしまい、マスターに貰った大切なコーヒー豆(マスター曰く「最後の一袋」)も一緒に落としてしまった。
ウルトラマンジード
CV:ダダ820号・外島孝一(第2話) ダダ116号・山本匠馬(第18話)
第2話「怪獣を斬る少女」
ダダ820号が登場。
リトルスターを宿した少女:原エリを狙い、地球人の男性に化けて彼女が避難していた倉庫へと侵入。従来通りの縮小光線銃の他、人間をマヒさせる拳銃を使用する。
まんまと彼女を拉致することに成功するが、駆け付けた鳥羽ライハと朝倉リクの妨害に遭い、エリを奪い返されてしまう。
やむを得ずその場から逃走するが、その先で同じくリトルスターを狙っていた伏井出ケイと遭遇、「(自分の)研究の邪魔は控えてもらおう」と警告されるが、それを無視して攻撃を加えたためケイから反撃され、体を粉々に砕かれて死亡した。なおぼかされているが血や肉片が飛び散るという生々しい死に方をしていた。
因みに、ライハの攻撃を受けて転倒した際のポーズが、『ウルトラマン』に登場した時のとあるシーンのパロディになっているという小ネタがある。
第18話「夢を継ぐ者」
別個体であるダダ116号が登場。レギオノイドの改造機である「レギオノイド ダダ・カスタマイズ」を使用する。
ジードに倒されたベリアルにとって代わって宇宙支配を目論み、その第一歩としてかつて倒された同胞であるダダ820号の復讐の為に伏井出ケイの命を狙った。
ケイを狙う中、ウルトラマンゼロと戦う事になるが、レギオノイドの性能を駆使してゼロビヨンドへとネオフュージョンライズしたゼロと互角以上に奮戦し(この時、「どこのどいつだか知らんが」とゼロのことを知らない発言が飛び出した)、長期戦に持ち込むことでゼロを退ける事に成功。再びケイに狙いを定めるが、皮肉なことにその攻撃によりケイの記憶が蘇り、再起した彼が召喚したザイゴーグに追い詰められ、ザイゴーグの強さに驚愕しながら「まさか、この…この私がやられるとはぁぁぁぁぁ!」と叫びを上げながらレギオノイド諸共爆死した。
最終的にジードとは戦う事なくザイゴーグの前座と言う扱いで終わってしまったダダ116号であったが、ここ数年では同作のダダ820号も含めて登場こそすれどあっけなく倒されてしまうことの多かった同胞とは対照的に、(弱体化してるとはいえ)一量産機の改造であるレギオノイド1体でウルトラマンゼロビヨンドを追い詰めるという大金星を挙げることに成功しており、レギオノイドと合わせて「歴代最強」という評価の声も少なくない。
因みに中の人は過去に仮面ライダーキバの登太牙/仮面ライダーサガなどを演じてたことで有名。
また、演者の山本氏の演技によってダダらしかぬ勇猛果敢な性格のイケボの持ち主となっており、バンダイコレクターズ事業部公式Twitterでも「出来の良いイケボな後輩が頑張ったようだな……。」と初代ダダの「S.H.Figuarts」と共に紹介されている。
まさに「強くてかっこいいダダもいた!」というところであろうか。
第18話監督の伊藤良一は、従来のイメージと変えても良いという許可を得たことから、本話のダダ116号を渋くて格好いいキャラクターとして描写した。伊藤によるプロットでは、伏井出ケイのライバルとしてイケメン宇宙人が登場する予定だったが、ダダを登場させて欲しいという要望を受け変更となった。また、ダダを巨大化させても目新しさがないとの考えから、巨大ロボットに乗るという展開となった。
ここからダダは優れた操縦技術を持つ宇宙人というキャラを得ていく。
ウルトラマンR/B
CV:外島孝一
第17話「みんなが友だち」
R/Bでは初となるルーブクリスタルとは無関係の存在(ただし該当話のルーブクリスタルナビでクリスタルが紹介されている)かつチェレーザや美剣サキを除けば初めて登場した宇宙人。
そして、パワード以降初めてメイン格として登場したダダでもある。
声優は前作のダダ820号と同じ。
こちらの個体はブースカに仕えており、ピグモンを従えていた。どういう訳かウルトラマンそのものに何かしらのトラウマがあるらしい。ブースカの事は大御所様と呼んでいる。
(尚ブースカは1966年11月9日、ダダは1967年1月22日にそれぞれ初登場しており、ダダから見ればブースカは先輩に当たるので大御所様と呼んでも問題ない)
また、顔を変える際は頭がくるりと一回転する。
宇宙人達が地球に集まって行われていた大慰労会の幹事を務めていたが、ピグモンからブースカに慰労会の開催日を一日間違えて伝えていたことを知り、丁度地球で行われていたハロウィンに便乗してパーティーを開き、参加者を集めていた。人間態は一切登場しなかったが、時期が時期だったため、宇宙人としての姿は仮装と勘違いされ続けており、最後の最後まで怖がられることは無かった。
しかしパーティー参加者の湊イサミと湊カツミがウルトラマンであることを知ると、自暴自棄となって巨大化(本人曰く「何かが切れる音がした」)。そのままウルトラマンロッソ、ウルトラマンブルと交戦し最終的にはウルトラマンルーブのルーブボルテックバスターで縮小光線銃を吹っ飛ばされ、暴発した光線を浴び元の大きさに戻ってしまう。
その後、地球を訪れたブースカから「ウルトラマンをパーティーから追い出そうとした」としてブー冠から発射された光線でさらに小さくされてしまい、カプセルの中に閉じ込められ人間標本ならぬ怪人標本となってしまった。
コミカルな言動が目立つが、貧弱だった初代とは異なり、肉弾戦を避け飛び道具をメインにした立ち回りでロッソとブル相手に互角に渡り合うどころか目から発射した怪光線でブルの頭を炎上させ瞬間移動を駆使して翻弄するなど2人を大いに手こずらせた。縮小光線銃に至ってはウルトラマンルーブの光線を受けても破壊されず(威力を調整した可能性もある)はたき落とされただけで済む等頑丈な作りであり、しかも前作と異なり実質生身の状態でこの戦果ということから彼もまた歴代最強のダダ候補と言えるのかもしれない(ただし戦いはカラータイマーが点滅する前に終わっている)。
ピグモンと仲間同士であることからも分かる通り本作のダダは地球侵略はもとより人間と敵対する意思はさらさらなく、結果的に見ればわざわざ追跡してきてしまった兄弟の行為は完全に藪蛇だったと言える。
もっとも彼らがウルトラマンと知って先に仕掛けてきたのはダダの方であり、この地点に強力なバイブス波(ブースカのもの)が近づいていたことを察知していた2人からしたら見過ごすわけには行かない以上当然彼らにも非があるわけではないのだが。
それでも空回りしたとは言え、その健気さとお仕置きオチから彼に同情する視聴者は多い。
第18話「明日なき世界」
別個体と思われるダダが登場。宇宙に向けての番組を届ける放送局「NPTV」のインタビューで湊ウシオの事を「ウルトラの父」であると(顔にモザイクをかけられ「D・Dさん」という仮名で声を低く加工された上で)証言した。
ちなみに、このテレビ局の壁に貼られていた番組名に「家政婦はダダ」というものがあった。
なお、スーツはジードまでのものとは違うものを使用している模様(そばかすや目つきが変わっている)。
第17話脚本の皐月彩は、「ハロウィン回」との依頼を受けた際にウルトラマンと怪獣を戦わせないで欲しいとの要望もあったため、ダダは倒されない展開となった。当初は怪獣墓場が舞台に検討されていたが、戦わせない理由付けが難しいため怪獣慰労会となった。監督の辻本貴則は、ピグモンが喋らない為、ダダを狂言回しに位置づけ賑やかな雰囲気を出すことを意図したと述べている。また皐月は冒頭で視聴者に語りかけるシーンは古畑任三郎のイメージと述べている。
劇場版ウルトラマンタイガニュージェネクライマックス
CV:森川智之
世界の大秘宝展に展示されている秘宝「バラージの青い石」を狙う窃盗団の一員として登場。通常のダダのほかに、ダダそっくりなデザインの仮面と体の模様を模した服を着用した大量の部下を引き連れている。
E.G.I.S.の面々と交戦し、部下を全員倒されるとレギオノイド・ダダカスタマイズを呼び出し、それを操縦してトライスクワッドと戦うも、最後はタイガダイナマイトシュートでレギオノイドごと倒された。
ウルトラ大戦争にて、エンペラ星人の命令でゴドラ星人と共にベリアルアーリースタイルと戦闘していた。通常配信版ではその後は描写されなかったが、ディレクターズカット版ではゴドラ星人と同様にベリアルによって倒されていた。
ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ
CV:村上ヨウ
GRFの科学技術班に所属する“ダーダ”という個体が登場。
同僚のソラに一目惚れしてしまい、そのことをリブットに相談する。その後、めでたく2人きりでデートに出かけることになったのだが…。
…実は、ソラに惚れているというのは方便で、本当の目的は彼女の優秀な頭脳と技術力を手に入れることだった。つまり、ギャラクシーレスキューフォースに入隊したのも、組織の理念に共感したからではなく、自分の野望を叶えるための手段に過ぎなかったということになる。
デートと称して彼女を連れ出し、2人きりになったところを見計らって彼女を自身の妖術で洗脳し、怪獣たちに無限のパワーを注入する装置を開発させ、それを用いて近隣の惑星で怪獣騒ぎを引き起こした。
駆けつけてきた、リブット、ポッコラ、ババルウ星人(RB)を前に遂に本性を現し、自身の計画を告げると、配下の怪獣たちにリブット達を足止めさせてソラを連れ去ってしまった(さらに、援軍が来ないようソラにハッキングさせて基地の出入り口を緊急ロックさせるという抜け目のなさも見せている)。
追いついてきたリブットと対峙し、疲労していた彼を追い詰めるが、必死の呼びかけに正気を取り戻したソラが回復エネルギーをリブットに注入した事で形勢が逆転。慌てて怪獣達を呼び出すが、イザナ女王ら駆け付けた他のメンバー達全員による光線技を一斉に食らわされる羽目になり、「あ~れ~」と間抜けな断末魔の声を上げながら敗北した。
ちなみにスーツは大分劣化しているのか、首から下がかなり色褪せている。
尚、本エピソードの配信日はダダが初登場したエピソード『人間標本5・6』の放送から丁度55年目を迎えた記念すべき日であり、ダーダがラスボスを担ったのは、そのお祝いを兼ねているものと思われる。
ウルトラゾーン
ドラマパート「ホシの招待状」に登場。パワード版のように三体で登場し、番号不明のAと凶暴な性格の921号と呼ばれるB、臆病者な922号と呼ばれるCがいる。
地球人の攻撃性が将来ダダ星の脅威になる可能性があるとして、地球人の素性を調査し「人間標本」として回収する為にやってきた。全員が星野美弥子という女性に変身して私立探偵の宇佐美が暮らしているアパートの隣の部屋に潜伏していた。
標本採集担当のAは地球人の野蛮さに絶望しているが、その一方で心の清い人間達がいるとして地球への攻撃を反対しており、自分達が地球を離れることを望み、なおかつ正しい人間だけを標本化して採集していたが、これが切っ掛けで「書置きを残しての失踪事件」として警察が捜査を開始してしまい、宇佐美も調査に乗り出してしまう。
しかし母星との交信がテレビの電波障害を発生させていたことで隠れ家を特定されてしまい、正体がばれてしまったが、証拠隠滅のためにBが巨大化。止める為にAも巨大化し、戦闘に突入。激闘の末、Cが縮小光線銃でBを小さくし、Aが二人とも回収。標本にされていた宇佐美の助手の小早川を返すと、地球人の是非を問うために回収した6人の人間標本と共にダダ星に帰った。
ミニコーナー「怪獣漫才」ではウインダムとともに漫才コンビ「おかっぱシルバー」を組んでいる。
相方のウインダムを引きこもりだの散々にディスっていたが、逆に三面相を「八方美人」で心にもない笑顔を振りまく嘘つきだと皮肉られる。愛想の良い態度に改めるようウインダムに対して駄々をこね始めるが、突っ込まれて漫才は終了する。
ミニコーナー『怪獣English』でも登場。原作でウルトラマンに敗れたダダ271号本人であり、スペシウム光線で頭を焼かれたことがトラウマになっており、ウルトラマンを嫌っている。
さわやかマナー
第2話でダダの模様があしらわれたスーツに身を包むサラリーマンとして登場。どうやら遅刻寸前だったらしく透明化能力で改札をすり抜けて(通称ダダ乗り(タダ乗り))電車に駆け込み乗車しようとするが、電車のドアに挟まれて悶絶。ウルトラマンにお説教を食らっていた。
ドアに阻まれるシーンや会社員じみた縦割りの階級制度の役まわりは見事な原作再現との呼び声も高い。
尚、改札をすり抜けた事に関してはナレーターも突っ込んでいない。そこはツッコメよ。
ウルトラマンキッズ母をたずねて3000万光年
第23話 「ダダっ子三兄弟」に
ダダピー(CV:中友子)、ダダプー(CV:上村典子)、ダダポー(CV:萩森侚子)の三兄弟が登場。
マー達に対して様々な悪戯(シャボン玉で脅かす、毬栗を落とす、草地にカモフラージュした風船のような悪戯道具に乗せたまま飛ばす)で出迎える。とある出来事がきっかけで仲違いをし、喧嘩ばかりしていたが、マー達の計らいで仲直りした。
ウルトラマンカンパニー
ダダコとして登場
ダダダ モンスターパーティ
2008年にYouTubeのウルトラチャンネルで配信されたフラッシュ動画アニメ『ダダダ モンスターパーティ』に登場。イタズラ好きなキャラで、ミクラスとギャンゴと3匹によるショートコメディ。
スタッフ
構成・絵コンテ - アミノテツロ
効果 - 金光大輔
アドバイザー - 川上隆史
制作 - 井口基水、坂田麗佳、鈴木理香子
プロデューサー - 中山浩太郎、小西利典、米村宏
キャラクターデザイン・フラッシュアニメーション - 黒岩和幸
製作・著作 - 円谷プロダクション
かいじゅうステップワンダバダ
ダダをモチーフにしたダダちゃんが登場。演じた真堂圭女史は後に『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』にてイザナ女王の声を担当する。
ウルトラマンvsかいじゅうぐんだん!!(PICO)
4ページ目のサブゲーム・パズルゲームの絵柄として登場。ぺスター、ヒドラ、ケムラー、ジャミラ、ダダ、ウー、シーボーズ、ジェロニモンの全8種類。
5ページ目の怪獣対決も登場。しかし、鳴き声は「ギャー!!」になっている。
「こうせん」という技名はミクロ化銃の事らしい。
攻撃するときに顔が変わっているのが見られる。キック攻撃ではCになって、ミクロ化銃で撃つときはBになっている。
大怪獣ラッシュ
大怪獣ラッシュの世界においてはダダの母星は厳格な階級社会となっており、下層の住民は上司から命令されれば命を賭して何十倍もデカい怪獣に挑まねばならないという、原作以上にブラックな社会を築いていた。またカネゴンによると他惑星との付き合いも悪く自分の身体を改造することを厭わない不気味な連中との事。階級は指揮官タイプのA(エリートナンバーズ)、砲兵・狙撃手タイプのB(ブレイカーナンバーズ)、突撃兵タイプのC(コマンドナンバーズ)に分かれている。大概はBタイプの個体に所属するらしいが、犯罪者や問題児はCに送られるとのこと。Cは一定期間リミッターを解除し、「マッスル・オン」と呼ばれるマッチョな姿になって怪獣に立ち向かう。
大怪獣バトルウルトラコロシアム
「アイ・シャル・リターン・ダダァー!」が口癖のバトルナイザーを狙っている宇宙人の1人。
EX怪獣シリーズを使役する強豪………と見せかけて使役する怪獣だけは強いが本人は物凄く弱いという典型的な虎の威を借りる狐状態の人物。
シリアスなストーリー展開をぶち壊してくれるギャグ要因にして主人公とは3回にも渡って(しかもその度に顔も3回変えている)戦いを繰り広げる、ある意味、ウットオしいくも愛おしいオッチャン(?)。
言葉の最後に「…ダダ」と付ける口癖があり、大変落ち着きがないハイテンションな性格の持ち主。
最終的には地球にまで押しかけ戦いを挑み、敗北‼
主人公を最強のレイオニクスと認め、自分が育てた最強の怪獣、ゴモラを託して気絶した…いや、主人公、既にゴモラを養ってるんですけど…。
一応、フォローしておくとこのゴモラとEXゴモラは主人公が養ってる物とは違ってLv.3の技が違う点で差別化されている。
ウルトラマンFightingEvolution2
ウルトラモード「大地球侵略作戦」に登場。地球侵略作戦に参加し、十字架に磔にされたタロウを助けにやってきたウルトラマンを迎撃する。勝利条件は日没までに勝利してタロウを助け出す事。
やっぱりは強く、ウルトラマンに敗れてしまうが、セブンやジャックを纏めて誘き出す事には成功し、ヤプールは彼らを異次元空間に封じ込め、侵略計画は着々と進行していく…。
この作品からダダはミクロ化機を金属バットのように振り回すようになった他、相手に抱きついてキスをするという悍ましい攻撃手段が追加されるようになった。
ウルトラマンFightingEvolution3
PS2の格闘ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 3』では、隠しシナリオとしてダダが主役のシナリオ「怪獣標本」がある。なお怪獣側でシナリオモードがあるのはなんとダダのみという謎の優遇を受けている。
内容は、ウルトラマンをやっつけるためにダダが地球各地を回り、強力な怪獣をミクロ化光線で捕まえてウルトラマンと闘わせるというもの。
怪獣を4体集めて順番に戦わせ、最後はダダが直接ウルトラマンと闘うのだが、このシナリオのウルトラマンはゼットンや暴君怪獣タイラントとタイマンで戦って勝てるというデタラメな強さであり、こんな奴と闘わされるダダもやはり気の毒である。しかしダダの縮小光線もめちゃくちゃ強力で、命中さえすればゼットンだろうがタイラントだろうが1発で捕獲できる。すなわち、このシナリオに限り、ウルトラマン>>>ダダ>>>他の怪獣といった状態になっており、ダダがゼットンをあっという間に捕獲し、ウルトラマンにけしかけたらウルトラマンがゼットンを瞬殺するといった訳のわからない事態が普通に発生する。このシナリオではいきなり「しかし、ウルトラマンは強い!まともに戦っても勝ち目はないだろう」と上司に告げられて涙するような描写もあり、なかなか可愛いダダが拝める。援軍攻撃を使うとダダ上司が援護射撃してくれる。
余談だがこのミッションのクリア時のランク判定基準は他ミッション同様クリア時の体力+タイム+隠し要素二つ、その二つとは「ダダが戦闘時に顔チェンジを行う」「レア超獣を捕縛」。ちなみに怪獣を1匹も捕獲せずにダダだけで戦い、みごと勝利すると「孤高の戦士ダダ271号」という称号とともにSランクがもらえる。前述のようにウルトラマンはすさまじく強いのだが、肝心のCPUがあまり賢くないので実は簡単にハメれたりする。
戦闘時にはなんと光線銃で殴りつけてくる。また、上記の通り戦闘中に顔を変えてステータスを変化させるテクニカルキャラ。
必殺技の縮小光線は威力は控えめだが決まると対戦相手が一定時間小さくなってしまい、その間は踏み付けや押しつぶしで追い討ち可能。
ザ・グレイトバトルⅤ
このゲームにおいては敵のボスキャラとなっている。惑星ガルシアを力で支配している。彼の部下にはなんとデビルガンダムや十面鬼ゴルゴスがいると言うとんでもない事になっている。
怪獣バスターズ/怪獣バスターズパワード
ゲームを進行させると研究員として参戦。無印とパワードで登場の経緯が異なる。
無印ではブースカ・ガッツ星人・アヤノが参加しているとイベントが発生し、惑星コンルで独り佇んでいるダダに話しかけると(ミッション『ダダを見つけ出せ』)加入。
POWEREDではソリチュラのデータポイントと、惑星レラトーニの夜間ミッションが行えるようになっていることが条件で、惑星ピリカでソリチュラを倒すと(ミッション『ジャングルの深緑』)加入。
怪獣の生態研究に関してはかなりの有名人であり、研究員としての専門分野は『生物』。
AタイプとCタイプの中間のような顔つきをしており、加入当初はターミナル2Fで、サロン解放後はボックス席でくつろいでいる。
また珍しいマスクには強い興味を示し、『特定の頭部防具を装備した状態で話しかける』ことを3度繰り返すと、アクセサリー『れいどのもんよう』をもらえる。
『星人科学ぶき研究②』にダダを参加させると『ダダのミクロ化器』が開発できる。ミクロ化の効果はさすがに再現されていないが、運動能力を低下させる追加効果がある。
またPOWERED限定ミッション『スナイパーへの道』において、無印にも登場したミニ恐竜戦車がダダの研究で生まれた存在であることが判明。これをクリアするとMA『EXバスター』をもらえる。
巨影都市
「Stage11 気がつけばすぐそばに影」に登場
原作と同じく宇宙線研究所で所員を襲っている。近年のゲームではコミカルな動きが多かったが、本作では一切遊びは無く、登場後は突然廊下に居たり、走って逃げてもテレポートで襲い掛かってくるので、子どもの頃のトラウマが蘇るくらい怖い。ミクロ化銃は緊急回避で防げるがHPが減る。原作での活躍を考えれば、一般人でも素手で何とか出来そうな気もするが、本作ではひたすら逃げるしか無いので余計に怖い。なお原作同様にタックルを食らわせると転倒したり、貯蔵室には入ってこれないというニヤリとする演出もある。
ちなみに、巨影都市に出てくる怪獣などは「影」なる存在が生み出した複製なのだが、一部は色々行動原理が噛み合わなかったり事件以前から存在していたらしかったりするため本物ではと言われている。ダダもその一角で、影のターゲットが玄関で一人待機していたのに一向にそちらに向かおうともしない。
ロストヒーローズ
1から登場。ショッカーのアジトを模したアジト・キューブからの出現となる。攻撃はそこそこ強いが問題はこいつらが集団で現れて超能力で各種の状態異常を操ってきたりする点であり、パーティが十分に育ってないとボコられて死ぬ。逆を言えばある程度育ったメンバーならばあっさり落とす事のできる相手だという事である。
原典ではムラマツに負けるほど弱かったのに、その関係者2名を倒せるほど厄介な相手だとは誰が想像しただろうか。
タイプごとに個別グラが用意されている。
楳図かずお版
楳図かずおが週刊少年マガジンに掲載していた漫画版では、メフィラス星人の部下としてバルタン星人、ザラブ星人、ケムール人と共に東京を破壊し尽くす。ウルトラマンを4対1で苦しめるが、最後はローリング・スペシウム光線を浴びて4人まとめて爆発四散した。
ダダがメフィラス配下であるという設定は没プロットの流用であり、後に『ウルトラマン超闘士激伝』でもメフィラス四天王としてこの4体が揃い踏みしている。
ウルトラマン超闘士激伝
メフィラス大魔王配下の鋼魔四天王の一角として登場。両手に鉤爪を付けている。
火力のバルタン、防御力のケムール、テクニックのザラブに対しスピードは四天王最速を誇り、1時間で惑星一つを滅亡させた程の実力者。本人は四天王最強を名乗っている。ややキザな性格。
圧倒的なスピードでウルトラ戦士を苦しめたが、闘士ウルトラマンに叩きのめされてしまった。
ウルトラマンSTORY0
星間連合の幹部ザラブ星人配下の兵隊としてチブル星人共々大量に登場。超巨大宇宙戦艦アイアンロックスのゴルド砲で反乱者の出た惑星ギガントを宇宙から消し去ろうとするがウルトラマンエースに阻まれ、エースバリアとウルトラマンタロウのウルトラダイナマイトの合体技でアイアンロックスごと全員纏めて蒸発した。
ULTRAMAN
ダダ自身は登場しないが、ダダをモデルとしたスクルーダ星人・アダドというキャラクターが登場する。
新宿ダダ
ほりのぶゆきによるショートギャグ。夜の新宿の街に現れる怪人・新宿ダダは身体と頭髪(?)は三面怪人ダダ、三種類の顔は人間のそれであり、顔が変わると性格・振る舞いが大きく変わるという特徴がある(物憂げな女性の新宿ダダA、ひょうきんキャラの新宿ダダB、冷酷無比な殺戮者の新宿ダダC)。
そもそも『新宿ダダ』とは1976年に発表された歌のタイトルであり、三面怪人ダダとは全く無関係なのだが、作中でそのことは全く説明されない。
酩酊!怪獣酒場
怪獣酒場の店員としてレギュラー出演。
ウルトラ怪獣の事情に疎い新入りのうるまに解説やツッコミを行う良き先輩である。
ちなみに口は人間のように自由に開閉可能な為、原作以上に豊かな感情表現を楽しめる事請け合いである。
地球の事象にも詳しく、ギリシャ神話のイカロスの逸話についても知っている様子。
ミクロ化器で客を小さくしたり、人の態度を小さくして謙虚に変えてしまうチートアイテムであり、大学生のノミサーから人気を集めている。
ちなみに趣味は原作を反映して人間の縮小化標本を集める事である。
ウルトラ忍法帖
ウルトラFBI捜査官のパワードが追っていた怪獣マフィアとして登場。原典と同様にあまり格闘は強くない。劇中では朧党と結託して、井戸にダダが用意したバカ薬(一滴舐めただけでとんでもないバカになってしまう毒薬)を朧党に流させてウル忍を含む鶴亀の国の住民全員をバカに変えてしまった(マン、タロウ、将軍を除く。『ウル忍』の登場人物は基本的にバカしかいないが、それに輪を掛けたバカになった)。見返りとして朧党から三千万円の大金を受け取ろうとしたが、国際電話が上手く通じなかったせいで(元々金を払う気が無かった可能性もあるが)用意されていたのは亀三千匹だった。それでめひらすと揉めていた所に乱入したパワードのタックルとパンチ(効果音が英語)とマンの攻撃(こっちの音は日本語)、梅干し10連発と納豆ご飯(外国出身のダダには十分効いた)、スペシウム光線でダメージを受けて最期はパワードのメガスペシウム光線で消し飛ばされた(めひらすは逃げる所をパワードに殴り飛ばされて降参した)。なおバカ薬には解毒剤があるが、パワードは自分の分以外飛行機に忘れてしまった。次回でセブンは自分がバカに変えられたことをかなり嘆いていた。
後に両足がタロウが作った合体忍獣のパーツとして登場した。
ウルトラマンフェスティバル2001
コスモスペースの地球を侵略しようと複数体が地球に襲来する。ワームホールを使って怪獣を呼び寄せたり、パラレルワールドの移動など時代を先取りしていた技術力を発揮している。
大人しく手を引けば命までは取らないと初代ウルトラマンに慈悲を与えられたのにもかかわらず、カオスヘッダーを利用しようと目論むが、実体化したカオスゴルメデによって全滅した。出現したカオスゴルメデはコロナモードのブレージングウェーブで倒された。
ウルトラマンフェスティバル2005
第1部「刻を継ぐ勇者〜ウルトラマンマックス登場〜」に子供のダダが登場。
UDFサンシャイン研究所で生まれ育った「地球生まれのダダ」。人間への敵意はないが、ウルトラマンアンドロイドの試運転では必要以上に打撃を浴びせるなど乱暴な所があり、育ての親の松永博士にとっては悩みの種であった。
それを知ったダダは悲しみに打ちひしがれ、スケッチブックに描かれた怪獣(テレスドン、ラゴラス、エレキング)を実体化させてしまう。その能力に目を付けたバルタン星人につけ込まれてジェロニモンの実体化や大量のバルタン星人の複製までさせられる。その結果、自分を守ってアンドロイドが大破。
博士に生まれて初めて叱られ、自分のやった事にけじめを付ける為、「自分たちを助けてくれるヒーローの絵」を描く事を決意。そこに現れたのはアンドロイドではなく、本物のウルトラ戦士たちであった。ウルトラ戦士たちによってバルタン星人軍団は倒され、彼の勇気に応えたゾフィーが持って来た命を与えられてウルトラマンアンドロイドも復活した。
ウルトラマンフェスティバル2006
第1部で登場。ギギと組んで宇宙の帝王ジュダの完全復活を目指す。
最期はウルトラマンメビウスのライトニングカウンターゼロで倒されるが、彼の収集したデータはのちにメビウス打倒に大いに役立つ事となった。
ウルトラマンフェスティバル2019
ソウタ少年の持つソフビ人形がウルトラマントレギアの手により意思を持った姿。
片腕が欠損しており、ソウタの父親によって応急処置されている為に激しい衝撃を受けると外れてしまう。
ソウタに捨てられてしまったと誤解した心の闇を付け込まれ、片腕がスペースビーストのような状態に変形してしまう。誤解が解けると元のソフビ人形に戻った。
- 「身体能力は個人差あり」
- 「機械操作や動物の飼い慣らしなどが得意」
- 「優れた技術を持っている」
という事から分かる通り
「地球人に非常に近い特徴を持った異星人」である(271号と上司のやり取りはガヴァドン回のイデ隊員とムラマツキャップのやり取りに近い)。
初代の登場エピソードも今となってみると
「地球人と殆ど特徴が変わらない宇宙人を叩きのめすウルトラマン」から
「外見だけで他人を判断して良いのか?」と言う教訓なのかもしれない。
- うつ伏せから身体をひねるように起こしたような個性的ポーズ(上記画像参照)のスチル写真も象徴的要素として有名。本編中では図ってか図らずか、地面に叩きつけられ激痛にもがきながら起き上がろうと身を捩るシーンで近いポーズを取っていた。
- ダダの声を演じた鈴木泰明氏は、ダダに襲われる宇宙線研究所所員も演じている。
- 初代、パワード版共にウルトラマンが出現してから巨大化したお約束破りが見られる。
- 2000年代からコミカルなキャラクターとしても描かれることが多くなり、特にゲーム作品では踊るような奇妙な挙動や足をせわしなく動かして地団駄を踏むなど、ますます往年のトラウマが薄れていく要因になっている。なお、ミクロ化機はゲーム作品だとなぜか打撃武器として扱われる傾向にある。
エピソード
頭の黒い部分が両者の髪型に似ていると言われている事から。
なお某バラエティ番組で金八先生のパロディ企画から武田鉄矢に似ているというだけでオファーがきたが、当時円谷プロにはダダの着ぐるみがなかった為、わざわざそれのために3体も(3つの顔それぞれ)新規に着ぐるみを用意してもらった。
余談だが成田亨氏によるデザイン画では元々黒い髪の毛のような部分は観音開きになり、そこから残り2つの顔が現れるデザインとなっていたが、当時の造形技術とスケジュール不足のために変更となった。なお、福岡県の不思議博物館館長でもある彫刻家角孝政氏によってデザイン画どおりに変形する着ぐるみが作られている。
モデルは国宝にも指定されている阿修羅像である。
顔自体のデザインはアフリカの仮面・プリミティブアート、体の模様は錯視を利用したオプ・アートがモチーフである。
某缶コーヒーのCMに宇宙人ジョーンズのお友達として出演したこともある。
2022年に公開されたサントリー天然水との公式コラボ企画のWEB動画では駄々をこねている。身体を張ったシュールなギャグにネットニュースでも話題となった。この動画では江口拓也が声を当てている。(ちなみに、江口氏は以前『ウルトラマンギンガS』でチブル星人エクセラー役、アニメ『ULTRAMAN』では諸星弾役を務めており、円谷プロとは縁のある方である。)そのため、同時期にアニメ『SPY×FAMILY』が放送されていることも相まってか、「ロイド・フォージャーがダダに変えられてしまって、駄々をこねてるようにしか見えない」という反応が散見されている。
ダダは女性なの?
ダダは男性が演じる事が多い一方で女性扱いされる事も少なくはない。
1990年代の円谷プロの企業CMではある時はレースクイーンとして、またある時はウルトラマンのパートナーとして一緒にダンスしたり、またある時はクリスマスでウルトラマンと待ち合わせしたりとかなりヒロインしていた。
劇場用アニメ「ウルトラマンカンパニー」では機械いじりの好きな社員としてダダコが登場したり、ウルトラマンFE2のCMではヒップやキッスで攻撃するシーンを女性声優が吹き替えたり(※全部ゲーム中で使う攻撃である)上述のように公式で女体化もされた。
ただし、ドラマ性のある映像作品で初めて女性のダダが登場したのはウルトラゾーンが最初で最後である。
ただし、ダダBは思いっきり髭面のオヤジだが。
クウォータ星人ダゴネール…初代のダダと似たような行為を行っていた宇宙人。ただし、ダダは上司からの命令(研究目的?)なのに対し、ダゴネールの方は自分の趣味で集めているのが違う所。
レイビーク星人…こちらも初代のダダと似たような行為を行っていた宇宙人。ただし目的は人類を奴隷にする事。
クール星人…こちらも標本として地球人を集めていた。
ダークルギエル…Xのダダと似たような目的で地球人を管理しようとしていた。
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